7月末に新潟、福島両県を襲った記録的豪雨により、両県にある東北電力の水力発電所計29か所が運転を停止し、計100万キロ・ワットの供給力が失われていることが5日、わかった。
この影響や、気温の上昇による電力需要の高まりにより、電力の供給力に対する使用量を表した「使用率」は、5日は最大で97・7%に達し、東北電が安定して運転できる目安としている95%を超えた。東北電は4日から、東日本大震災後初めて東京電力から30万キロ・ワット分の電力融通を受けており、5日はこれでしのいだが、施設の復旧が遅れれば電力供給が綱渡りの状況が続く可能性もある。
東北電によると、豪雨で発電設備が冠水した発電所が出たほか、増水し河川にごみが浮いていることから、福島県で16か所、新潟県で12か所の水力発電所で運転を止めた。別の1か所は点検に伴い運転を停止中。(5日21時21分付、読売新聞『豪雨で水力発電停止、東北電力100万kW失う』より抜粋)
本当に冷や冷やものですね。記録的豪雨で水力発電所がダウン。その影響で原発1基分の容量の供給力を失って使用量が97.7%まで達しましたか。ここでも本当に綱渡りの状態を強いられていますね。東電では最近は余裕のある状態がありますが、油断は全く出来ないですからね。緊張感を持ってと…。