越後杉環境貢献度評価|県産材を使うメリット | オーガニックスタジオ新潟社長の奮闘記 │ おーがにっくな家ブログ

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越後杉環境貢献度評価

住まう人にやさしい家づくりがまずは大事。 暮らしやすくて快適であること。
さらには、地球環境にやさしい家づくりが出来ていれば、なおのこと好い。
私ども、全棟で新潟県産の杉を利用しております。
あまり 県産材利用はPRも程ほどですのでご存知ない方も多いはず。
なぜ、県産の杉を用いるか?それは
杉の中庸さはバランスが取れていて木造住宅に最適だと思うし、何よりも地元の林業に貢献ができる。おまけに少々補助金ももらえる。
さらにはCO2削減効果があることで地球にやさしいからです。
新潟で自然素材の家をつくる。社長の奮闘記 │ おーがにっくな家ブログ
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この度は、新潟県木材組合連合会から、「越後杉環境貢献度評価書」を頂きました。
県産材を使うとどれくらい環境に対してプラスになったのかを可視化した書類です。

① 輸送エネルギーの削減。
外国の木材や、国内でも遠地の木材を用いれば、輸送時にCO2を多く発生することになる。
例えば。「水原の家A」の場合、輸送時に生じたCO2は83.62kgであるという。
それは、一般的な住宅は1291.13kgなので93.92%削減していることになる。
ガソリンに換算すると561L節約できたことになります。

② CO2の固定
木造は、木材の場合は成長過程でCO2を固定化してくれます。
「水原の家A」の場合は、家が建ちつづける限り7.5tものCO2を固定化しております。
それは、50年生の杉の70本分に相当するとのことです。
私は昔から、プレハブ住宅というものが大嫌いなんですけど、それはこれに関係します。
鉄骨系なんてものは特に、製造時のCO2発生量も膨大です。
「ソーラー乗っけてエコ住宅」という偽善的な広告を見るたび腹立たしい。
製造時エネルギーはどうなんだ?輸送エネルギーはどうなんだ?CO2の固定はどうなんだ?
ぜんぜん地球には優しくないじゃないか。と本当のことを言っておきます。
林野庁の資料でも、製造時には鉄骨プレハブは3倍のCO2を発生するとありますね

③地域への貢献
私どもは、住宅性能を損なわない程度に、なるべく県産杉を使います。
土台はやはり国産ヒノキ。それは耐久性を考慮してですし、梁は強度優先で米松です。
それでも県産材利用率は50%以上となり、地域林業へ貢献できます。

なお、県の林業振興課によれば、オーガニックスタジオ新潟は県下トップクラスの県産材利用企業であるということです。先般、県産材の積極利用を推進している企業の会合がありました。
参考までに、そこに呼ばれた企業名を地域貢献された名誉のためにご紹介させていただきます。

重川材木店さま
清新ハウスさま
ノモトホームズさま
フクダハウジングさま
サカツメハウジングさま
そして、オーガニックスタジオ新潟です。(順不同)

ここに名前が挙がった企業は、「だいすき新潟!」な企業なんじゃないかな?