人生相談できるレベルでないと、住宅相談は無理だと思う。 | オーガニックスタジオ新潟社長の奮闘記 │ おーがにっくな家ブログ

オーガニックスタジオ新潟社長の奮闘記 │ おーがにっくな家ブログ

「オーガニックスタジオ新潟」社長のブログ。かっこいいエコハウスを提供するために日夜奮闘中。役立つ「家づくりの知識」は、オーガニックスタジオ新潟のHPにて更新。このブログでは個人的な関心ごとと「工務店経営」についてがテーマ

よく「住宅相談」という言葉に出くわすが、
住宅相談とはどんなことが話されているのだろうか。?

まずユーザーが一番気になっているのは、お金の事でしょう。
自分たちの希望の住環境を手に入れるには、どれぐらいの予算が必要で、
月々の返済がどれぐらいになるか?
土地を同時に手に入れようとするならば、その費用が加わって、計画も変わってくる。

住宅に関しては、自分たちの希望してるイメージを実現するには、どれぐらいの大きさでどういった点に注意すれば良いのか。

ざっくりと平均的な住宅相談では、そんな話で終わるのだろう。
気軽に足を運べる「住宅相談カウンター」だとこうしたレベルで終わるのではないのでしょうか?


ハウスメーカーだと、相談時間の4倍くらい、自社の強みや特徴などの説明と売り込みで、3時間くらい帰してくれないということも、よくある光景です。

近頃、私もお客様向けに住宅相談するケースが増えてきました。

しかし、こういったありきたりの住宅相談では、解決できないような分野まで踏み込んでお話しせざるをえないことが、世の中には多いことが痛感させられます。

もう、住宅相談というよりも、「人生相談」といったほうがいいんじゃないのか?
というDEEPなやりとりです。

まず重要なのは、家族の将来像です。
旦那さんの仕事は、これからもその調子で行くのか?
転勤や独立など発生してこないのか?

共働きの当たり前化で、奥様の働き方も極めて重要な要素になっている。
いつ子供を産んで、その後どのような勤務体系になるのか?
つまり2人がどのように稼いでいくのか?
将来的な、教育資金も含めてのマネーライフプランの概要を理解することが極めて重要です。

ある方には、本当に旦那様はいい性格の方なんですが、
年収が全く私らで家を建てるどころでなく低かった。

奥様は、熱烈にオガスタの家に住みたい! 

私もそれなり人を見る目があるもんで、旦那さんに
「転職しなさい!」 でないと 住宅ムリです!と
はっきり言って差し上げました。

時にはずばり 言って差し上げる。
今では そのご夫婦はオガスタのオーナーさんで
そう言ってくれて、人生が好転して 喜んでくださってます。

その次に、家族の人間関係をどのようにするかも大きなテーマになります。
主人の実家、妻の実家、それぞれとの往来の頻度は必要なのか?

もちろん2世帯同居となれば、親子の人間関係が家づくりに1番の問題になってくる。
距離感をどう取るのか? 親が高齢であれば亡くなった後どうなるか?
贈与資金と相続の対策にも話が及ぶこともしばしばです。
他の兄弟姉妹との関係など、税理士と相談するような分野の相談にアドバイスもします。

そうなると、弁護士なのか、税理士なのか?
おせっかいの親戚のおじさんなのか、
もはや住宅相談とは 次元の異なるDEEPなお話しになってくる。

このような人生相談に近いようなプロセスを経て、
ようやく必要な住環境が浮き上がってくる。

住宅なんて、結果なんですよ。

一般的に子育て世代に人気な住宅営業マンは、
30代の若い同世代が喜ばれます。
話も合うしセンスも合う。 


一見良いように思いますが、私みたいな50代の、相続も経験し、
マネーリテラシーも含めてある経験豊富な人間でないと、
特に厄介な住宅計画になってくると手に負えないのではないかなとは思いました。 
いかがなもんでしょうか。