モルグの書斎に参謀のジェイが現れた。
報告のためにである。
モルグ「どうした?」
ジェイ「事後承諾の形になってしまうのですが...」
モルグ「なんだ、早くいえ」
ジェイ「はい」
明らかにジェイは緊張している。
ジェイ「ジーノの周りに敵の空挺が動き出し...」
モルグ「それはもう聞いた」
ジェイ「その、最も接近している相手が判明しまして」
モルグ「......」
ジェイ「灰野という男なのですが」
モルグ「......」
ジェイ「この半年間、何をしていたか調べたところ...」
モルグ「......」
ジェイ「これをぜひ御覧下さい」
ジェイは報告書をモルグに手渡した。
モルグの手が震え始めた。
報告書もプルプルと震えている。
モルグ「何をしている! この男を消せ!」
ジェイ「......」
モルグ「一刻も早く殺せ! 急げ!」
ジェイ「......」
モルグ「この男を生かしてはおけん!」
ジェイ「......」
モルグ「いま動かせる空挺スタッフを...」
ジェイ「......」
モルグ「投入できるだけ投入しろ!」
モルグの言葉にジェイは安堵した。
ジェイ「はい、実はもう既に...」
モルグ「......」
ジェイ「灰野の名前を偶然耳にした空挺部長が...」
モルグ「......」
ジェイ「独断で動いております」
モルグ「......」
ジェイ「先程のモルグ様のお言葉通りに、でございます」
モルグの手の震えが治まった。
モルグ「それでいい」