秋のような涼しさのなかで鈴虫の声を聴きながら、寝落ちするというのが気持ち良いこの頃です
さて、前回はサスティナブルな食材を買う方法 肉編でしたが、
続いて、魚編です。
日本は海に囲まれた水産資源の豊かな国です。
各地で捕れる水産物は、昔から日本人の食生活を支えてきました。水産物が地域の経済を支える役割を担っていたり、資源としてなくてはならない自治体もあります。
一方で過剰漁獲や、温暖化によるプランクトンの減少によって、この大事な資源が危機的な状況にあるという現実があります。
ですから魚においてもお肉と同じく、環境保護や動物福祉の観点から食生活に取り入れない、という考え方もあるでしょう。
ここでは消費者として、「なるべく」サスティナブルに魚を食する(購買する)、という視点で提案したいと思います。
①MSC認証、ASC認証マークのついた水産物を購入する
持続可能な漁業で捕られた水産物にはMSC認証、持続的な方法で養殖された水産物に与えられるのがASC認証です。
いずれも過剰な漁獲を行わないことや、生態系を維持できる方法で漁獲することなどの基準を満たしている証です。
イオンでは、MSCやASCの認証マークのついた水産物のコーナーがあります。
また最近では、マクドナルドでもフィレオフィッシュに使用する魚にMSC認証を取り入れているとか。最近は特に増えてきているこの海のエコラベル、近くのスーパーで探してみてください。
②地元で捕れた魚を地元の魚店で購入する
私の住む神奈川県も海に面しているので、地元の魚屋さんには、旬の地元で捕れた魚が並びます。
用途によってさばいてくれるのも助かりますし、冷凍保管していないものが多く、新鮮です。
③自分で釣った魚を食べる
東京近郊からも釣り船は出ています。時期になると東京湾近郊でもアジや鯛などいろいろな魚が釣れます。
夫が釣りに行きますが、たくさん釣ったときはリリースして、食べる分だけ持ち帰ってきます。
釣った魚はもちろん新鮮で、可食部ではない部分も出汁が出るので、残さずまるごと頂きます。
ただ、船を出すのにコストが高くつく場合もあります。乗船する人が多ければ多い程一人当たりのコストは低くなります。また、魚をさばくのは、自分達で行います!(これがなかなか大変)
他にも良い情報があれば、知りたいです。
さて、サスティナブルな食品の購入とは何か?を考えた時に思い浮かぶキーワードですが
☐動物や環境に負荷をかけない方法でつくられている(捕られている)
☐地産地消である
☐食品ロスがでない
☐CO2排出量が少ない
その他に、プラスチックを使用しない、労働者が正しく雇用されている、エネルギー使用量を減らしているもしくは再生可能エネルギーを使用している、とか
調べていくとたくさんの要素があって、結局何を食べれば良いんだ??!という事になってしまいます。
また良いと思われる面の裏返しには悪い面がある、ということもあります。
色々書きましたが、大事なことは、
ストレスなく、自分や周りにとって気持ちのよい食生活を楽しんで選択する ことかな、と思います
そのために必要な情報に自らアクセスする、そして価値があると思うものを購入する、ということでしょうか。