前回のあらすじ

 

 

SCP682が暴れ出した

以上

 

クッパ「はぁ・・・ はぁ・・・」

 

クッパは木曜日を連れて走っている

 

木曜日「・・・」

 

木曜日は泣き疲れちゃったようだ

木曜日とは曜日の擬人化キャラである

性別は女性だ

 

木曜日「トップに会いたい・・・」

 

クッパ「我輩もトップに会いたい・・・」

 

まあトップが本気を出しちゃえばすぐ終わっちゃうしね

 

クッパ「よし! トップの家に向かうぞ!」

 

木曜日「・・・」

 

クッパ「ちょちょちょちょ! 木曜日足が速いって!」

 

そうして2人が走り出したと思ったら

 

木曜日「いたっ」

 

木曜日は見えない壁にぶつかった

 

クッパ「いてっ! 本当だ!」

 

木曜日「このーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」

 

木曜日は壁を壊そうとしたが

 

木曜日「あ・・・ ああ・・・」

 

破壊できなかったようだ

木曜日は手が痛くてそのばにしゃがみ込んだ

 

クッパ「ん? こんなところに道路標識なんてあったっけ」

 

・・・もしかしたら見えない壁ができたのはそれが原因かもしれない

だってそれは

 

クッパ「SCPなんでしょ!」

 

なんでちょっと怒ってるの

 

SCP910JP 『シンボル』

 

見た目は普通の道路標識だけど

SCP910JPは標識を自由自在に変形させることができるのだ

そしてその標識通りの出来事が起こる

 

クッパ「あっ、一時停止の標識が」

 

何回か変形して落石注意の標識になった

 

クッパ「うわあああああああああ!」

 

木曜日「ひっ!」

 

標識通り2人の頭上から落石がきたね

 

クッパ「あっ! また変形した!」

 

次は・・・ 強風注意の標識だね

 

クッパ「おお・・・ すごい風だ」

 

木曜日「・・・」

 

2人とも同じてない

ってことは2人とも体重がお

 

木曜日「それ以上は言うなーーーーーーーー!」

木曜日「絶対に言うなーーーーーーーーーーーー!」

 

そうだった こいつ女だった

 

クッパ「さっき自分で説明してたよな?」

 

木曜日「ああああああああああああああ!!」

 

木曜日は苛立ちに任せてSCP910JPの標識部分を破壊した

 

クッパ「やった! これでSCP910JPを倒したぞ!」

 

いや・・・ 倒せてないよ

 

クッパ「え?」

 

むしろSCP910JPを怒らせたね

 

木曜日「あっ、再生した」

 

SCP910JPは放射能注意の標識になった

 

クッパ「へー こんな標識もあるのかー」

 

感心してないで今すぐ逃げろ

 

クッパ「いや! 我輩はこいつを倒してみせる!」

 

クッパはSCP910JPの柱部分に攻撃した

 

クッパ「かった! え!? かっっっっった!」

 

柱部分にはダメージを与えられないから注意してね

 

クッパ「先に言えーーーー!」

 

SCP910JPはSCP財団のマークになった

 

クッパ「これはなんだ? SCP注意とか?」

クッパ「わからないからヒント教えてよーー! シンボル君!」

 

SCP910JPはクイズを出題しているわけじゃないからね

それとこの短時間でそんなに仲良くなったの?

シンボル君とか呼んでさ

 

クッパ「ん? SCP財団マークの下に何か数字が・・・」

 

SCP682だってさ

 

トカゲ「うおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

クッパ「ほわああああああああ! 前回のトカゲだーーーーーー!」

 

SCP910JPは他のSCPを呼び出したようだ

 

トカゲ「お前を倒す」

 

クッパ「木曜日!」

 

とっくの昔にトップの家を目指して走って行ったよ

 

クッパ お疲れ

 

トカゲ「おおおおおおおおおおおおおお!」

 

クッパ「ほんぎゃあああああああああああああああああああああ!」

 

一方病院に担ぎ込まれたマリオは・・・

 

マリオ「はぁー 死ぬかと思った」

 

無事人体発火ウイルスの治療に成功したようだ

 

マリオ「それにしても外はとんでもないことになってるな」

 

SCPたちが暴れ回ってるからね

 

マリオ「・・・もしかしたらSCPたちは居場所を失っているのかもしれないな」

マリオ「そして新たな居住地を求めてたどり着いた先が」

 

トップの世界ってこと?

 

マリオ「まあ可能性の話だけどな」

 

マリオは窓の外を眺めながらしみじみとしていた

・・・なんで?

