主に市販されているフローリングは、「複層フローリング」という合板の表面に0.2mmもの薄いスライスした板を張ったものが使われます。中にはプラスティクに木目を印刷した「シートフロア」などというものも出回っておるわけです。写真だけで見ると木に見え差が分からない人がいますが、素足に触れると「質感」の違いがはっきりします。当然、我々は使わないようにしているわけです。
また、無垢フロアであっても、製品として出回っているフロアはUV塗装がさ
れているケースがほとんどです。このウレタン塗装が自然らしさを損なっているので、我々は使いません。せっかく無垢なのにウレタン塗装の「足ざわり」はプラスティックに触れたようで温かみにかけますね。また、呼吸性がないので足裏の汗を吸う「さらっとした感じ」がしないのです。
写真でも分かるますが、平坦に光を反射する表情に深みが無く、ニセモノの合板フローリングに似た表情になります。 (ウレタン塗装の無垢フロア↑↑)
そこで、オーガニックスタジオでは、床材に無垢の無塗装の木を張るわけです。しかし、無塗装のままでは汚れの問題があるし、無垢の木は水に触れるとささくれ立つので、なにかしら保護のために塗る必要があるわけです。
(無塗装の状態→→)
つやが無く自然だが、汚れや水に弱い状態。
ウレタンとは違いつやが無いことがわかる。
写真ではなかなか表現できませんが。(汗)
木の仕上げにはいろいろな種類があるので、秘密兵器の丸ノコでカットし、様々な塗装の候補で試して評価を行いました。
つづく