専従日誌 -20ページ目

専従日誌

徳島県農協労連専従のブログ 農業再建、農協革新の取り組みや活動紹介など

JA労組四国ブロック2020春闘討論集会が2月8日から9日にかけ高知市内で開催され、四国四県から80人が参加した。

主催者あいさつで中原千聡実行委員長は「昨年に続き2年連続で高知県で開催していただくことに心より感謝申し上げる」「農業、農協を取り巻く環境が厳しいというのは20年前から言われている。政府の農協解体攻撃、ネガティブキャンペーンに対して一丸となって抗していかなければならない」「全国で働くJA職員も歯を食いしばって頑張っている。改革が農家のためであるのなら職員も大事にしてほしい。職員は大事な財産であり、職員が気持ちよく働ける環境でなくてはならない」「昨年JA高知県がスタートしたが、地元紙の一面に『統合は組合員のためであり職員の不満は些細なもの』とトップのコメントが掲載された。そして、事業推進目標が年度途中で変更され、各地区に説明もないままトップダウンで下りてきた」「職員会で団体交渉を申し入れたが拒否された。一部の労働組合のみを職員代表とみなすと非公式に告げてきた」「不誠実団交に対して規約の改正により労働委員会に認定を受けるとともに新たに労働組合の立ち上げについて協議しているところだ」「それぞれのJAに存在する課題を克服し、人間らしい生活を送るために2020春闘に全力で臨んでいただきたい」と述べた。

続いて、木村事務局長より討論集会の基調提起が行われ、2020春闘を取り巻く情勢および2020春闘の統一課題、具体的要求と考え方について説明が行われた。

その後、分散会討論に移り、ベースアップの獲得、人員不足の解消、長時間労働の是正、ハラスメント、推進ノルマの問題など様々な課題について約3時間討論を行った。

夕食懇親会では土佐の郷土料理と地酒に舌鼓を打ちながら親睦を深めた。

翌日は分散会討論から始まり、8つの分散会から報告を受けた。報告者からは各県、各単組の職場における課題や取り組みが報告された。

講演学習では、全国農団労の宇都宮克明副中央執行委員長より「2020春闘の課題と労働組合の役割」について、島根における取り組み事例を中心に講演を受けた。JAしまねは2015年3月に一県一JAとして発足した。当初3年間は統廃合を行わず、労働条件も据え置きという条件だったが、労組は2年目から交渉を行い、5年かけて賃金を統一するために12ある賃金表を3つのグループに分けて是正していくこととしている。島根県は東西に長く、移動に時間がかかり、離島もあるため労組活動はすべて時間内に行っている。宇都宮副委員長は2020春闘について「他人事と思ってはいけない。ベアが取れなくても他のもので勝ち取ることが重要」「要求は一回でなく繰り返し要求することで自信に繋がる」「36協定を長期で結ぶ場合は破棄条項を付けるべき」「労使は喧嘩すると仲良くなる」など様々なアドバイスを行い、組合費についても「高い安いは無意味。組合費は運営するための必要条件。労働組合の最大の武器は法律で守られていることだ」と説いた。他にも共済推進を改善するためのアンケート実施やガイドライン作成の取り組みなどを紹介した。

中原実行委員長は全体のまとめとして「それぞれの職場における問題点、改善点が明らかになった」「自分自身も春闘は初めてだが、手弁当で頑張りたい」と決意を語った。そして、団結ガンバローを三唱し、2日間の討論集会を閉じた。