百式事件前説3、労働争議が行えない | 天雅日記(生活版)

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皆さんも中学校で学んだと思うんですが、日本には労働三権が憲法で認められています。


国法である憲法と、私法である民法や、特別法である労働基準法とかの関係は面倒なのでスルーしますが、とにかく労働者としての権利は認められていると考えてください。


中小企業だと思い付きませんが、けっこう大きい企業だと、労働争議と言うものは厄介なものです。


この労働争議と言うものにマジメに企業側が付き合うと、よほど儲かっているような企業でないと、簡単に首が締まります。


その次に厄介なのが、労働者への各種の保障です。
これもものすごくお金が掛かります。


加えて、対外的なトラブルが有った場合の補償。


こう言う面倒なのを、全部都合よく他人に背負わせることが出来る夢のシステムが、法律で禁止されている偽装請負とか二重派遣。


理由は簡単で、組合の作り方を知っている人って、貴方の回りに居ますかね?


加えて、組合が有っても、あとで共産党への投票とかを求められるから、加入を渋る人とか多くないですか?

んで、こういう薄っぺらい自由を愛する人って、後先のことを考えないでしょ?


ちょっと差別になりますが、こう言う人たちの大半が、派遣とかで働いていたんですよ、それこそ10年前までは。

いざ自分が的(マト)にされた場合に、ただでさえ物事をじっくり考えることが苦手なのに、誰かのサポートもないのに戦うことが出来るでしょうか?


てか、的にされたら、普通の人では戦うことはまず無理です。
さらに派遣なので組合も作れないと考えがちなので、労働者が団結もしないままに個々で戦うことを強いられて、いいように潰されて終わります。


労働争議が事実上行えないって、実はすごく怖いんですよ。