北の住まい設計社の家具デザイン | オーガニックスタジオ新潟社長の奮闘記 │ おーがにっくな家ブログ

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「オーガニックスタジオ新潟」社長のブログ。かっこいいエコハウスを提供するために日夜奮闘中。役立つ「家づくりの知識」は、オーガニックスタジオ新潟のHPにて更新。このブログでは個人的な関心ごとと「工務店経営」についてがテーマ

北の住まい設計社の家具デザイン

 

木製家具で一番難しいのは椅子であろう。

 

 

北の住まいの家具デザインの特徴は、

一言で「ストイックでロングライフ

シェーカー・チェアーや、教会に置いてある椅子のように、

100年200年経ても廃れる事のない、シンプルで力学的に理にかなった、

 

 

 

「デザインしていないデザイン」である。

芸民運動で追求された「用の美」そのものの家具。 

そこに、究極に吟味された素材そのものの美が加わる。

A・レイモンドの五原則にも通じるものがここにある。

 

 

金衛町の家のダイニングチェアは、 北の住まい設計社の「ミッションチア」である。

まさに教会に置いてある椅子である。

 

 

 

 

椅子の中では、スウェーデンの家具の父と呼ばれる カール・マルムステンのデザインした、スポークチェアが1番の売れ筋であるという。

スタンダードなこのチェアの、部材はスウエーデンから運ばれ、北の住まいの職人で組み立てられ、全国の家具ショップへと提供されている。

 

 

 

 

標準仕上げはヨーロッパ製のハードオイル仕上げであった。

素材感を生かしつつ、表面を硬くするからなのか。防水性が高まっている感じがした。

 

 

北の住まいの家具は、素材で勝負するだけでなく、

仕上げに関しては面白いものを持っている。

 

 

個性的な家具をお望みであれば、卵テンペラ塗料仕上げも用意されている。

西洋絵画においては、レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』で使用した絵の具で、

家具で用いるとは 恥ずかしながら初耳であった。

独自のマットでシックな色合いである。 

店舗空間でさりげなく使うと空間の雰囲気を変えることだろう。