徳島県農協労連は9月14日午後より「2019秋期セミナー」を開催した。
10月7日の秋期統一要求日を目前に、2019秋期年末闘争のすすめ方や統一要求の内容、2019秋期アンケート結果等について県本部の竹谷専従より提起を受けたあと、3つの分散会に分かれ、「ワーク・ライフ・バランスとディーセント・ワークの実現」をテーマにそれぞれの職場実態等について意見を出し合った。

その後、分散会報告を各座長が行い「職員同士の人間関係が希薄になっている」「農協の情報発信力が弱い」「管理職の時間外労働や休日出勤が増えている」「統廃合が進んでいるので閉店した施設の借地料が負担となる」「人事交流を活発に行うべき」などの報告が行われた。

最後に、山田中央執行委員長がまとめを行い、団結がんばろうで意思統一を行い集会を閉じた。参加者は約20人だった。
8月22日、JAL闘争を支援する徳島の会第6回総会が徳島市内で開催された。
総会には約60人の会員が出席し、一年間の取り組み報告や今度の活動方針について執行部より提起を受けた。また、闘争団から山口宏弥団長をはじめ4人が出席し、たたかいの現状報告や今後の行動提起などが行われた。
代表委員を務める自治労徳島県本部の大谷竹人委員長はあいさつでJAL闘争を振り返りながら問題点を指摘し「日本航空破綻の原因は散漫な経営と歪んだ航空行政にある。不当労働行為を許さない」、「JAL闘争を明日の我が身に起こるかも知れないと捉え、全力で応援していきたい」と述べた。
来賓の徳島労連森口事務局長も「9年間たたかっている当事者の皆さんに敬意を表す」、「経営破たんを理由に労働者の首を切ったことを覆したことには大きな意義がある」、「全力を挙げてたたかうことが今後の運動に繋がる」と激を飛ばした。
経過報告、会計決算報告、会計監査報告を受けたあと議事に入り、1号議案の2019年度活動方針案、2号議案の2019年度予算案について執行部より提案が行われた。具体的取り組みとして、①JAL闘争や裁判闘争の現状を理解してもらうために、各支援組織に対し、引き続き支援を訴えるオルグ活動に取り組む。さらに支援組織においても報告集会等の開催を要請する。②「支援の会徳島」として、報告集会・学習会や街頭宣伝活動を積極的に取り組む。③「支援の会徳島」の会員拡大に取り組むことが提起された。採決では1号議案、2号議案とも拍手多数で承認された。次期役員体制についても提案が行われ承認された。

JAL不当解雇撤回闘争団からの報告・提起では、はじめに山口宏弥団長から「JAL不当解雇の狙いと闘いの現状」について報告が行われた。山口団長は、航空労働者の闘いの歴史や日本航空経営破たんの原因等について説明した上で、整理解雇、不当労働行為に関する裁判の概要や165人の解雇理由、整理解雇後の職場の状況および闘いの現状を語った。
■8年と7、8ヶ月闘ってこれているのは「こんな解雇が許されるのか」という気持ちと、全国で多くの人が自分の事のように支援してくれているからだ。
■航空労働者はある意味「特殊」だ。1990年代後半、整備士は分業するはずの青ヘルメット(整備)と黄ヘルメット(検査)を同じ人間が被りなおしてやっていた。
■ハドソン川の奇跡(2009)は機長57歳、副操縦士49歳、乗務員も50代というベテランであったからこそ起きたのに日本航空はベテラン(機長55歳以上、副操縦士48才以上、客室乗務員53才以上)と病気欠勤者を整理解雇の人選基準とした。
■経営者が変わり解決の糸口が見えたと思ったが、植木社長は「新たな会社と思ってやっている」など、頭の切り替えを迫っている。
■日本航空の方針は変わっていない。病気等で飛行機に乗れない労働者が増えている。昔は居なかった。
■憂さ晴らしをするにも勤務時間がバラバラで飲みにも行けない。
■パイロットを殺すのに刃物はいらない。
■パイロットの飲酒事件をうけ日経リサーチが行った調査では、ストレスが59%(機長55%、副操縦士66%)と高く、理由は人間関係、訓練、パワハラ、乗務時間(疲労)だった。会社の安全に対する評価は、ネガティブ評価61%、ポジティブ評価20%。自由にものが言える風土は、ネガティブ評価47%、ポジティブ評価28%で、会社は表に出すことを怖がっている。
■2018年5月14日、「労務方針を変更する」との回答を受け、労使で特別協議を開始。乗員組合、CCUが原告団と支援共闘会議の街頭宣伝の中止を要請。これまで12回の会議が開催され、会社提案は新会社(LCC)設立での募集、客室乗務員経験者採用にあたって被解雇者に応募資格を認めるという内容だったが、被解雇者の応募者は全員不合格となった。12回行われた特別協議もゼロ回答で全く要求に応えていない。
■年末に向けて労働組合と連携しながら、国会、行政、オリンピック組織委員会、旅行代理店などへの取り組みに加え、空港行動や街頭宣伝、集会など、世論に訴える運動を強化し、10年目に入らない。年内解決を迫る方針で取り組む。
また、闘争団の林さん、大池さん、神瀬さんからも一言づつ早期解決に向けた思いが述べられた。
最後に春田代表委員の音頭で団結ガンバローを行い、JAL闘争の勝利を誓った。

