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俺のまとめ -oremato-

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普通の日記みたいなことも書いてます。

中村芳中編鈴木其一編に続く完結編です。

ややマイナーな人の作品では池田孤邨「四季草花流水図屏風」と渡辺始興「簾に秋月図」がよかったです。

「簾に秋月図」は透けて見える簾の表現が綺麗。「四季草花流水図屏風」は、ネットで画像を見ただけでは気づかなかったのですが、光琳の紅白梅図屏風を思わせる流水だけでなく右側の植物群も全体が弧を描くような構図になっていて、画面全体から大きなうねりを感じました。

そして、本阿弥光甫の「梅に鶯図」。
光甫は本阿弥光悦の養子の子で、空中斎の号でも知られています。この人の作品は少し前に茶道具を見たことがあって、それがかなり変わっていて印象的だったのですが、これは数少ない絵画作品。これもなかなか面白いです。長く延びた枝が画面を縦に分断する構図は俵屋宗達の「墨梅図」とも似ています。

梅は琳派(というか日本美術全般?)がよく取り上げるモチーフで、本展でもここまでご紹介した俵屋宗達「墨梅図」、本阿弥光甫「梅に鶯図」、中村芳中「白梅小禽図屏風」、鈴木其一の「雪中竹梅小禽図」の他に、酒井抱一の「紅梅図」、神坂雪佳の「白梅図」等がありましたが、どれも作者の個性がよく出ていて面白かったです。(一番は芳中の「白梅小禽図屏風」!)

キリがないのであと3つほど挙げて終わりにします。

俵屋宗達「双犬図」…細見美術館のミュージアムショップでグッズも色々出ていて、なかなかの人気作だと思います。本展のサイトには載ってなかったのに普通にあってびっくり。かわいい。

酒井抱一「白蓮図」…説明には「鎮魂と再生の祈り」が云々と書いてあってまさにそんな雰囲気を感じます。

神坂雪佳「蓬莱山図」…芳中の「初夏山水図」もすごいけど、このモチーフをかわいく仕上げる雪佳も素敵。

画像は以下の個人ブログでご覧ください。

Art & Bell by Tora
俵屋宗達「墨梅図」
俵屋宗達「双犬図」
渡辺始興「簾に秋月図」
酒井抱一「白蓮図」
池田孤邨「四季草花流水図屏風」

弐代目・青い日記帳
本阿弥光甫「梅に鶯図」、酒井抱一「紅梅図」

turblog...I hope too
神坂雪佳「白梅図」、「蓬莱山図」

行かなくてもネットで画像が見られる時代ですが、中村芳中「白梅小禽図屏風」、鈴木其一「藤花図」、池田孤邨「四季草花流水図屏風」等、実物を見て良さがわかった作品も多く、行ってよかったです。

~完~
前回の中村芳中編に続いて鈴木其一編。
印象に残った作品を挙げていきます。

水辺家鴨図屏風」…これはネットで見た印象では、いかにも光琳風のかわいい作品だなと思っていたのですが、実物はくちばしや脚が妙にリアルに描かれていて気持ち悪かった(笑)。光琳だったらこんな風には描きません。こういうちょっと変なセンスもこの人の魅力の一つだと思います。

藤花図」…これも事前にネットで見ていて、正直そんなにピンときていなかったんですが、実物は引き込まれました。精緻な描きこみぶりは琳派風というより若冲っぽいと思ったり。

白椿に楽茶碗花鋏図」…まず、モチーフが風流。それぞれの質感も丁寧に表現されています。余白が多くこぢんまりとした感じもいい。

雪中竹梅小禽図」…左幅の静謐さもさることながら、葉に積もった雪が崩れ落ち、鳥が飛び立つその一瞬を見事に捉えた右幅が出色。

朴に尾長鳥図」…朴(ほお)も尾長鳥も珍しいモチーフだそうで、解説には異国情緒云々と書いてありましたが、たらし込みの色使いも不思議で、異国情緒を通り越して浮世離れした感じすらします。

画像は以下のブログのものにリンクを貼らせていただきました。

猫アリーナ 「水辺家鴨図屏風」「藤花図」
大倉里司 「白椿に楽茶碗花鋏図」
the Salon of Vertigo 「雪中竹梅小禽図」
てつりう美術随想録 「朴に尾長鳥図」

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