というわけで、様々な仕上げ材で塗って試してみました。
(写真:左から
オスモフロアワックス・ 相模自家製蜜蝋ワックス・未ざらし蜜蝋ワックス・米わっくす・キヌカ・ワトコオイルフィニッシュ(床用ではない)・秘密の白い液体)
これだけ並ぶと壮観です。 仕上がりのそれぞれの評価。
蜜蝋ワックス
良い面、ややしっとり感があり、艶も適度にある。表情かなり良い。
撥水性も充分あり。匂いもない。仕上がりでは最も良いクラスであるが、困った問題が一つある。
バターより硬いくらいのもので、とにかく伸びが悪い。 床に力をこめてすり込むようで塗るので、とても手間がかかる。
夏のリノベーションの物件では私らで塗ったのだが、汗まみれで丸二日かかった。これを塗装屋に頼もうにも高額な手間代が請求される。
特に冬場の施工が困難である。
どちらかというとセルフビルド向きの仕上げで、家族でわいわい塗るには向いている。 ということで、標準採用外としました。
ドイツ製 自然塗料 (オスモ)
オスモは 最新の施工物件での評価をブログで公開しました。
仕上がりは やや乾いた感じで光沢があるが、ウレタンのそれとは違い自然な美しさがあります。文句なしのすばらしい仕上がりです。しかし、コストと匂いがネックです。
キヌカ
にジャンプします。
古来より日本人は、精米の際に出る「米ぬかを」布に包み柱や床を磨きこんできました。その知恵を現代に蘇らせた「温故知新」のエコプロダクトということだそうです。
原料が「米ぬか100%」なので、食べても大丈夫なくらい安全性が高い。
匂いの心配もない。液状なので伸びも良いから施工も楽。
撥水性は蜜蝋ワックスより弱いようですが充分にあり、乾くと絹糸のような光沢がでてくる。触り心地は蜜蝋よりもややさらっとした感じがする。
様々な点を総合的に考慮した結果、米ぬかオイルを標準採用としました。
我々は オーガニック(無農薬)な住宅という感じだから一番ぴったりか!?
(加筆:2013/7/19)
結局、風合いと汚れ止めの観点で、現在は蜜蝋ワックスを標準化しております。