筆木「ジーノは次にどう出てくる?」
絵上「普通に考えてこっちに来るだろう」
筆木「ほかの誰かってことはありえないのか?」

広い居酒屋だった。
店内の中央に吹き抜けがある。

絵上「こちらが空挺を動かしてるのを知って...」
筆木「......」
絵上「ジーノは頭に来てるはずだ」
筆木「......」
絵上「ほぼ間違いなくこっちを直接狙って来る」
筆木「......」

和太鼓のBGMが鳴っている。
リズミカルに。

絵上「おそらく俺か...」
筆木「お前か」
絵上「......」
筆木「......」

二人の動きが止まった。

絵上「いまのとこ、もう一回いうぞ」
筆木「......」
絵上「ジーノが次に狙うのはおそらく俺か...」
筆木「お前か」

二人とも笑い出した。

絵上「おい!」
筆木「あっはっは」
絵上「あるいはこの俺か、っていわないのか!」
筆木「いや~、ははは」

明るい酒の宴だ。

絵上「わかったよ、俺が囮になる」
筆木「そう、それそれ」

 

 

 

森下はジャスミンティーを飲みながら、
深夜の店内でノートパソコンを見ていた。
山伏も一緒にいる。

山伏「いまいつの過去ログ?」
森下「......」
山伏「いえよ」
森下「ん~」
山伏「......」
森下「2007年3月29日」

山下はじれったそうだ。

山伏「どこの国の記録だよ」
森下「日本っていう国」
山伏「ああ、わかる、あの国の記録は面白い」
森下「......」

森下は山伏の方は見ていない。
ディスプレイだけじっと眺めている。

山伏「その時期のそこで何があった?」
森下「さあ」
山下「勿体ぶらずに教えろよ」
森下「......」

山伏はテーブルの上のノートパソコンに手を伸ばした。

山伏「おい、ちょっと俺にも見せてみろ」
森下「何すんだよ!」

山伏は森下のノートパソコンをクルリと回して、
開いてあるディスプレイを覗いた。

マヌエル:久しぶりだな。
オリバー:どうした?
マヌエル:最初お前は俺に出会ったときに、
 やあ、我が友よ、と話しかけてきた。
 しかし俺は、いや、お前は決して友ではない、
 とその時答えた。
オリバー:よく覚えてるな。
マヌエル:ああ、いまから振り返ってみると、
 結局は正しかったのはお前の方だった。
オリバー:どっちでもいいよ。
マヌエル:かもな。

オリバー:最近つまらんよ、ヒマだし。
 なんか面白いことはないもんかな。
マヌエル:面白いこと? あったぞ。
 この1ヶ月間、面白すぎて寝不足が続いた。
オリバー:何だよ、話せよ。
マヌエル:ここで話すと長くなる。
 キーを打っていちいち文字にするのも面倒だ。
オリバー:話の触りだけでもいい。
マヌエル:じゃあ、ちょっとだけな。
オリバー:早くいえよ!

マヌエル:事の起こりは先月末、つまり2月28日だ。
オリバー:ほうほう。
マヌエル:この日突如として、何の前触れもなく、
 世界同時株安という名のクライシスの幕が開いた。

山伏は、
その画面の中でやり取りされている会話の意味が、
即座には理解できなかった。

山伏「なんだ、こりゃ?」
森下「俺にもよくわからない」
日高「お二人さん、みっけ~!」

颯爽と日高登場。

日高「世界一のイケメン森下クンと...」
森下「......」
日高「世界一の男前山伏クン」
山伏「......」
日高「今度はね」
森下「......」
日高「小川を抑えて、お願い」
山伏「......」
日高「例によってコッソリとね」

 

 

 

