9月1日 12時25分
バスに乗って、井持浦教会に向かう。
はじめは私一人しか乗っていなかったので、
はたして私以外、乗ってくる人いるのか?と思っていたら、
道中にある大型ショッピングセンターとか、病院辺りから、
おじいちゃんおばあちゃんばかり乗ってくる。
しかもとても腰が曲がっていらっしゃるかたや、
足元がおぼつかない方ばかり。
だんだん民家がなくなって、山道になってきても、
彼らが降りる気配がない。
本当にどこまで乗って行くんだろう???
と思っていたら、途中にあった農協前とか、
田んぼ脇の集落辺りで降りていった。
きっとそこから先は、
自分で山道など歩いて帰宅しなければならないのだろう。
そのあたりから、
少しでも若い人が、体が動かせる人が、
年配者を支えているという光景に気付く。
バスの運転手は、押しなべて皆、
60歳前後くらいのおじさんが運転していて、
若いひとが運転している所をあまりみなかった。
そもそも若い人がこの町にあまりいない。
おそらく私くらいの若い人間は、
このあたりでは人の何倍もバリバリ働いて、
ビュンビュン車を運転して、年長者を支えながら生きていかなければならない。
『会社などで働く』以外にも、家でグダグダせず、働いていかないと、
生きていけないと、あたりまえのことを思ってしまった。
『おばあちゃんの世話は、
お母さんに任せちゃおう、私は遊びに行ってこよう』ではダメだと思った。
一人一人が誰かを支えているのが、この島から見えてきた。
今までの自分の怠惰な暮らしが情けなく思えた。
祖父母を支えていた
両親や親戚達を、私はさらに支えていたかなぁと。
あるいは祖父母を私自身、支えてあげられただろうか。
さて、バスで長々乗って、目的の井持浦教会が近づいてきた。
乗客はいつの間にか私一人になっていた。
ところが、私の財布には1万円札と5千円札しかなくて、
支払いに必要な千円札がないことに気付いた。
降りる時にバスの運転手に、
『5千円はくずせないから、
帰りのバスで払ってよ、どうせ2時23分のバスに乗るんでしょ?』
といわれた。
ということで、1320円払わなければならないのに、
320円だけ払ってバスを降りた。
恥ずかしかった~![]()