私は今年、30歳になった。
三十代に突入したということ。それはつまり、おっさんへの階段を上ったということだ。
もちろん心は、まだまだヤングマン。
「ちんこ」というワードひとつで瞬時に腹をよじらせ、日がな一日狂喜乱舞できる若さを、いつまでも保持したい。
しかし二十代前半の頃から、私の内なるおっさんは、無情なまでの確かさで息づいていた。
好きな食べ物は「ぬた」と「きくらげ」だし、
愛聴するのは、もっぱら前川清と堀内孝雄である。
ディズニーランドで元気にはしゃぐよりも、戦場ヶ原でまったり自然を愛でながら歩きたい。
そんな「おっさん元年」の心象風景なのか、パソコンにもおっさんの画像が幾つかあった。
今日は私のおっさんコレクションを、共に愛でて頂きたく思う。
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記念すべきファーストおっさんは、彼。京王線・若葉台駅近くにて。ワイルドさとアーティスティックさを両立させたおっさん。
この街出身のトランペット奏者なのだろうか。
インテリジェンス感漂うおっさん。おじいさんにカテゴライズされそうなダンディズムも包含。孫にミニ四駆の購入をせがまれて困惑しているのだろうか。ちなみに、こちらも同じく京王線・南大沢駅近くの某大学キャンバス内にて。たぶん創設者のおっさん。
プリキュアの感動的名場面。違う、そうじゃない。「るろうに剣心」という漫画の登場人物・志々雄真実(ししお まこと)。実はこの作品、今夏の北海道旅行(https://ameblo.jp/orenochinkasutabero/entry-12410031411.html)で出逢った。宿泊施設に「休み処」という休憩スペースがあり、そこの本棚で見つけたのだ。声高に笑う、ミイラ系のおっさん。実社会でこういうのがうろついていたら、子どもはPTSDまっしぐらであろう。しかし、このただならぬ野性のエナジーは、私も持ち続けたい。
同じく「るろうに剣心」の登場人物・夷腕坊(いわんぼう)。坊主の「坊」が入っているが、揺るぎないおっさん感。そしてただならぬ歯並びの良さと、圧倒的な白さ。お前は新庄か。あるいは、インプラント治療の先駆けであろうか。インプラント界では有名な「きぬた歯科」のイメージキャラに起用されてほしい。
こちらも「るろうに剣心」の登場人物・佐渡島方治(さどじま ほうじ)。女子ウケという概念を1ミクロンも感じさせない潔さ。三匹のおっさんの中でも、群を抜くハードボイルド感。超クール。この破壊力抜群の1コマだけで、彼のファンになった。あと、ヌガーを食いながら叫んでいるわけではないと思う。
こちらも北海道旅行で発見。ストレートかつ安易な便乗っぷりが素敵。BOSSのアイツを朗らかにしたようにも見える。あるいは、楽屋でくつろぐダンシング谷村か。
こちらも同じく、北海道旅行より。札幌駅構内で発見。一瞬、J-WALKのヴォーカルかと思った。ふと調べてみたら、本人は奇しくも北海道出身。文字通り「何も言えなくて...夏」という心情だった。
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いかがだっただろうか。
かわいいおっさん、シリアスなおっさん。
優しすぎたおっさん、子どもみたいなおっさん。
明日は他人同士になる運命でも、おっさんはおっさんであることを、つぐなうことなどできない。
あらゆる場所のそこかしこで奏でられる、おっさんハーモニー。
おっさん百景に、人生の深みを教えられた。
ありがとう、おっさん。
書いていることもかなりテキトーになったところで、擱筆とさせて頂こう。
本日も最後までご閲覧下さいまして、ありがとうございました☆
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・《虐待サバイバー写真展》(https://kojikoji.themedia.jp/posts/4128584)では、被写体として協力させて頂きました。
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