自己資金に手を付けず、借り入れは増やしたほうが得か? | オーガニックスタジオ新潟社長の奮闘記 │ おーがにっくな家ブログ

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自己資金に手を付けず、借り入れは増やしたほうが得か?

  



前回は、自己資金は多めにして、借り入れは少な目で試算しました。
明日は、自己資金を最低にして、借入最大化でどう変わるか比較します。

ちょっと脱線しますが、この試算は変動金利にて計算してます。

変動金利? 
固定金利がいいのでは? 
いや! フラット35がいいと聞くが?

どんな金利を選ぶといいのか?についてはいずれ記事化したいところではあります。
ただ結論だけいいますと、このご時世に35年の超長期金利で固定化するのは、「損失確定」が大きすぎで、「リスクを回避しすぎ」だと わたしは考えます。
ということで本題に戻る。

借入パターン②:自己資金に手を付けず、借り入れは増やす。



よく「自己資金なしで」という話も聞きますが、そんな調子がいい話はありません。
土地・建物の契約金は現金で賄わなければですし。引っ越し業者や神主への謝礼なども現金は必要です。
今回は 現金利用が300万だけで何とかなったとして、残りの1000万は普通貯金で寝かせておく。

ローン控除の受けられる10年間は、変動で35年の長期返済を組んでおく。これによりローン控除を最大化。
11年目に1000万円を内入れすると元金残高が1589万となり、12年で返済し22年で完済する。

借入パターン①と比較してみると、
ローン控除額が111万増えたが、当初の返済での金利負担が123万増えているので、表面的には得しているとは言えません。
もっとシビアに言えば、②の方は、借入金が多いので、保障料負担が20万程度増えている。
団信の保険効果が1000万円、10年間恩恵を受けている。この両者は無視をしている。

結論としては、どっちもどっちで「どっちでも変わらないですね。」
ということが、ひとまずは言えます。

ただし、これは1000万円をタンス貯金に等しい扱いをしたからこんな結果で終わったのです。
リスクテイキングできて、経済的な合理思考のできる方ならば、次なる借入パターン③がどうなるのかお分かりになることでしょう。

つづく・・・・・・・・