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この質問で最初に思いつく曲はThe Smithsの「There Is A Light That Never Goes Out」なのですが、歌詞が「2階建てバスが突っ込んできて君の隣で死ねたら最高」とかそんな感じなので置いておいて、もっと一般的な意味でのドライブ・ソングっぽい曲で選ぶとするとL'Arc~en~cielの「Driver's High」ですね!まあ、これも「ぶっ飛ばして心中しよう」とか言ってるのでボツですけど!
スピッツの「青い車」も心中の歌という説があるし、心中ソングに名曲多過ぎでしょ…。








そんな訳で心中ソング以外で選ぶとするとNRBQの「Ridin' In My Car」です。大定番ですね。
まあ、ある程度の音楽おたくでないと知らないバンドですが、音楽おたくの中では大定番のはずです。きっと。




そして、もう1曲選ぶならスウェーデンのポップ・バンド(1stアルバムの時点ではデュオ)、The Trampolinesの「Waiting for you」!
歌詞は「有り金はたいて服買って、髪切って、車を借りて旅に出よう」みたいな感じ。「借りて」ってのがまたいいね。
ちなみにThe Trampolinesと言えばジャケットのかわいさでも俺の中で定評があります。



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Waiting For You(HMV)

上から1st~3rdアルバムと「Waiting for you」のシングル。「Waiting for you」が収録されているのは2ndアルバムです。この曲だけでなくアルバム自体もいいですよ。


本題に戻ると夜のドライブならThe Carsの「Drive」。



一番最初に挙げたThe Smithsの「There Is A Light That Never Goes Out」も夜の曲です。ちなみに「There Is~」のミュージック・ビデオの冒頭に出てくるポスターはフロントマンのモリッシーが心酔するオスカー・ワイルドのもの。余談ですが、前回の記事で取り上げた映画『ブラック・スワン』の結末はオスカー・ワイルドの『ドリアン・グレイの肖像』っぽいと思います。

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ってことで色々話が飛びましたが、結論としてはThe Smiths最高
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映画はDVDでは観ますが、映画館に行くのはごくたまにです。
去年映画館で観たのは『ゼロ・グラビティ』と『STAND BY ME ドラえもん』の2本、今年は今のところ、前にブログで紹介した『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』1本です。
『ゼロ・グラビティ』はアルフォンソ・キュアロン、『バードマン』はアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥが監督ですが、撮影監督はどちらもエマニュエル・ルベツキです。

『バードマン』の感想ですが、面白く、見ごたえのある映画でした。

前のブログ記事でも書いたほぼ全編がワンカットに見える撮影は、単純に「スゲー」「カッケー」というのに加えて、主人公の切迫した心境を観客に追体験させる演出としてもアリだなと思いました。あと、物語のクライマックスでカットが入って、それまで途切れなく続いた物語にいったん区切りがつくのですが、そこまでをワンカットのように見せてきたことによって、その「区切り」に特別な意味を持たせるという演出でもあるのだと思いました。(どういう意味かは書かないでおきます)

ワンカット云々は別として、映画のテーマや物語の設定・展開がダーレン・アロノフスキーの『ブラック・スワン』に似ているなあと思ってググってみたらこんな記事↓がありました。

アカデミー賞「バードマン」と「ブラック・スワン」は似てる!?とネット上で話題【動画】

どう似てるかは記事を読んでいただくとして、落ちぶれた元ヒーローが再起を賭けて最後の勝負を挑むという点では『ブラック・スワン』の1つ前のアロノフスキー監督作『レスラー』も思い起こさせるものがあります。もっとも、シリアスでホラーっぽさもある『ブラック・スワン』と笑える部分も多い『バードマン』で違う部分も当然あります。

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もう1つ、実際に『バードマン』を観る前の事前情報の時点で似ていると感じていたのが1950年のビリー・ワイルダー監督作『サンセット大通り』。時代こそ違えど、どちらもかつてのハリウッド・スターが狂気にとらわれていく姿を描いた作品で、映画内の役柄と役者の実際の人生をオーバーラップさせるようなキャスティングも共通しています。ちなみに『レスラー』のミッキー・ロークもそういうキャスティングです。

ただし、『バードマン』『ブラック・スワン』が妄想にとりつかれた主人公の目に映る世界を観客にそのまま見せるのに対し、『サンセット大通り』は第三者の視点というところが異なります。『バードマン』『ブラック・スワン』での主人公の妄想を表現した映像はCGの時代ならではで、どちらも見事(特に『ブラック・スワン』)ですが、それ以前の好みの問題として僕は『サンセット大通り』の突き放したような視点が好みです。

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『バードマン』『ブラック・スワン』『サンセット大通り』の3作に個人的な好みで敢えて順番をつけるとすれば、『サンセット大通り』>『ブラック・スワン』>『バードマン』です。が、『バードマン』も十分面白かったですよ!