モルグの書斎に参謀のジェイが現れた。
報告のためにである。

モルグ「どうした?」
ジェイ「事後承諾の形になってしまうのですが...」
モルグ「なんだ、早くいえ」
ジェイ「はい」

明らかにジェイは緊張している。

ジェイ「ジーノの周りに敵の空挺が動き出し...」
モルグ「それはもう聞いた」
ジェイ「その、最も接近している相手が判明しまして」
モルグ「......」
ジェイ「灰野という男なのですが」
モルグ「......」
ジェイ「この半年間、何をしていたか調べたところ...」
モルグ「......」
ジェイ「これをぜひ御覧下さい」

ジェイは報告書をモルグに手渡した。
モルグの手が震え始めた。
報告書もプルプルと震えている。

モルグ「何をしている! この男を消せ!」
ジェイ「......」
モルグ「一刻も早く殺せ! 急げ!」
ジェイ「......」
モルグ「この男を生かしてはおけん!」
ジェイ「......」
モルグ「いま動かせる空挺スタッフを...」
ジェイ「......」
モルグ「投入できるだけ投入しろ!」

モルグの言葉にジェイは安堵した。

ジェイ「はい、実はもう既に...」
モルグ「......」
ジェイ「灰野の名前を偶然耳にした空挺部長が...」
モルグ「......」
ジェイ「独断で動いております」
モルグ「......」
ジェイ「先程のモルグ様のお言葉通りに、でございます」

モルグの手の震えが治まった。

モルグ「それでいい」

 

 

 

絵上「ジーノを狙ってる空挺が灰野だと知ったら...」
筆木「......」
絵上「モルグはどうすると思う?」
筆木「......」

絵上は鮭茶漬けを汁一滴残らず口にし、
今度は梅茶漬けを頼んでいた。

筆木「モルグの性格からすると...」
絵上「......」
筆木「空挺要員を動かせるだけ動かして来るな」
絵上「......」
筆木「灰野をこの機会に始末しようとするんじゃないのか」
絵上「うん」

梅茶漬けが届けられた。

筆木「お茶漬けが好きだな」
絵上「ああ」

唐揚げを平らげた筆木は、
同じ皿にあった野菜に箸を伸ばした。

絵上「これほどのチャンス、逃す手はない」
筆木「......」
絵上「敵の空挺がごっそりと動く」
筆木「......」
絵上「目的もタイミングもはっきりしてる」
筆木「タイミング?」

筆木の顔も赤みが帯びてきた。

絵上「敵空挺の降下のタイミングは...」
筆木「......」
絵上「順当にやるなら、灰野の降下の直前であるはずだ」
筆木「......」
絵上「早すぎると灰野に悟られるリスクを負うし...」
筆木「......」
絵上「遅すぎると待ち伏せできないので不利だ」
筆木「......」
絵上「だから灰野の降下の直前に集中して降下するだろう」
筆木「......」
絵上「ジーノの周辺にな」

梅茶漬けは驚くほどの早さで消えていった。

絵上「空挺の最大の弱点は、降下の瞬間だ」
筆木「......」
絵上「トラップを張って仕留めよう」
筆木「......」
絵上「本戦が始まってから裏で動かれると面倒だ」
筆木「......」
絵上「敵の空挺をいま大掃除できるのなら...」
筆木「......」
絵上「それに越したことはない」

枝豆が届けられた。

筆木「灰野の降下を邪魔せんように気をつけないと」
絵上「......」

二人は枝豆の大掃除を始めた。
皿から口の中へ。

絵上「うん、その通りだよ」
筆木「......」
絵上「実をいうとやるべきことについては...」
筆木「......」
絵上「もう虹田に詳しく話してある」
筆木「!」

 

 

 

灰野はまず自分の体の存在を、
じんわりと認識していった。
段々とその感覚が確かなものになっていく。

ゆっくりと視覚も得られていった。
時間をかけて少しずつ。

やがて灰野は、
降下が完了したことを実感できるようになった。

灰野「ん?」

灰野の視野いっぱいに、
信じがたい光景が広がっていた。

灰野「......」

見渡す限り一面に、細かい肉片が散らばっている。
そしてさらに、辺りを覆い尽くす血液。
凄惨極まりない情景だった。

灰野「すごい数だな」

灰野は冷静な態度のまま淡々と呟き、
静かに仕事に取りかかろうとしていた。

 

