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専従日誌

徳島県農協労連専従のブログ 農業再建、農協革新の取り組みや活動紹介など

 

徳島県農協労連は1月12日、2019旗開きを徳島市内で開催した。初めての開催となる旗開きには県本部役員を中心に32人の参加があった。主催者あいさつで山田雄作執行委員長は、「農協経営が厳しくなることが予想されるが、今年は亥年なので猪突猛進で春闘に臨み、賃上げを勝ち取りたい」と檄を飛ばした。

来賓には連合徳島の森本佳広会長と徳島人権・平和運動センターの岩生大治議長が出席し、連帯のあいさつを述べた。

そして、四月に行われる徳島市議会議員選挙に挑戦する春田ひろし候補(県農協労連書記長・徳島市農協労組)の決意表明も行われ、「地元(応神町)の票だけでは当選は不可能。紹介者の拡大など、最後まで最大限の支援をお願いしたい」と訴えた。

乾杯のあとは料理に舌鼓を打ちながら親睦を深めた。余興では、山田委員長が番号が書かれたカードを引き、受付で渡された番号と一致した人から好きな賞品をもらえる大抽選会が行われ、大いに盛り上がった。

最後に山田委員長の団結ガンバローで意思統一を行い旗開きを閉じた。

寺尾判決44ヶ年糾弾・狭山事件の再審を求める県内集会が10月31日、徳島市昭和町の労働福祉会館別館で行われた。

主催者あいさつで部落解放徳島地方共闘会議の森本佳広議長は、「石川一雄さんが逮捕されてから55年、不当判決から44年を迎え、三者協議は37回行われている」「最近、再審が開始されないケースが多いが、強力な弁護団と証拠があるので大丈夫だと思っている」「学んでこそ道は開ける。石川さんの無罪を勝ち取る集会にしたい」と訴えた。

講演で、弁護士の木村清志氏は「狭山事件を取り巻く情勢と課題」について、これまでの経過として本年9月14日の第37回三者協議までに証拠開示をめぐる攻防があり、190点余りの証拠開示が行われたが未だ不十分と述べた。そして、第35回から37回までの三者協議の内容について説明した。第35回三者協議では、東海大学教授の福江潔也教授による「脅迫状と上申書間におけるコンピュータによる筆者異同識別」など報告書2通と魚住和晃神戸大学名誉教授による筆跡についての意見書、石川さんが1963年5月21日に上申書を書いた際に立ち会った警察官の報告書3通の5点を新証拠として提出。福江報告書は、脅迫状と上申書・手紙は平均識別精度99.9%で明らかに別人により筆記されたものであるとしている。文章に繰り返し出てくる「い、た、て、と」の4文字の筆跡のズレ量を計測したところ、説明できないくらいのズレがあり別人の書いたものと判定するのが合理的と結論付けている。また、第37回三者協議では有罪証拠の一つとして挙げたスコップが、死体を埋めるために使われたものとは言えないことを証明するため、元京都府警察本部科学捜査研究所技官の平岡義博立命館大学教授による鑑定意見書2通と証拠開示された捜査報告書などを新証拠として提出。平岡意見書では、スコップ付着土壌に死体発見現場付近の土と類似するものがあったという埼玉県警鑑識課の結論は誤りであると指摘している。埼玉県警は死体発見現場ではなくまわりの土を採り、スコップに付着していた土の色も違った。寺尾判決では、死体を埋めるために石川さんがかつて働いていたI養豚場からスコップを盗んだとしているが、スコップに油脂が付着していただけでIさんが経営する養豚場で使われていたものとは特定できないと指摘している。当時、現場周辺で豚を飼っている家は900件以上あった。5月11日にスコップが発見され、5月21日にスコップを盗める者として石川一雄さんの名前が捜査本部に報告されているが、鑑識の結果が出たのはそれより後である。木村弁護士は、「早い段階で鑑識の結果を待たず、鑑識ぐるみで石川さんを狙い撃ちして逮捕し、自白を強要した」と述べた。8月30日には、下山進吉備国際大学名誉教授が作成した鑑定書(下山第2鑑定)を提出。下山第2鑑定は蛍光X線分析装置を使ってインクに含まれる元素を分析し、証拠の万年筆が被害者のものではないことを科学的に明らかにしている。被害者が事件当日に書いたペン習字浄書の文字インクからはクロム元素が検出されたが、証拠の万年筆で書いたとされる数字のインクからは検出されていないので被害者の万年筆でないことは明らかである。今後の課題について木村弁護士は、「科学の力で証拠のねつ造や矛盾が明らかになっている」「あとは後藤裁判長の勇気だけだ。来年こそは吉報を分かち合いたい」と語った。

講演のあと、シュプレヒコールと「差別裁判うちくだこう」を合唱した。最後に森本議長の団結がんばろうで、「狭山差別裁判の再審開始を求め勝利しよう」と意思統一を行った。


10月20日、全国農業問題連絡会主催の牛尾農場見学会が兵庫県神崎郡市川町上牛尾の牛尾農場で行われた。見学会には兵庫県内と徳島から10数名が参加し、無農薬・無化学肥料による野菜畑や田んぼ、平飼いの養鶏場などを見学した。

案内役は初代経営者の牛尾武博さんが務めてくれた。牛尾さんは1982年暮れに脱サラし、翌年83年から本格的に農業を始めた。2014年からは長男の真道さん夫婦が経営を引き継ぎ野菜やコメ、卵等の販売を行っている。

見学した田んぼの「ヤマミノリ」はアイガモ農法により栽培されていた。野菜は無農薬・無化学肥料栽培で、ナス、ニンジン、ニラ、水菜、カボチャ、オクラ、ネギなど多品種が作付けされていた。作付けや収穫は家族のほか研修生で行っている。畑の畝にはもみ殻が沢山撒かれていた。

驚いたのは平飼いの鶏舎で、600羽の赤鶏がいたが鶏糞の匂いは全くしなかった。牛尾さん曰く、飼料にその秘密はあるということで、カキ殻や魚粉等を混ぜ発酵させていた。飼料の中に手を入れてみるとひと肌より暖かかった。牛尾さんは、「農業を始めた当初は上手くいかなかったが、卵のお蔭で何とか乗り切れた」と語った。そして、「早くリタイアして辺野古や他の運動に参加したい」と冗談交じりにつぶやいた。

上牛尾地区は山のふもとにあり、シカやイノシシによる食害も多い。殆どの圃場に電気策が張られていた。しかし、環境に優しい農業を学ぶための新規就農者や研修生はあとを絶たず、牛尾さんはその指導にもあたっている。地域農業を守り、食の安全安心にこだわる姿勢に尊敬の念を抱いた。

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