鳴門市のJA徳島北で元課長による着服が発覚した。
着服額は5104万円で、先物取引の損失を穴埋めするためだったという。
着服した金は金庫内の現金で、札束の上と下の間の現金を薄茶色の紙とすり替える細工をしていた。
残念なのは、横領は昨年の9月から始まったが、発覚するまで数回の監査をクリアしている点だ。監査体制の不十分さが問われる。
近年、農協内部でもコンプライアンス研修や不祥事を未然に防ぐための管理体制を強化しているが依然として不祥事は後を絶たない。
そこには、人員不足やガバナンス体制の脆弱さがあると言える。
さらに低賃金、過大な推進ノルマ
長時間労働、人員不足、職員教育など様々な課題を解決しなければ健全な農協経営は確立できない。また、職場の人間関係の希薄さ、自己責任論、トップダウン、管理職の権限と責任のアンバランスさ、経営者のモラハラなど農協が抱える組織的な問題についても改善が必要だ。
おかしいことをおかしいとあたり前に言える職場環境、そのためにはチェック機能を発揮できる労働組合の存在が欠かせない。
6月27日 徳島新聞より
農協が行った記者会見の様子
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20200626/8020007952.html



