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専従日誌

徳島県農協労連専従のブログ 農業再建、農協革新の取り組みや活動紹介など

8月5日から6日にかけ、全国農団労「2021反核・平和行動」が広島市内で開催された。

 

5日は原爆関連映画の上映および森山景さんの講演が行われた。

 

DVD上映では、「ブラジルに生きるヒバクシャ」という2011年にブラジルで製作されたドキュメンタリー映画を鑑賞した。

映画では、現在ブラジルに在住するヒバクシャやブラジル・ゴイアニア市での放射能事故により被爆した人たちが、原爆や放射能被害の悲惨さを克明に語る様子が映し出されていた。ヒバクシャはヒロシマ、ナガサキだけでなく世界中で繋がっていると訴えかけていた。

講演では役者であり演出家の森山景さんより、2018年から2019年に取り組まれた「第100回ピースボートおりづるプロジェクト」に参加した時の体験談を中心に話を伺った。

森山さんは自己紹介で、祖父も広島で被爆しており、「自分は被爆三世だ」と話した。

平和活動を始めるきっかけとなったのは、広島市中区基町にある太田洋子文学碑に感銘を受けたことだった。

ピースボートでは、ヒバクシャで女優の渡辺淳子さんの証言をサポート。歴史教科書問題に疑問を覚えたのが参加の動機となった。

森山さんは、チリやアルゼンチン、タヒチ、サモアの国々での活動を画像を交えながら紹介した。

そして、核兵器について「核兵器は遺伝子を壊す。地面を汚す。なくさなければならない」と訴えた。

6日は早朝より、広島平和記念公園近くの広島県農業会原爆物故者慰霊碑前に集合し、黙祷、献花、平和の折鶴献納を行ったあと、平和の誓いを広島県農協労連の仲間が読み上げた。最後に全国本部の川岸中央執行委員長代行があいさつを行い、「今回、参加者がコロナで少なかったが、来年はもっと多くの仲間が広島に集まれることを願う」とまとめた。


さよなら原発徳島実行委員会は7月13日、14時より四国電力徳島支店に対する要請行動を行った。

 

四国電力側は、新型コロナウイルス感染防止対策を理由に建物内での対応を拒否し、ピロティへの移動を求めた。

 

開放的な場所をイメージして案内されたピロティは、立体駐車場の奥にあり、薄暗いうえ蒸し暑く、音の反響が気になる場所だった。車が出入りするたびに「ピー・ ピー」という警告音が鳴り響いた。また台車の車輪が路面と擦れ合う音など、人の出入りの激しい場所だったため喧噪の中での要請行動となった。

 

はじめに実行委員会の藤永代表が要請文を読み上げ、参加した幹事らが伊方原発の再稼働を断念するようそれぞれ意見を出した。

 

◆佐田岬は道路が狭く事故が起きれば逃げることができない。住民の安全が保障されない。避難計画が不十分だ。

◆これ以上核のゴミを出さないためにも再稼働は断念してほしい。

◆原発が動いていなくても電力は足りている。安全対策費が嵩み、原発の発電コストは上昇している。

◆自然災害は必ず起こる。自然の力には勝てない。

◆人命を最優先すべきだ。

◆プルサーマル自体が問題だ。事故が起きれば過酷事故となり瀬戸内海が死滅する。

◆我々の申し入れに対する四国電力の考えをホームページに掲載するべきだ。

 

多くの意見が出されたが総務部広報課の石本課長は、「伊方原発の宿直勤務中に社員が無断外出した件については本日調査結果を公表している。再発防止に努めたい」「申し入れ内容については全て本店に報告する」「伊方原発については安全対策に努める」とコメントするのみだった。

 

 

 

 

7月11日、愛媛県勤労会館にて「被爆76周年原水禁四国大会」が開催された。

 

新型コロナウイルス感染防止対策として人数制限を設けられたため参加者は50人だった。

 

地元受入あいさつで、愛媛県平和運動センターの越智勇二議長は、「いま問題となっているのは①温室効果ガス②新型コロナウイルス③核の問題だ。特に原発に関しては3.11福島原発事故収束の目途も立たないなか、住民を帰還させようとしている。またトリチウム汚染水の海洋放出計画など、伊方でも原発事故が起これば同様のことが起こり得る」「ヒロシマ、ナガサキ、第五福竜丸の被爆で原水禁運動は始まった。日本は唯一の被爆国でありながら核兵器禁止条約を批准していない」「伊方1号機、2号機は廃炉が決定したが3号機は乾式貯蔵施設を作って稼働するとしている。四国電力は地球誕生期に出来たウランという危険物を扱っているという自覚がない」と怒りをあらわにした。

 

記念講演では愛媛県議会議員の石川稔さんより、「現在の原発の状況・・・伊方原発、福島第一原発・・・」というテーマで、伊方原発の概要や伊方原発訴訟、原発、地震、プルサーマルの危険性、指針類改定の必要性、伊方原発事故の影響と特質、福島原発事故などについて資料を基に詳しく説明が行われた。

石川さんは、「内海に面している原発は伊方だけだ。事故が起これば事態は深刻だ。汚染水を流せば福島とは比較にならないほど影響がある」「事故が起これば佐田岬の5000人は避難できない。呉から自衛官が来るのにも半日かかる。中央構造線があるので地震波が来るまでに重大な事故が起こる可能性がある」と伊方原発の危険性を訴えた。

 

講演後には各県からの活動報告が行われ、反核、脱原発行動など、一年間の取り組みが紹介された。

 

再生可能エネルギー政策への転換と脱原子力社会の実現に向けた大会アピール(案)は徳島人権・平和運動センターの岩生議長により読み上げられ、全体の拍手で承認された。

 

最後に、高知県平和運動センターの早川議長が閉会あいさつを行い大会を終了した。

 

翌日の12日には愛媛県に対し、「伊方原発3号機を再稼働させず廃炉を求める申し入れ」が行われることとなっている。