翌日の23日には、午前8時より徳島駅前で街宣行動が行われた。
8月7日から9日にかけ開催された「被爆74周年原水爆禁止世界大会・長崎大会」に参加した。貸切バスで往復約20時間というハードな行程だったが、戦争を知らない世代が8割超となったいま、「戦争ができる国づくり」をめざす安倍政権への対峙や原発廃炉、核軍縮に向けた取り組みの必要性を改めて認識する機会となった。
-- 1日目 8月7日(水) --
早朝、坂出市の府中湖SAから徳島人権・平和運動センターの参加者が乗車するバスに途中乗車。600㎞超の長旅を経て16時過ぎに開会総会会場の長崎ブリックホールへ到着。大会の基調提起、福島からの訴え、長崎市長、被爆体験者、高校生平和大使からのメッセージを受けた。
その後、徳島からの参加者による夕食懇親会が開かれ、全参加者19人で親睦を深めた。
宿泊先は急峻な坂道の途中にある「稲佐山観光ホテル」という立派な佇まいの温泉宿だった。
-- 2日目 8月8日(木) --
翌朝は各自で分科会会場へ移動。
長崎新聞文化ホールで行われた分科会④「脱原子力Ⅱ-原子力政策の矛盾」に参加した。
最初の講演では、原子力市民委員会委員でNPO法人「APAST」理事長の後藤政志さんより、「福島第一原発の現状と原子力政策」についてパワーポイントを使った説明が行われた。福島第一原発事故の要因や原子炉格納容器の構造、約100万トンにおよぶ汚染水、山積したフレコンパック、1号機から4号機の現状等について解説した上で、安全性や経済性が確保できない原発の危険性や原子力政策の抜本的な見直しを訴えた。
続く講演では、原子力資料情報室の西尾漠さんより、エネルギー基本計画や六ヶ所村再処理工場、原発輸出の矛盾点に関する話があった。特に六ヶ所村再処理工場については、毎日新聞(2013年2月8日)の記事「サイクルは神話なんだ。神話がなくなると核のごみの問題が噴き出し、原発そのものが動かなくなる。六ヶ所村はずっと試験中でいいんだ。これはモラトリアムなんだ。(自民党商工族重鎮)」を引用し、政府の姿勢を批判した。
午後からは、NBC別館に移動し、ドキュメンタリー映画「沖縄スパイ戦史」の鑑賞を行った。20万人余りが死亡する激しい地上戦となった沖縄戦の裏では、10代半ばの少年兵による「ゲリラ戦」や「スパイ戦」が繰り広げられていた。米軍との戦力が雲泥の差であるにもかかわらず捨て身の攻撃を命じられた少年兵、住民を監視し、米軍への情報提供などスパイ容疑があれば容赦なく殺害するなど、戦争が人を狂わせるという事実がリアルに描かれていた。映画の中で沖縄戦の体験者が語っていた「軍隊は住民を守らない。国(権力)を守る」という言葉が印象に残った。
-- 3日目 8月9日(金) --
午前8時にホテルを出発し、閉会総会が行われる長崎県立総合体育館へ向かった。
沖縄からのアピールでは、沖縄平和運動センターの山城博治議長から辺野古新基地建設工事反対闘争の報告が行われた。
第22代高校生平和大使・高校生1万人署名活動実行委員会からのアピールがあり、会場カンパが行われた。
閉会後、爆心地公園までの1.2㎞のコースで非核平和行進を行い原爆投下時刻の11時2分、中心碑に向かい黙祷を行った。
その後、長崎を後に帰路に立ち約10時間の長旅を楽しんだ。





