堀部安嗣建築設計事務所 ご一行様がやってきた | オーガニックスタジオ新潟社長の奮闘記 │ おーがにっくな家ブログ

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「オーガニックスタジオ新潟」社長のブログ。かっこいいエコハウスを提供するために日夜奮闘中。役立つ「家づくりの知識」は、オーガニックスタジオ新潟のHPにて更新。このブログでは個人的な関心ごとと「工務店経営」についてがテーマ


以前のブログの記事でご紹介した通り、エコハウス大賞の審査員として、

オーガニックスタジオに高く評価して頂いただけていることがわかり、

ぜひいらしてくださいとはなしをして、行くよと言ってくれた。

 

1月ほど前に、堀部さんへの敬愛の念を記事にしたが、

まさかのスーパースターの新潟入りが2月に決まり オガスタは浮足立ちました。

社交辞令かなと思っていたら、本当に新潟にいらしてくれた。

それも2名のスタッフを引き連れて。


2月22日、早い新幹線で新潟入り。
この日は丸一日、我々の住宅を見学なさりました。



せっかくなので可能なだけ見ていただくよう、

分刻みのかなりタイトなスケジュールで、

様々なお客様にもご協力いただき住宅を見学しました。

阿部くんの設計として、黒崎の家F ・ 網川原モデルハウス。
山下さんの設計では、エコハウス大賞優秀賞の2件。 女池の家C ・ 金衛町の家。
最後に、飯塚事務所コラボの笹口の家の5件を見ていただきました。

 


内覧させていただいたお客様には堀部さんの著書をサイン入りでプレゼントいたしました。
読んでいただくと、オガスタ設計部がなぜ敬愛しているか分かってもらえることでしょう。

せっかく新潟まで来てオガスタだけ見ても申し訳ないので、

レーモンドの設計した、カトリック新発田教会も組み込みました。


お客様の住宅は、平日であるにかかわらず、

何故か今回はすべての住宅にご主人様がいらっしゃり対応していただけました。

「堀部さんに来ていただいて光栄です」とおっしゃるお客様もあり、

建築好きなんだなぁとこちらも嬉しくなります。

ご協力いただいた皆様方には感謝です。

堀部さんが新潟にいらっしゃる旨は、ビルダーズ木藤編集長だけに事前に知らせしたら、

取材ということでなくとも、このツアーに興味あると、

前日まで沖縄に行っていたのに、翌日に新潟へいらっしゃりオガスタ+堀部ツアーに同行されました。
こんなオガスタ巡りは 午前10:30から PM7:00まで

懇親会は日付が変わるまでご一緒させてもらい、いろいろ話をしました。


堀部さんは、1967年生まれの私と同じ歳。

大学時代はバブル真っ只中、それに違和感を覚え、その逆の普遍性を追求する建築のスタイルを展開された。

思想と作風も渋い方向に進んでいった。
私もそのころ、自分で自分の人生をきり開らきたくて、日本からドロップアウトしてドイツへ。
反骨精神と言ったらいいのか、同じ時代を 世のなかに流されずに生きていこう共通点がある。
建築においては、堀部さんはバリバリのレイモンドの系譜を引き継いでいる 建築家の巨匠であるし、

私どもの設計思想も 程度は異なれど、根っこも同じである。

 

 

書籍上でしか見ていないから 作風の崇高さと 言葉の詩的な表現から 神格化されましたが、

生身の堀部氏は、 終始、ハイテンションで上機嫌。 お茶目なところもあり、

「同級生、同士」 と言っていただけるまでの 連帯感がうまれました。

堀部事務所が、近年温熱へ貪欲に知識を吸収しているのは目を見張るものがあります。

まるで 伊礼さんと競争しているようです。
秋田は 近頃2回も足を運び、西方設計とモルクスの設計事例を研究しているし、

あいにく親方本人はインフルエンザで行けなかったようですが、

森みわさんの設計した「大間の家」もスタッフを視察に派遣していた。

堀部事務所のスタッフは優秀で知的に貪欲であるとは、大阪のダイシンビルドの清水さんから聞いていたけど、

会ってみてまったくその通りでした。

オガスタ事例巡りも エコハウスの研究、その流れの延長線上にあるのか、

真っ先に断熱施工を確認し、暖房計画に対する質問攻めとなった。
新発田教会までの移動は往復でいい時間がかかるため、

車中の3分の2くらいの時間は、スタッフの質問コーナーに割り振りました。

堀部さんは 以前の会合で、「エコハウスの名作」を作ってみせる」とコミットされていた。
本当にやってしまうと思うけど、その時に写真では写らないバックグラウンドで、

今回の視察が役に立つことになるかもしれないと思うと、誉れです。 

オガスタ新潟をディープに見ていただいて、
「新潟に、オガスタ新潟があることは、新潟にとって幸せなことだ。」
と最大級のお言葉をいただきました。

盛り込みすぎで ものすごく疲れましたが、

みんなとってもハイテンションで非常に楽しく 建築愛にあふれる刺激的な1日でした。