糸魚川でセミナー講師をします。 | オーガニックスタジオ新潟社長の奮闘記 │ おーがにっくな家ブログ

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「オーガニックスタジオ新潟」社長のブログ。かっこいいエコハウスを提供するために日夜奮闘中。役立つ「家づくりの知識」は、オーガニックスタジオ新潟のHPにて更新。このブログでは個人的な関心ごとと「工務店経営」についてがテーマ

>糸魚川でセミナー講師をします。

「糸魚川市(いといがわし)は、新潟県最西端に位置し、日本海に面した市。 糸魚川静岡構造線(フォッサマグナの西端)が通り、日本の東西の境界線上に位置する。世界的にも珍しいヒスイの産地であり、景勝地親不知でも知られる。」
(WIKIより)


新潟県というのは南北に長く、ここ新潟市にいると同一県とはいえ端っこの糸魚川にはめったなことでは出向くことはないのです。
そんな糸魚川にて、我々が県産ブランド杉を全棟で使っていることから、県の林業関係者から白羽の矢が立って、セミナー講師をしてほしいとの依頼がありました。オーガニックスタジオ新潟社長の奮闘記 「自然素材の家」│ おーがにっくな家ブログ

聞くところによると、糸魚川地区は中小工務店が多く、世帯数も限られているから年間100棟程度の住宅が建築される、極めてニッチな市場です。
その1/4程度が県産ブランド杉材を使っており、利用率はかなり高い。
お隣の上越地区には巨大資本やローコストという量産住宅屋が猛威を振るっているが、いままで市場がニッチ過ぎて糸魚川まではその影響は軽微で、地元工務店で地縁と結びついた秩序のある家づくりがされてきたようだ。


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しかし、昨年あるローコストパワービルダーが展示場を構えたことで事態は一変する。

地元工務店たちは凍りついた。    
まさに存亡の危機。

その話を聞いて私は映画「ナウシカ」をイメージしていた。
平和であった糸魚川という風の谷に、真っ赤な目をした一匹のオームが突入してきた。


このまま商業主義という腐海に飲み込まれてしまうのか?!

「助けて!ナウシカ!谷を救って!」

んん???

私はナウシカなのか?? それとも巨神兵???

よく分からぬが、縁もゆかりもない糸魚川であるが、無い知恵を絞って糸魚川の工務店の方々の未来を一緒に考えていくことに協力させてもらうこととしました。

まずは、「小さな工務店の生き残り戦略」ということで、ランチェスター経営や孫子の兵法という、中小企業の鉄板戦略をオーガニックスタジオ新潟はどのように生かしてきたのか?講演します。
さらに、地域工務店連合と共通ブランド化の話へと進みます。オーガニックスタジオ新潟社長の奮闘記 「自然素材の家」│ おーがにっくな家ブログ

しかし現実は厳しすぎる。糸魚川市はまるまる限界集落のようにおそろしいほどに過疎化が進んでいる。この糸魚川の人口の推計をみてくださいよ。やせ細る若い層と 膨れ上がる高齢者。まるでキノコのようですね。こんな世の中でどう商売をしたらいいのか?

「もしも、わたしが糸魚川で工務店経営をしていたら?」という観点でいろいろと考えましたが、かなりのいばらの道であると厳しいことをいうことになると思います。
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セミナーは11月8日です。
「新潟県」のホームページをご参照のうえ、参加ご希望者はお申し込みください。