東北芸術工科大学+竹内さんのエコハウス | オーガニックスタジオ新潟社長の奮闘記 │ おーがにっくな家ブログ

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「オーガニックスタジオ新潟」社長のブログ。かっこいいエコハウスを提供するために日夜奮闘中。役立つ「家づくりの知識」は、オーガニックスタジオ新潟のHPにて更新。このブログでは個人的な関心ごとと「工務店経営」についてがテーマ

3日連続投稿のファイナルです。

竹内さんの東北芸術工科大学を見学です。
帝冠様式か!というほど いかつい独特の外観がお出迎え。



巨大な滝の作品があり、学舎の正面は巨大な池が掘られている。
網走刑務所にある鏡橋から名を取ったという橋を渡り学舎へと入っていく。
学舎の吹き抜け廊下には、諏訪の御柱が立っているという、なんとも個性的な大学です。




建築・環境デザイン学科では、建築や空間、それを取り巻く街や都市、自然の景観などを学んでいます。一般的な大学と異なり木造住宅の建築設計にも取り組んでいる。暮らしや建築物のデザインはもちろんのこと、環境についても併せて学ぶ。
竹内ゼミの学生に至っては、いきなり燃費ナビをあやつり温熱にも明るい。(たぶん)
へたな工務店の設計マンよりも戦闘能力が高いことだろう。




大学見学のほかに、実際に手がけたエコハウスを2件ご案内頂きました。

1件目の黒のガルバBOXの家。




お施主の奥様は設計事務所で働いていたこともあり施主力最強クラスです。

住宅全般に虚飾がなくシンプルです。
内装のヒノキのOSBがきれいであった。OSBだから安いんだろうなと思いきや、それなりにいい値段がするようだ。
玄関土間豆砂利洗い出し。そこの薪ストーブが置かれていて楽しそうだ。
床は杉板、天井はルナファーザー。




南に階段室を設け、がっつりと日射取得をしている。山形EHもそうだが、団地の造成区画に従わず、太陽の方位に従った配置計画をしている。さらに袖壁で斜めからの日射制御をしていて教科書通りのパッシブな設計です。
天井300mm・壁200mm、国産樹脂トリプルサッシを採用して、温熱スペックがかなり高い。 




エコ配慮として、太陽熱温水器を採用しているが、施主満足度が高かった。
松尾さん情報によれば真空管方式であれば太陽光の乏しい新潟でも十分使える。ということ。 自然に最もやさしく熱効率の良い方式であることは分かっている。
それとは別に家計に一番やさしい方式であるエコキュートとの競合をどうするか?
今後のために太陽熱給湯の分野についても深く研究してみたいと思いました。



外壁に杉を竹内さんも使うことが多い。
この分野については、オガスタ新潟は経験値が高い。
昨今、杉板外壁は全国的にも増えてきているといわれている。
防腐処理についてや、新たな貼り方によるデザインバリエーションについて情報交換をしました。

超多忙なところ、2日間に渡りお付き合いくださいまして誠にありがとうございます。!!!!