ゲイミンカンの家具で 新境地
「ゲイミンカン」こと、家具作家の市川さん
新通りの家」のソファを納品いたしました。
それがまたインパクト大の新境地。
「女王様のソファ」
POPなパッと見ですが、実際の質感は素晴らしい。
シンクのイタリアンレザーに、ホワイトメープルのフレーム。
現場でお客様にリクライニング具合を確認して調整を行いました。
同じ素材でサイドテーブルとオットマンも一緒に作ってくれました。
ハイバックな背もたれで、頭も固定されるので極上のすわり心地でした。
市川さんの今までの家具は、「繊細でストイックな芸術品」という感じでしたが、
新作は「女王様のソファ」とでも形容すべきPOPです。
「こうしたキッチュでおもしろい椅子を手掛けさせてもらって楽しかった。技能を発揮できるのでやってみたかったがなかなかやらせてもらうことが無いんですね。」
この「新通りの家」全面シナベニア貼りであるのも特徴の一つ。
アップで目透しの部分の写真を見てみましょう。
よく見ると、普通ならば脳天打ちの「フィニッシュ釘」の釘跡が見当たらない。
これは大工さんが5.5mmの厚みである仕上げベニアの小口にフィニッシュ釘を打っていったからです。 こちらも市川さんに負けずに超絶技巧。
担当の村松の大工の棟梁は、気の抜けない仕事にかなり苦労したとのこと。
苦労した甲斐はあったでしょうが、今度からは脳天打ちでいいよ。切なすぎます。