古い欄間を現代の空間に使う | オーガニックスタジオ新潟社長の奮闘記 │ おーがにっくな家ブログ

オーガニックスタジオ新潟社長の奮闘記 │ おーがにっくな家ブログ

「オーガニックスタジオ新潟」社長のブログ。かっこいいエコハウスを提供するために日夜奮闘中。役立つ「家づくりの知識」は、オーガニックスタジオ新潟のHPにて更新。このブログでは個人的な関心ごとと「工務店経営」についてがテーマ

インターネットで「欄間 販売」として、現代 売られている 欄間はどんなものか 

まずは調べて欲しいです。

どう??

私は 現代の欄間は ださいと思います。 これじゃ使いたくはない。

古い欄間は、その点かっこいい。 意匠が自然なんです。 

また、古色の味が当然スパイスになる。 新品には出せない。


さて
おーがにっくな家ブログ |新潟で自然素材の家をつくる。社長の奮闘記
ワイルド系建築のAさまのために、お買い上げ No.1はこの欄間。


江戸期の民家には 長押が無く、よって欄間も無い。 明治・大正になり長押のある和室が普及し、同時に欄間も使われるようになった。


普通は通気のためにガラスは入らない。

ガラスを入れるようになったのは、オイルショック以降ではなかろうか?

寒さ対策で何かしたいときには、障子紙を張ったらしい。

               「癒し空間工房 渡邉社長から教わる。」

この欄間には、古~~い障子紙のおまけつき。

この欄間は、縦に使い、玄関と台所の間の 「気配の抜け」 に用いる。

ネコ対策に ワーロンでも張ろうかな。


おーがにっくな家ブログ |新潟で自然素材の家をつくる。社長の奮闘記

事務所の間接照明の上に、とりあえず置いてみる。

お~~~~!! 幽霊が出そうなくらい いい雰囲気です。

                    (幽霊が出るというのは、かなりのほめ言葉)

あぁ いいものを選んだなぁ。 お客さんちで使い 手から離れるのが惜しくなる。




おーがにっくな家ブログ |新潟で自然素材の家をつくる。社長の奮闘記
これは お持ち帰り No.2


川崎君が 奥から引っ張り出してきた

まさしく掘り出し物。


複雑な格子細工。 新品を建具屋に頼むといくらするのだろう。見事な仕事と モダンな印象。


そういえば、「長岡の迎賓館」のテーブルにて使った、格子欄間に酷似しているデザイン。

間違いなく、裕福な旧家の座敷を演出していたもの。

当時 裕福層にはやったデザインなのだろう。 推定 大正時代か?


おーがにっくな家ブログ |新潟で自然素材の家をつくる。社長の奮闘記

ほぼ テーブルの幅なので、ここにおいてみた。

なるほど。 いいことはいいが タモのテーブルには合わないな。

欄間のほうが 勝っちゃう感じ。  


ダイニングテーブルの脇にFIX窓を 欄間に合わせて特注でつくり 

一番上に組み込んでみるとかっこいい。

B様邸では そうしようと押し売り中ですが、

施主がなかなか頭を縦に振らない・


しかし、この欄間は 寝室のドアの 上につけようか?

ということになっている。 その場合は、建具は白系。

胡粉とエゴマ油で 白く着色して 自然系の壁に溶け込ませる。


廊下と大空間の間の下がり壁でも使える。


ぜったい 出来上がったものを見ると、 「うちもやってくれ」というお客さんが出そうな予感がします。


古材は見ながら 色々想像するのが、頭の体操になり楽しい。