手塚漫画には神が宿っている | オーガニックスタジオ新潟社長の奮闘記 │ おーがにっくな家ブログ

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「オーガニックスタジオ新潟」社長のブログ。かっこいいエコハウスを提供するために日夜奮闘中。役立つ「家づくりの知識」は、オーガニックスタジオ新潟のHPにて更新。このブログでは個人的な関心ごとと「工務店経営」についてがテーマ


皆様はAmazon Prime会員になってらっしゃいますか
Prime Videoは無料で見れて、さらに配達料も無料になる恐ろしいほど大盤振る舞いのサービスです。

さらにそこからアンリミテッド会員の存在をご存知でしょうか?
読書好きな人ならばたまらない。本の読み放題サービスです。

雑誌はほぼ全部無料で読める、サブスクです。
時々アマゾンのAIがあなたがこんな本好きでしょ?と、お誘いしてくるものを読んでみる。

その中で手塚治虫の漫画がすごくてはまってしまいました。
手塚治虫と言うと鉄腕アトム少年漫画のイメージですが、青年向けの漫画も多く書いていた。
大人も唸らせるカテゴリーの中で、日本の漫画史上最高傑作と言われているのが「火の鳥」ですね。中学生の頃、読もうと思ってトライしたけど、難解で途中で諦めたように思いますが、大人になった今だと理解もできて感動するのだろうが、お楽しみは後にとってあります。

 



日本の世界に誇る文化は何だと言われれば、漫画アニメが頂点だと決まっている。
この世界で「漫画の神様」と称されている手塚作品が面白くないわけがなかった。


ともかくアンリミテッド会員で無料で読めるタイトルでほぼすべて読んでみました。
その中で特に面白かった2作をご紹介したい。

 

 



どついたれ」がめちゃくちゃ面白かった。

「昭和二十年、長かった戦争がついに終結した。戦後の混乱の中、たくましく、かつ、したたかに生きる若者達!! 焦土と化した大阪で、一旗揚げようと、哲はふんばるが…。手塚治虫が自身の青春をだぶらせた長編漫画」
戦中戦後のリアルな実態を知る人間じゃなければ描けない空気感。細かな描写。
大阪の西成の貧民街でたくましく生きていくその生命感が眩しい。 人間礼賛です。

手塚の超人的な多忙ぶりは伝説で、8作品の連載を同時に進め、さらにアニメも製作していた時があるという。残念ながらこの作品は未完で終わることとなるが、それでも構わない。
超有名作品でない埋もれたものにもすげー作品がゴロゴロあるわけです。

 



グリンコ」も負けずにおもしろい。

「南米カニヴァリアに進出した大手商社の江戸 商事。新支社長として赴任した日本 人は専務 の懐刀であり、元力士志望という変わり種で あった。そんな彼がカニヴァリアの地で目に したのは…。苛烈な競争社会を描く。」
高度経済成長期の日本の猛烈な商社マンが主人公。これもまた日本人が一番エネルギッシュな時を捉えた作品で、ストーリー展開も早く、読むことが止まらなくなります。
実に面白い。ゆとりさとり世代こそ読んでみて、人間というのはここまでのブレ幅があることを知るのに良い刺激です。

 

2つとも全く知らないでしょう?

残念ながら、この2つは手塚氏のパワーが途中で途切れたのか未完で終わってしまうのが残念ではあります。(涙

 

他にも数多くあるので あなたのハートを鷲づかみする作品があるはずです。

さすが 漫画の神様。 作品にも神が宿ってました。