 

 

虹田は子供たちと、
公園でサッカーをしていた。
とても楽しそうだ。

パス、ドリブル、
そして時折リフティングを交えながら、
ボールを回したり奪い合ったりしている。

ふと虹田が、微妙な浮き球を扱った際、
子供たちは歓声を上げた。

「うわっ、スカイヒール!」
「ピクシーみたいだ、かっこいい!」

虹田が体をクルクル回しながら、
器用にボールを保持しながら突破を図ると、
またもや子供たちは騒ぎ立てた。

「マルセイユ・ターンだ!」
「頭突きもマネしてみてよ!」

みんな時間が経つのも忘れている。
空は抜けるような青空だ。

「ねぇねぇ、なんか嬉しいこと、あった?」
ひとりの子供が虹田に尋ねた。

え? 別に何もないけど、
と虹田は素っ気なく答えた。

「え~、なんかあったんじゃないの~?」
その子供は食い下がった。

いつも通りだよ、
虹田は平然とした顔で惚けている。

地面を這っていたボールが、
虹田の足を経由して宙に浮いた。
浮いたボールは、虹田の前額部に吸い寄せられた。

オデコの上でピタッと止まったボールを見ながら、
バランスを取りつつ虹田は子供たちに言った。

毎日が嬉しくて毎日が楽しい、と。

 

 

 

灰野と弓沢は、
それぞれのソファーからモニターを眺めていた。
ジーノが映っている。

弓沢「そんなにガードが固いのか」
灰野「......」
弓沢「気付いてから強化しやがったな」
灰野「......」
弓沢「しかし、何もできんワケでもなかろう?」
灰野「......」

灰野は軽く前髪を掻き分けた。

灰野「不十分な条件でハンパに仕掛けてもな」
弓沢「......」
灰野「それじゃあまり意味ないよ」
弓沢「......」
灰野「もう少しチャンスを待ってみるさ」
弓沢「......」

モニターの映像の中で、
ジーノと爺と10人近い女たちが食事をしていた。
しゃぶしゃぶのようだ。

弓沢「これまでジーノは山ほど殺しをやってる」
灰野「......」
弓沢「その線で因果を結べないのか?」
灰野「......」
弓沢「原因があるから結果が起こる、ってヤツだ」
灰野「......」
弓沢「お前たちの得意技だろ?」
灰野「......」

ジーノは肉ばかりパクパク食べている。
ジーノ以外はみんな遠慮している様子が伺える。

灰野「多くの過去の殺人が、ジーノ自身に返って...」
弓沢「......」
灰野「ジーノが厳罰を背負うように仕向ける?」
弓沢「......」
灰野「そりゃ、とっくに考えたよ」
弓沢「......」

肉ばかり食ってんじゃねぇ!
と言いたそうで言えないジーノ以外の面々。

灰野「ジーノは意外と慎重で巧妙だ」
弓沢「......」
灰野「過去の殺人のほとんどは...」
弓沢「......」
灰野「相手に先制させて正当防衛の形にしてる」
弓沢「......」
灰野「結構うまいね」
弓沢「......」
灰野「ありゃ、因果を結んでも軽傷で済んでしまう」
弓沢「......」

弓沢が薄い頭髪をボリボリと掻き毟った。

弓沢「総監殺しはどうだった?」
灰野「......」
弓沢「当然、調べてみたんだろう?」
灰野「......」
弓沢「先に攻撃したのは...総監だったのか?」
灰野「......」

灰野は答えなかった。
当たり前だろう、と言わんばかりだ。

弓沢「殺人以外にも探せば何かあるはずだ」
灰野「......」
弓沢「叩けば埃が出るような男だからな」
灰野「......」
弓沢「あるにはあるがガードが固いってか?」
灰野「......」

