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専従日誌

徳島県農協労連専従のブログ 農業再建、農協革新の取り組みや活動紹介など

3日目の8月9日(火)は午前9時から長崎県立体育館で閉会総会が行われた。

 

山下和英長崎大会実行委員長あいさつのあと、3日間のまとめを谷雅志大会事務局長が行った。

 

 

ウィーン派遣第24代高校生平和大使による高校生スピーチ

鹿児島からの特別報告のあとアピールの採択が行われ、全体の拍手で確認された。

 

閉会総会終了後、非核平和行進に移り、猛暑のなか爆心地公園までの1.2キロメートルを行進した。

爆心地公園に到着し、原爆投下時刻の11時2分に黙とうを行った。

 

 

2日目の8月8日(月)は午前中が6つの分科会、午後は3つのひろばにそれぞれが参加した。

 

ホテルセントヒル長崎で開催された第3分科会「脱原発-フクシマの現状と課題」では、福島県平和フォーラム共同代表の角田政志さん、弁護士の古川健三さん、ジャーナリストでOurPlanet-TV代表の白石草(はじめ)さんから報告を受けた。

角田さんは原発事故の処理について「福島原発事故を過少に見せかけ、国・東電の責任を回避しようとしている」と述べ、2019年12月に改訂された、東京電力の福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ(第6版)は「到底実現できない」と批判した。

また、ALPS処理水の海洋放出問題についても「トリチウムだけタンクに溜めると説明しているが、70%に他の放射性物質が含まれていた。東電は再度ALPSで取り除くと言っているが本当にできるのか不明だ」「海洋放出は既定路線で結論ありきだ。漁連は反対しているのに慎重論は取り上げられずに来た」と怒りをあらわにした。そして「新しいタンクを作ればあと3、4年は凌げる。地下水がどんどん流れ込んでいるが、サブドレンでくみ上げていけば低減できる」「問題は雨水。3年間の間にやれば汚染水は止められる」と訴えた。

 

古川弁護士と白石さんからは「3.11子ども甲状腺がん裁判」について報告が行われた。

 

古川弁護士は「甲状腺がんを軽く見る傾向がある。甲状腺がんと診断された子どもは福島県内に少なくとも300人いる。なぜ、これほど遅くまで声を上げることができなかったのか」「意見陳述が上手く出来るかどうかが裁判の判決を左右する」と述べた。

 

古川弁護士の報告内容(概要)

被告は東京電力ホールディングス株式会社
請求額は8800〜11000万円
原告は6歳から16歳
がん告知は2013〜2018年
福島の中に言い出しにくい環境がある
親の後悔 せめて一週間でも一ヶ月でも避難させれば良かった
無防備だった マスクなし 外で遊んでいた 注意もされなかった
家族が食材に気をつけなかった

甲状腺とは
 ヨウ素を集めてホルモンを作る
 年間に100万人に一人か二人 数十倍の発症になる
 チェルノブイリで明らかになった
 県民健康調査 100%ではない 経過観察の人が十数人いる
 

何が争点になるか
 甲状腺にはヨウ素を集める機能がある
 放射性ヨウ素も取り込んでしまう
 甲状腺に集まる
 放射線の影響を受けて腫瘍ができる
 被爆が原因と事実上認定されるべき
 ヨウ素131拡散シュミレーション


避難者のスクリーニング検査をしていない

福島県は除染基準を1万3000cpmから10万cpmに上げた
土壌汚染 チェルノブイリと一致する汚染
食べ物の汚染 交通事情が悪化し、地元産の野菜を食べた
アサツキ ホウレンソウ
汚染を知らずに食べた
対応が遅れたため
食べざるを得ない状況だった

大気中のヨウ素検出
母乳からの検出
茨城県 千葉県にも拡散
119 〜 432ミリシーベルト

5月から反論始まる
甲状腺がんに罹患するほどの被ばくをしていない
unscear報告書
核実験するために大したことないと言ってほしい
被ばくの健康被害を過小評価
2013年版より数値を下げている
科学者から指摘を受けたが結論は変わらないと主張
日本の建物はコンクリートなので気密性が高い 実態とかけ離れている
日本人は昆布 海藻類をよく食べるからヨウ素の取り込みが低い
超音波の機械が進化したからたくさん見つかった
バックグラウンドの数値を着衣にしたのでマイナスになった
過小評価
スクリーニング効果か
発症年齢が高い
地域差の問題
地域によって甲状腺がんの発症率が違う
避難地域高い 放射線の流れと一致
100ミリシーベルト以下ではガンにならない 10ミリシーベルトでもなっている
1/27に提訴
若者たちは治療を受けている 300人の仲間がいる
枠組みを作っていかなければならない 救済システム
 

課題

 裁判所が原告全員の意見陳述を認めるかどうか

 

白石さんからは甲状腺がん治療の実態や甲状腺がんの影響・不安等についてスライドと動画を用いて説明が行われた。

また、原告のちひろさん(仮名)からもパーテーション越しに、原発事故当時の様子や大学に入って甲状腺がんと診断されてからの思いや人生の変化など、複雑な胸の内が明かされた。そして最後に「長崎に来て、福島との共通点を感じた」と述べた。

 

午後からのひろばでは、映画「はだしのゲン(実写版)」特別上映会に参加した。