■レモンで止血作用・・・・・・ | 素敵アロマでナチュラル美人に ~アロマトレーナー&セラピストの実践アロマ&ハーブライフ~

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名古屋市天白区でアロマ教室を開校中。(ナードアロマテラピー協会認定校・日本アロマ環境協会認定校です)毎日の教室やショップの様子、子育て、オーガニック料理のレシピ,メディカルアロマ 名古屋,アロマスクール 名古屋,アロマトリートメントサロン,
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今日のナードインストラクターコースでのひとこま。

春受験に向けて着々と進んでいるMさんのレッスン、
解剖生理、細胞、血液、免疫でのレッスンでのひとこま。

Mさんはここのところ、レモンの精油に対して悶々としていたよう。




なぜかというと、レッスンや、ナードアロマテラピー協会発行の
精油辞典では、レモンの精油というと、血液の流れよくしてくれる、
毛細血管の流れをよくしてくれる、そんな作用があります。

そして止血(鼻血やちょとした出血など)作用に優れているのは
ロックローズやゼラニウムエジプト

でもブログ記事等で、レモンにも止血作用があると書かれているのを見て、
なぜだろう?と疑問に思ったそうです。

確かに、止血と、血流をよくする、相反することです。


そしてレッスンの合間にちょっと調べてみたところ・・・
ありましたありました。

レモンの精油に「壊血病抑制作用」と書いてある本が。


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壊血病というのは、その昔大航海時代に流行った病気で
ビタミンCの欠乏によって、身体の器官に出血性の障害が起こるというもの。
これをレモンの精油によって抑制するということは理解できますね。

でもゼラニウムやロックローズの止血作用とは、
ビタミンCの欠乏によるものではないわけで、やはりレモンに止血作用と
いうのは疑問が残るというのがMさんとの結論でした。

さらに帰宅後調べてみると、確かにレモンの止血作用はあるらしいですが
経験的に、レモンの精油を使うと血が止まったという記事にはたくさん当たりましたが、
どの成分が・・・というところにまでは行き当たりませんでした。

ただ、栄養成分の働きから考えていくと
レモンにはビタミンP(つまりフラボノイド化合物)があり、
これが不足すると、出血しやすくなる、
またレモンそのものにある収斂作用(タンパク質を凝固して炎症を取り、
被膜を作って保護する)、が血を止めるということがわかりました。

まあ確かに、ラヴィンツァラに誘眠作用というのが
ありますが、実際どの成分が作用しているのかわかっていないわけで、
それと似たような、感じなのでしょうか?

イランイランの精油も鎮静と強壮と両方を併せ持つわけで、
二律背反の作用を持つ精油ということかな・・・

ごめんなさい~ささやき記事のようになってしまいましたが
レモンの精油の探求はもうちょっと続けてみます。