インターネットで「欄間 販売」として、現代 売られている 欄間はどんなものか
まずは調べて欲しいです。
どう??
私は 現代の欄間は ださいと思います。 これじゃ使いたくはない。
古い欄間は、その点かっこいい。 意匠が自然なんです。
また、古色の味が当然スパイスになる。 新品には出せない。
さて
ワイルド系建築のAさまのために、お買い上げ No.1はこの欄間。
江戸期の民家には 長押が無く、よって欄間も無い。 明治・大正になり長押のある和室が普及し、同時に欄間も使われるようになった。
普通は通気のためにガラスは入らない。
ガラスを入れるようになったのは、オイルショック以降ではなかろうか?
寒さ対策で何かしたいときには、障子紙を張ったらしい。
「癒し空間工房 渡邉社長から教わる。」
この欄間には、古~~い障子紙のおまけつき。
この欄間は、縦に使い、玄関と台所の間の 「気配の抜け」 に用いる。
ネコ対策に ワーロンでも張ろうかな。
事務所の間接照明の上に、とりあえず置いてみる。
お~~~~!! 幽霊が出そうなくらい いい雰囲気です。
(幽霊が出るというのは、かなりのほめ言葉)
あぁ いいものを選んだなぁ。 お客さんちで使い 手から離れるのが惜しくなる。
川崎君が 奥から引っ張り出してきた
まさしく掘り出し物。
複雑な格子細工。 新品を建具屋に頼むといくらするのだろう。見事な仕事と モダンな印象。
そういえば、「長岡の迎賓館」のテーブルにて使った、格子欄間に酷似しているデザイン。
間違いなく、裕福な旧家の座敷を演出していたもの。
当時 裕福層にはやったデザインなのだろう。 推定 大正時代か?
ほぼ テーブルの幅なので、ここにおいてみた。
なるほど。 いいことはいいが タモのテーブルには合わないな。
欄間のほうが 勝っちゃう感じ。
ダイニングテーブルの脇にFIX窓を 欄間に合わせて特注でつくり
一番上に組み込んでみるとかっこいい。
B様邸では そうしようと押し売り中ですが、
施主がなかなか頭を縦に振らない・
しかし、この欄間は 寝室のドアの 上につけようか?
ということになっている。 その場合は、建具は白系。
胡粉とエゴマ油で 白く着色して 自然系の壁に溶け込ませる。
廊下と大空間の間の下がり壁でも使える。
ぜったい 出来上がったものを見ると、 「うちもやってくれ」というお客さんが出そうな予感がします。
古材は見ながら 色々想像するのが、頭の体操になり楽しい。