みなさま、こんにちは!
週明け、やっとエンジンがかかってきたおーがにっくふぁんです。
金・土とナードアロマテラピーの山梨研修所へ、農場実習の旅に行き、
土曜日の深夜に名古屋に戻りました。
その間にもコメントをくださったみなさま、ありがとうございました♪
コメントのお返事が遅くなって本当にごめんなさい。
途中ブログから更新でお伝えできなかった分、今日から数回に分けてナードの農場研修の
レポをしたいと思います。
そうそう、農場研修の前には、参加者のアロマ仲間のみなさん、そして恩師であるM先生との
濃厚な、アロマ時間、温泉での熱い語らいもあって、
本当に充実した濃い2日間でした。
何からお伝えしたものか、迷ってしまいますが、今日はまず、ナード山梨研究所の様子を。
まず土曜日は、全くの快晴!もし雨が降ると、農場での実習がなくなり、
蒸留体験だけになってしまうので、私たちほんとうにラッキーでした!
こちらがナードジャパンの本部、精油の蒸留、成分の分析、実験用の植物の育苗、
膨大な植物のデータのとりまとめ、会報誌の編集などが行われています。
甲府の中心からちょっと離れたところにあります。
研究所を囲むようにして、様々な芳香植物が栽培されています。
色んな植物の香りがほわーんとしてきて、いるだけで、気持が落ち着いてきます。
こちらはタイムマストキナとタイムブルガリス。
同じタイムでも、マストキナのほうが香りがとってもマイルドだけど、
痰を切って咳を鎮めるのはブルガリスのほうが上。みてくれもかなり違いますね。
美肌を作る化粧水として有名ですが、花は大輪でとっても迫力がありますね。
私も大好きです。ブラックマロウ。
ラベンダーも一緒くたではなく、ラベンダーストエカス、ラベンダースーパー、ラベンダーアングと
ちゃんと分けて栽培され、成分の違いがあるように、その姿形もずいぶん違います。
日本では珍しい、ティーツリーの種。これが地面に落ちて、ティーツリーと成長していくそうです。
そして、ナードが推奨しているプラナロム精油の日本国内での成分分析、
輸入をしている健草医学舎の保延社長。
日々、植物の生育、分析、そして草取り!?にも熱い情熱を燃やす、すばらしい方。
(でも、ほんとに気さくでジョークの面白いユーモアたっぷりの方です)
無農薬、アロマテラピーでの精油の品質の重要性など、貴重なお話しをたくさん
していただきました。ありがとうございました♪
そして、参加者は車で20分ほど移動。
さらに空気がきれいで、車もほとんど入ってこない、谷間の第二農場に移動しました。
ちょうどダマスクローズの刈り取りを体験。
みんなで蒸留のためのローズを二人で100個ほど黙々と摘み取りました。
とにかく広い!
そろそろローズも終わりごろ・・・?
うねうねの間に立って摘んでいると、ローズの香りでいっぱいです。
この谷あいは、最初は、水も電気も全くない場所から、大学生のアルバイトを雇っての開墾作業、
完全無農薬にこだわっての栽培なので、虫との戦い、
そして、ハーブウォーターなどを蒸留した植物のカスを発酵させた肥料しか
使っていません。
と一言で言ってしまうのは簡単だけど、地道な作業、常に天候との戦いがあって、
私たちが、安心して精油を使っていられるのだということがわかりました。
実験農場には、様々な芳香植物が育てられているわけですが、
「この研修農場の意味は基準・物差し作りなのだ」というさきの健草の
保延社長のお話しがとても印象的でした。
「一言でティーツリーと言っても、こちらが納得のいく、成分を持っているティツリーを
手に入れるためには、蒸留温度・蒸留時期・蒸留気圧など様々なベストな条件があるわけで、
それをここで、何年もかけて、試行錯誤をしながらさぐっているのです。
海外の精油メーカーに発注する際にも、
その植物にとって、ベストの条件を満たしているものでなければ、
この成分はきちんと確保できない。
その条件を提案して安全なほんとうのティーツリーを得るための、
物差し作りを私たちはしているのです。」
確かに。安全で、快適で役に立つアロマテラピーは
やっぱり品質の確かなものでなければ、良い結果を産むこともありません。
ラベンダーと言っても、形だけのラベンダーで、基準を満たしたラベンダーでなければ
その効果も期待できないもの。
こういう、農場のみなさんの尽力があってこそ、私たちがアロマテラピーを
楽しむことができているのですね。まさに頭が下がる思いがしました
つぎは、収穫したローズの蒸留の様子をお届けしたいと思います。