灰野はコクリと頷いた。

弓沢「ジーノが施してるガードだが...」
灰野「......」
弓沢「主な種類は何だ?」
灰野「......」

弓沢は海戦屋だが、
年季が長いので空挺の仕事やその周辺事情についても、
それとなく知っている。

灰野「まず第一に、ローン」
弓沢「ローン?」
灰野「自分の背負うべき重荷の総量を...」
弓沢「......」
灰野「長い期間をかけて少しずつ解消する気だ」
弓沢「よくある手だな」
灰野「うん、古い手だけどね」
弓沢「どれくらいの期間なんだ? 早めればいいだろ?」
灰野「億年単位だよ、縮めようがない」
弓沢「......」

灰野は溜息をついた。

灰野「ジーノはローン払いの天才だ」
弓沢「ローンなら利率があるだろ、利率を上げろよ!」
灰野「永年固定にしてる」
弓沢「それを破れ!」
灰野「いまその方法を考えてるんだよ!」

二人は苛立ち始めた。
大画面モニターの中のジーノはケタケタ笑っている。
しゃぶしゃぶに舌鼓を打ち、御機嫌だ。

灰野「俺たちに気付いてから...」
弓沢「......」
灰野「ローン期間や利率を外部から改変されないように...」
弓沢「......」
灰野「ジーノの奴、暗号コードを自動可変式にしてる」
弓沢「......」
灰野「いまのところ、迂闊に手が出せない」
弓沢「......」

高画質映像の爺がジーノをヨイショしていた。
さすがでございます、ジーノ様...

 

 

 

灰野と弓沢は、
しばらくの沈黙の後で、ふいに話題を変えていた。

弓沢「おい、灰野」
灰野「......」
弓沢「お前って元テロリストだっけ?」
灰野「......」
弓沢「なんで空挺になったんだ?」
灰野「......」

灰野はモニターを睨んでいる。
その大きな瞳で。

弓沢「誰に捕まった?」
灰野「......」
弓沢「お前を捕縛した公安がいるはずだよな?」
灰野「......」

弓沢は不躾な質問をしている。

弓沢「別に答えなくていい」
灰野「......」
弓沢「大体の見当はついてる」
灰野「......」
弓沢「お前のようなヤリ手に勝てる公安なんぞ...」
灰野「......」
弓沢「ほとんど限られてる」
灰野「......」
弓沢「いや、そいつはもう公安じゃないが」
灰野「......」

灰野は弓沢の方に、
その小さな顔を振り向けた。

灰野「艦長はなんで海賊になったんだ?」
弓沢「......」
灰野「実力からいえば提督になっててもいいはずだ」
弓沢「......」
灰野「運営や経営から一目置かれるような...」
弓沢「......」
灰野「正規海軍の立派な提督に」
弓沢「......」

弓沢は苦笑した。

弓沢「俺の教えてた弟子がな...」
灰野「......」
弓沢「誰のいうことも聞かなくなっちまってな」
灰野「......」
弓沢「俺を動かしてた上司にまで逆らいやがった」
灰野「......」

今度は弓沢がモニターを睨んだ。

灰野「それで...引責辞任か?」
弓沢「......」
灰野「弟子の暴走の責任を取って?」
弓沢「......」
灰野「艦長もそいつを止められなかったんだろ?」
弓沢「......」
灰野「その弟子はいまどこで何してる?」
弓沢「......」
灰野「なんとなく想像はつくけどね」
弓沢「......」

弓沢は顔をしかめてクシャクシャにして、
矛先を灰野に戻した。

弓沢「捕まったテロリストが...」
灰野「......」
弓沢「いきなり空挺になれるはずがない」
灰野「......」
弓沢「誰に仕込まれた?」
灰野「......」
弓沢「教育総監...だよな?」
灰野「......」
弓沢「ジーノは、お前にとって師匠の仇か」
灰野「......」