 

オワタ「マリオーーーーーーー!」

 

するとオワタの声が廊下から聞こえてきた

 

オワタ「マリオ! 大丈夫か!」

 

マリオ「おおオワタか」

 

オワタ「大丈夫そうだな」

オワタ「死んだかと思ったぞ」

 

演技でもないこと言うな

 

マリオ「お? どうしたその頭に乗っけているフルーツは」

 

オワタ「お見舞いの品として持ってきたぜ!」

 

マリオ「うおお! ありがとうな!」

 

オワタ「そこまで喜んでもらえると嬉しいぜ!」

オワタ「まあこれ道端で拾ったやつなんだけどな」

 

マリオ「ちょっと待て 今聞き捨てならない言葉が聞こえたぞ」

 

ちなみにそのフルーツもSCPである

 

マリオ「まーーーたーーーかーーーよーーーーーー!」

 

・・・やべっ オブジェクトナンバー忘れた

 

マリオ「おい解説者!」

 

ナレーターですけれども

 

確かオブジェクト名は・・・

 

『食べても褒めてもいけないフルーツ』

 

だったはず

 

オワタ「え? これSCPなのか?」

 

マリオ「あっ! それオレへの品なんだろ!」

マリオ「なんでお前が食べるんだよ!」

 

オワタ「いやだって」

 

次の瞬間 メロンは尋常じゃない大きさになった

 

オワタ「うぅ・・・ 苦しい・・・」

 

マリオ「(モグモグ)」

 

メロンで圧迫されているのに食べる余裕はあるんだね

 

マリオ「ナレーター このSCPについて説明してくれー」

 

なら食べるのをやめろ

さっき食べても褒めてもいけないフルーツって言ったでしょ

 

マリオ「おっ! りんごもあるのか!」

 

話聞けよ

 

マリオ「ん? このりんごひとりでに転がってる」

 

そのSCPたちには意志がある

 

マリオ「すげえな」

 

感心してる場合じゃないんだよ

 

オワタ「・・・オレの目の前にキウイが」

 

食べるなよ

えっと、そのフルーツたちを食べたり褒めたりすると急激にでかくなる

また何もしていなくても徐々に大きくなっていってしまうのだ

 

マリオ「それにしてもこのメロン丸々としてるなー」

 

オワタ「おいバカ! マリオ!」

 

次の瞬間メロンはさらに巨大化

病室を破壊したのだった

 

マリオ「マンマミーーーアーーーーーー!」

 

そしてそしてモニカたちは・・・

 

モニカ「本当に通用するの?」

 

ミドル「警察をなめたら痛い目見るっすよ」

 

カフェに警察が駆けつけたようだ

警察官はカフェにいる人たちを安全なところに誘導して行った

 

ミドル「残りはあんただけっすよ」

 

モニカ「え? もう私だけ?」

 

よくこんな状況でスマホ見てられるね

 

ミドル「ということで逃げ」

 

アベル「残念だがそれは見逃せねえんだよ!」

 

アベルはカフェの窓を突き破ってきた

 

モニカ「よくも私のお気に入りのカフェをーーーー!」

 

ミドル「下がって下がって!」

 

ミドルは無理やりモニカを安全なところへテレポートさせた

 

アベル「てめえが俗に言う警察って輩か」

 

ミドル「・・・拙者の言葉はわかるっすか?」

 

アベル「バカにしてるのかゴラ!」

 

ミドル「じゃあ拙者の質問に答えてください」

ミドル「あなたはSCPっすか?」

 

アベル「あ? SCPってなんだよ!!」

 

SCPにSCPのことを聞いてもねえ

ちなみにそれもSCPだよ

 

ミドル「はぁ・・・ 今日は忙しいっすね」

 

SCP076 『アベル』

 

驚くほどの身体能力

そして出会った人を次々とやっつけていく攻撃性

 

アベル「いい加減にしやがれ!」

 

え? なんでキレた?

 

アベル「絶対に○してやる!!!」

 

ミドル「やる気なんすね」

 

ミドルはため息をつくとファイティングポーズをとった

 

アベル「なめやがってーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」

 

アベルはミドルに突進した

だがミドルは・・・

ああ・・・ 2人の動きが早すぎてナレーションできません

 

わー すごーい

なんかバチバチバチってなってピュピュピュピュピューンってなってパンパラパーンってなったー

 

ミドル「ナレーターが壊れた」

ミドル「これもお前の仕業なんすか?」

 

アベル「うるせえ! 黙れ! そして○ね!」

 

あっ、ミドルがやられた

 

ミドル「くっ・・・」

 

アベル「さっきまでここにいたやつらも全員仕留めねえとな」

 

アベルは店を出ようとした

 

ミドル「ふざけるなーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

ミドルが行くてを塞いだ

 

ミドル「こっちは警察だ!」

ミドル「住民の命をかけてるんだよ!!」

ミドル「平和な世界を誰よりも形作ろうとしてるんだよ!!」

ミドル「そんな何千人もの命とそれ以上に強い気持ちを背負ってるんだよ!!!!!!!!!」

ミドル「やわな気持ちでここにいるわけじゃねえんだよ!!!!!」

 

アベル「てめえええええええ! まだオレの邪魔をするつもりかーーーーーーーーー!」

 

2人の耳をつん裂くような絶叫が辺りに響き渡ったのだった

 

ミドル、アベル「てめえの正義も何もかもここでへし折ってやるよ!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

カフェは無事全壊しました

 

まあミドルがブチギレた時点で察してはいたけどね

 

またもや次回に続く!