2014年の住宅ローンの借り方 ① | オーガニックスタジオ新潟社長の奮闘記 │ おーがにっくな家ブログ

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2014年の住宅ローンの借り方 ①

たいがいの方は住宅建築で、住宅ローンを借ります。
中には「借りるのが好きでない」という方もいらっしゃる。
「お金が無い」のに「借りるのが嫌だ」というなら、
貯まるまでじっと我慢するしかない。
そういう人は老人にならないと家を持てない。

住宅ローンの本質は、時間を買うようなものなのです。




今回のテーマは、それなりにお金も持っている人は、
それを建築費に使い、借り入れは少なくしたほうがいいのか?
その自己資金に手を付けないで多めに借りたほうがいいのか?
2014年はどっちが得なんだ? というお話です。

といいますのも、2014年度は、昨年に比べてローン減税の控除額が倍増し、
4000万円までの残高が控除となるからです。
さらには、銀行間の貸付金利競争激化で、未だかつてない借り入れ条件で借りることが可能です。 
例えば県内地銀。変動金利では基準金利より1.8%のダンピングを借入全期間で引いてくれる。となると、金利は0.725%かかるが、ローンの残高から1%の分の払った分の税金が戻るため。逆ザヤが生じるということになるからです。

果たして本当に「多く借りたほうが得なのか?」
試算してみました。


試算条件:



年収600万。 35歳程度の地方公務員などを想定
自己資金1300万。共稼ぎで官舎に住んでいるとかするとよくある水準。
建築費2500万。核家族であるとすればけっこういい家が建つ水準。
土地とその他で1300万。亀貝の分譲地ていどを求めることのできる予算です。
住民税と所得税は57万程度、年間で支払っているとします。

借入パターン①:健全パターン



自己資金もすべて突っ込んで、借り入れは最小限度で2500万円借りる。
無理のない水準(返済比率20.5%)で逆算し、借入期間を22年として返済開始。
金利が安いのと、借り入れ年数が短いので、10年後には元金が1849万まで減少。
10年分のローン減税の合計が191万となります。
変動金利の0.725%が変わらないという条件ではありますが、
土地と建築で3800万掛かったはずであるが、22年での負担合計は3814万円でしかありません。

明日は、自己資金を最低にして、借入最大化でどう変わるか比較します。