スティーブ「結構登ってきたなー!」

 

バンダナワドルディ「僕も結構疲れてきたよ・・・」

 

スーサイドマウス「(そうかい? 君はこの登山中ずっと僕のリュックの中にいたよね?)」

 

バンワド「・・・・・・」

 

ということで3人は今登山中のようだ

 

スティーブ「もうすぐ頂上だぞー!」

 

マウス「(頂上についたら何かしらしないといけないっていう暗黙の了解があるからね)」

 

バンワド「そうだっけ」

 

マウス「(例えば君を山の頂上から)」

 

バンワド「待って! その先は聞きたくない!」

 

というふうに3人が登山をしている

やっぱりこういう光景が一番見てて癒されr

 

スティーブ「ん? なんかスマホから警報みたいな音が」

 

バンワド「僕のスマホからも警報が」

 

マウス「(おそらく地震だね)」

 

自殺ネズミがそうつぶやいた次の瞬間

 

バンワド「あっ、揺れてる」

 

スティーブ「そしてだんだんと強くなってきたぞ!!」

 

あっ、これやばいやつだ

 

マウス「(僕の直感だとここら辺は震度8ぐらいかな)」

 

バンワド「いや震度8って存在しないでしょ!」

 

いや! このブログには存在するんだよ!!

トップの世界は地震の震度が8以上あるのだ!!

その中でもマックスの震度は12ってぎゃああああああああああああああああ!!!

 

スティーブ「やべええええええええ!!!」

 

バンワド「怖いよーーーーーー!」

 

恐怖で顔を歪める2人と全く動じない自殺ネズミはその場に止まって地震が収まるのを待った

そして2分後・・・

 

マウス「(どうやら落ち着いたみたいだよ)」

 

バンワド「もう僕スーサイドマウスのリュックの中入ってる」

 

スティーブ「ずるいぞ! 俺も入れさせろ!」

 

マウス「(どうやら今回の地震はハイラル方面を震源としたマグニチュード9.3の地震だったみたいだね)」

 

東日本大震災越えだと・・・

 

マウス「(震源となったハイラル方面は震度9でここも含めた多くのところで震度8)」

マウス「(または震度7を観測しているみたいだね)」

 

バンワド「ねえその情報どこから仕入れてきたの?」

 

マウス「(スレンダーマンからそういうテレパシーが届いたんだ)」

 

怪異同士の情報伝達スピード早過ぎだろ

あっ、ちなみにナレーションルームはギリ耐えてます

ただここも危なそうだし津波のことも考えて高台のナレーションルームに避難しようかと

 

スティーブ「・・・おい なんか音がしないか?」

 

マウス「(参ったな 土砂崩れみたいだよ)」

 

バンワド「うそーーーーーーーーーん!?」

 

マウス「(さらにその崩れた土砂がこっちにきてる)」

 

スティーブ「走って逃げ!」

 

マウス「(もう間に合わないかな)」

 

バンワド「ぎゃああああああああ! 土砂だーーーーーー!」

 

スティーブ「くそーーーーーーーーーーー!」

 

マウス「ははははははははははは!!!!!」

 

これは避難なんかしてる場合じゃない!!

ナレーションに集中しなくては!!

ということで3人は土砂に飲まれました

 

スティーブ「うっ・・・ 苦しい・・・」

 

バンワド「土砂が・・・ 重い・・・」

 

マウス「・・・」

 

これは完全に生き埋め状態ですな

 

スティーブ「ナレーターだけ・・・ 安全圏から俺たちのことナレーションしやがって・・・」

 

いやここも充分危ないから

多分大きめの余震来たら崩れるから

 

バンワド「じゃあ・・・ 避難してよ・・・」

 

マウス「(まさか僕が生き埋めにされる時が来るなんてね)」

マウス「(かつて夢の国にいた時にマナーの悪いやつを今の状況のようにしてやったことならあったけど)」

 

スティーブ「夢の国ってマナー悪いと生き埋めにされるのかよ・・・」

 

バンワド「とか呑気なこと言ってる場合じゃないでしょ・・・」

バンワド「大声で助けを呼ばなくちゃ見つけてもらえないよ・・・」

 

スティーブ「ああ・・・ そうだな・・・」

 

2人「誰かーーーーーーーーーーーー!!!!!! 助けてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」

 

セリフも叫び方も声量も全く同じだね

もうそこ結婚したら?

 

バンワド「ぜぇぜぇ・・・」

 

スティーブ「ダメだ・・・ 助けが来る気配がない・・・」

 

マウス「(ちなみに生き埋めになったときに大声で叫ぶのはやってはいけない行動のうちの一つだね)」

 

バンワド「え?」

 

マウス「(生き埋めになっているときに叫ぶと体力を消耗するだけだからね)」

マウス「(もちろん大声で叫ぶのも一種の手段としてはいいけどそれはあくまで近くに人がいるっていう状況限定だね)」

マウス「(生き埋めは持久戦になるからあまり叫ばずに体力を温存しておくことをおすすめするよ)」

 

スティーブ「それ俺たちが叫ぶ前に言えよ・・・」

 

それにしても生き埋めに関する知識豊富だね

ってそうか 夢の国で何人も埋めてきたからか

そうして何も起きないまま時間だけが過ぎていった

 

2時間後・・・

 

マウス「くっ・・・」

 

スティーブ「自殺ネズミ? どうした?」

 

マウス「(ちょっと頭が痛くてね)」

マウス「(おそらく酸素不足か頭に血が昇ってるかのどっちかだね)」

 

やばい 自殺ネズミの知識が豊富すぎて私の出番がない

 

バンワド「君はナレーション担当でしょ・・・」

 

そうでした

 

マウス「(君たちは頭が痛かったりしないかい?)」

 

バンワド「言われてみれば・・・ 痛いかも・・・」

バンワド「こういう時は・・・ どうすればいいの?」

 

スティーブ「さあ! ストレッチだ!」

 

バンワド「できるわけないよね?」

 

マウス「(口の中に唾を溜めるとその方向で自分がひっくり返っているかどうかがわかるよ)」

 

今回 自殺ネズミ博識すぎだろ

 

バンワド「わかった・・・ ちょっとやってみるね・・・」

 

スティーブ「・・・バンワドに口なんてなくね?」

 

じゃあなんでバンワドはしゃべれるの?