二人は視線を交わした。

弓沢「そういうの、俺は嫌いじゃない」
灰野「......」
弓沢「まあ、がんばれや」
灰野「......」

軽く火花が散っている。

灰野「艦長、その昔...」
弓沢「......」
灰野「総監と同じ釜のメシ食ってたって本当か?」
弓沢「......」
灰野「それでジーノ狩りにマジになってるんだよな」
弓沢「......」

灰野は不敵に微笑んだ。
中性的な妖艶さで。

灰野「俺もそういうの、嫌いじゃないよ」
弓沢「......」

 

 

 

森下と山伏は、
雁首を揃えてノートパソコンの前にいた。
食い入るように覗いている。

マヌエル:2月28日に上海から発した株式急落は、
 欧州、北米、中南米、日本を含むアジアにも広がり、
 瞬く間に世界中の株式市場を席巻した。
 いわゆる世界同時株安だ。 
オリバー:知ってる。
マヌエル:それまでほぼ世界全体の株式市場は、
 かつてない好調さを見せていたのだが、
 中国、アメリカ、欧州などの上昇基調については、
 実態の伴っていない危険なバブル経済ではないのか、
 という見方も一方では存在していた。
オリバー:それも知ってる。

マヌエル:上海市場が突然暴落したとき、
 ついに始まったのか、と感じた投資家も多く、
 このまま一気に世界恐慌に突入するのではないか、
 と悲観する空気さえ漂った。 
オリバー:うん。
マヌエル:重要なのは、市場の流れを大きく左右する、
 投資銀行などの機関投資家の動きなのだが、
 米欧の強力なファンド勢の行動には著しい傾向があった。
 世界同時株安において、彼らは売り方の主力といえた。
オリバー:だろうね。

マヌエル:1815年ワーテルローの戦い直後の英国、
 1929年の世界大恐慌における米国、
 1990年頃から始まった日本のバブル経済崩壊、
 1997年以降のアジア通貨危機などの過去の局面では、
 売り崩して底で買い占めた者が勝者となっている。
オリバー:うん。
マヌエル:売り崩して市場を崩落させて、
 下がり切った底の時点で今度は買い占める、
 これが金融支配者となるためのマニュアルだ。
 少なくとも人類の過去の歴史ではずっとそうだった。
オリバー:ああ。

マヌエル:現在の金融や経済において、
 世界の市場は複雑に絡み合い、深く連携していて、
 ある市場から他の市場が影響を受けやすい状態であり、
 だからこそ今回の世界同時株安は、
 あっという間に世界全体の市場に波及した。
オリバー:うん。
マヌエル:つまり、現在のこの融合した世界市場で、
 徹底的に売って崩落しきった時に買い占めた勢力こそが、
 世界全体の金融を完全に制圧することになる。
 文字通り、世界全体をだ。
オリバー:う~む。

日高が色香を振りまきながら、
二人の背後を取った。

日高「あのね、今度はね」
森下「......」
日高「福見と深永と萌原の三人をね...」
山伏「......」

森下と山伏は何も反応を示さない。

日高「ちょっとちょっと! あんたたち聞いてるの?」

 

 

 

ジーノはティーノに電話を掛けた。

ジーノ「どうだ?」
ティーノ「まだ」
ジーノ「ひとりで見つけられそうか?」
ティーノ「大丈夫♪」

ジーノは携帯電話を耳に当てている。

ジーノ「見つけたらすぐに教えろ」
ティーノ「うん♪」
ジーノ「ひとりで倒そうなんて思うなよ」
ティーノ「......」
ジーノ「必ず俺を呼べ」
ティーノ「......」
ジーノ「わかったな」
ティーノ「......」

ジーノは携帯を軽く握り締めた。

ジーノ「おい! わかったよな!」
ティーノ「わかった♪」