【関連まとめ】
映画『バードマン』の撮影監督、エマニュエル・ルベツキ #アカデミー賞 2年連続受賞

フィルムノワールの代表的作品
『サンセット大通り』を取り上げています。
前回書いた千葉市美術館「ドラッカー・コレクション」展には尾形光琳の作品が2点ありました。
そのうちの1点が「蔦(つた)図」団扇(うちわ)です。

ドラッカー・コレクション 珠玉の水墨画 | 千葉美術館 - 日々帳
尾形光琳 「蔦図(団扇)」
狩野秀頼 「山水図」(団扇形)

もともと団扇だったものが他の団扇数点とともに屏風に貼り付けられ、後に掛け軸に仕立てられたものだそうです。

1990年に根津美術館で行われた講演でドラッカーは最初のスライドでこの絵を紹介し、「細い蔓(つる)が空間を仕切ると同時にそこにある種の空間を創り上げる、いわばノン・オブジェクティブ、非写実的な絵画」と評したうえで、「この小さな扇面ほど余白を生き生きとさせ、それが絵の主題となっている他の抽象作品を知らない」「そしてこれこそが、日本美術の重要な特徴のひとつ」であると続けています。

ドラッカーの考える日本美術の特徴が典型的に表れた作品がこれだったのでしょう。

ところで、MOA美術館の「山水・寿老図団扇」の解説には「宗達が扇面の画家であるならば、光琳は団扇の画家である」とあります。団扇が広く一般に普及したのが光琳が活躍した時期ということもありますが、光琳の作風と団扇の丸い画面の相性がよかったというのもあると思います。

「ドラッカー・コレクション」展で観た団扇関連の作品では、山水画の典型的モチーフが団扇形の画面にコンパクトにまとめられた狩野秀頼の 「山水図」も面白かったです。


琳派400年記念 細見美術館 琳派のきらめき-宗達・光琳・抱一・雪佳-
月梅下絵和歌書扇面 本阿弥光悦・書 俵屋宗達・下絵
宇治橋図団扇 尾形光琳
酒井抱一 鹿楓図団扇

以前日記に書いた高島屋の「細見美術館 琳派のきらめき」展では、俵屋宗達が下絵、本阿弥光悦が書を手がけた「月梅下絵和歌書扇面」と光琳の「宇治橋図団扇」を観ました。

画面を斜めに分割している点が両者に共通(「ドラッカー・コレクション」展の「蔦図」団扇とも共通)していて、宗達から光琳への影響が伺えますが、特に、橋で画面を分割した「宇治橋図団扇」の構図は巧いと思います。水面は「紅白梅図屏風」のような紋様で表現されています。

酒井抱一の「鹿楓図団扇」は細見家の2代目当主が琳派のコレクションをはじめるきっかけになった作品だそうです。


紅葉流水図(竜田川図) 尾形光琳筆(五島美術館)

根津美術館の「燕子花と紅白梅」展では五島美術館所蔵の「紅葉流水図団扇」が観られました。画面の切り取り方が光琳らしい作品です。数枚描かれている紅葉が全て画面からはみ出しているのが面白く、団扇ならではの表現だと思います。


「琳派―四季の“きょうえん”」をみて - アトリエ・リュス
尾形光琳《八橋図・秋草図団扇》

3月に行った畠山記念館の「開館50周年記念 THE 琳派―極めつきの畠山コレクション―」で観た「八橋図・秋草図団扇」の「八橋図」は画面中央から右側に伸びる太い線にちょこちょこっと脚を描き足すだけで橋に仕立てるセンスがすごいです。この展覧会に行ったのはブログを始めるちょっと前なので記事にしていませんが、よかったので今さらですが書こうかなと思っています。

ブログに書きたいことが多過ぎて全然追いつかないです…。