 

スティーブ「確かになー・・・」

 

バンワド「おお! 頭痛が少し楽になった!」

 

マウス「(よかったね)」

マウス「(ちなみに僕の方は何度方向転換をしても頭痛がひかないからきっと酸素不足だね)」

 

スティーブ「はっはっはーー! ストレッチパワーがここに溜まってきただろー!」

 

やばい スティーブが壊れた

 

バンワド「そりゃあ2時間近く生き埋めになってたらス○レ○チマンにもなるでしょ」

 

確かにねー・・・

ってなんで私今ので納得した!?

 

そこからさらに3時間後・・・

 

スティーブ「やべえ 漏れそう」

 

マウス「zzz」

 

バンワド「ちょっと!? 何気持ちよく寝ちゃってるのさ!」

 

あっ、ナレーションルームは大きめの余震で無事倒壊しました

 

バンワド「だから避難してってば!」

 

でもあの地震から5時間ほど経ってるけど津波とか来る気配ないんだよね

 

スティーブ「ああ 今スマホで調べてみたんだが津波なかったらしいぞ」

 

バンワド「マグニチュード9.3なのに!?」

 

スティーブ「マグニチュードと津波に関係性はないだろ」

 

バンワド「だとしてもそれだけでかかったら津波の一つぐらいくるでしょ!」

 

なんか2人とも生き埋めに慣れてきたね

まあ私は今ナレーションルームの瓦礫で生き埋めになってるんだけどさ

 

バンワド「いやナレーションしてる場合じゃないって!」

 

でも私ナレーターだし

 

バンワド「今まで突っ込みばかりして職務放棄していた君がナレーター気取らないで!」

 

スティーブ「ちょっと待て 冗談抜きで漏れそう」

 

バンワド「耐えて耐えて耐えて!」

 

スティーブ「無理ー! 車とトップのネガティブ発言と排尿は急には止まれないって言うだろ!」

 

バンワド「なんでそれら三つがセットなのさ!」

 

スティーブ「あっ」

 

バンワド「・・・まさか」

 

スティーブ「俺の社会的信頼 終了のお知らせ」

 

スティーブは無事社会的に死んだ

 

スティーブ「いやでもおしっこをすればレスキュー犬に助けてもらえるって聞いたことがあるぞ!」

 

マウス「(残念だけどそれは間違った情報だよ)」

 

バンワド「うわあ! いつから起きてたの!?」

 

マウス「(本来レスキュー犬っていうのは人の体臭などを頼りにして救助をしているんだ)」

マウス「(だからおしっこをしたらアンモニアの匂いがレスキュー犬の捜索を邪魔しちゃうことになる)」

 

スティーブ「そう・・・ なのか?」

 

マウス「(確かにアンモニアを検知してくれる探知機もあるみたいだけどそれらもメインとしては二酸化炭素などを頼りにしているから排尿はしないほうがいいんだ)」

 

スティーブ「・・・だからそれ俺が漏らす前に言ってくれよ」

 

マウス「(仮に僕が漏らす前に説明しても君のことだし我慢の限界が来て放出しちゃうでしょ?)」

 

スティーブ「・・・そうでした」

 

バンワド「もうこれ・・・ どうすればいいの・・・」

 

バンワドが絶望していたその時

 

ミドル「誰かいるっすかー?」

 

スティーブ、バンワド「ここでーーーーーーーーーーーす!!!!!!」

 

どうやら救助隊がやってきたようだ

 

マウス「(とうとうきたね)」

マウス「(こういう時は物を叩いて知らせるほうが体力も使わないからおすすめだよ)」

マウス「(生存者がいるという2、5、2のリズムで叩いてね)」

 

と言いながら自殺ネズミは早速そのリズムで物を叩き出した

 

スティーブ「うおおおおおおおおおおおおおお!」

 

バンワド「スティーブ! 2! 5! 2!」

 

ミドル「いないみたいっすね」

 

スティーブ「ダメだーーー! 気づいてもらえねえええ!」

 

マウス「(そういう時はスマホの緊急SOSを使ってみて)」

マウス「(古いアイフォンなら電源ボタンを素早く5回押すことで起動するから)」

 

スティーブ「よし! やってみるか!」

 

いや、というかさ

ずっと思ってたことがあるんだけどさ

 

バンワド「何?」

 

そのスマホで助け呼べばいいのでは?

 

3人「あっ」

 

そして・・・

 

ミドル「それにしてもなんですぐスマホ使わなかったんすか?」

 

3人は無事救助隊に救出されたのだった

 

スティーブ「パニックになってたんだと思いますね」

 

バンワド「うん 流石に馬鹿すぎた」

 

マウス「(さて、山登りの続きにでも)」

 

スティーブ、バンワド「いくわけねえだろ!/ないでしょ!」