変わるもの変わらぬもの | 劇場の通路側から

劇場の通路側から

劇団四季を中心にミュージカルなど観劇した感想を綴るブログです。

深読み多めでお届けして参ります。

観てきました!美女と野獣🌹オフステージトーク添え。





オフステに五所さんが出るかもしれない?!期待を胸に...チケパトで良席ゲット✊



キャストはこちら💁‍♂️





個人的お楽しみキャスト↓


・五所さんベル

・達郎さんビースト

・岩崎さんルミエール

・村さんコッグスワース

・早水さんポット



ひばりが終わってから初の五所さん。

前回登板時は予定が合わず観られなかったのです😢


達郎さんは2月のデビュー日に観て以来。

あれから毎日演ってらっしゃる、、


岩崎さんは1年ぶりくらい!

毎回大木さん率高め。


村さんはジーザスジャポネスクのピラトぶり!

数々の重厚なオジ役を経て、新ジャンルのオジ役にチャレンジし続けている村さんはいかほどに?!


早水さんは前回ぶり。

アルプのStage Doorを拝見してから観るのがとても楽しみ!



席はこちら💁‍♂️

おそらく、今までで一番舞台に近い席でわくわく!




1幕


お久しぶりの五所さん!仕草と表情が素敵です🥹

なんだか前よりもビブラートの幅がやや大きくなっている?🥹

歌い方がよりドラマチックになっているような気がしました🥹



今日は菊池さんモリースの序盤のセリフでハッとさせられました。


ベルのお母さんとの出会いについて話す中で、


ベルママと出会って自分が変わった(意)

ベルもいつか同じようなことが起きるよ(意)

というくだり。


気づいてしまったんです...


...チェンジ・イン・ミーへの伏線ですか?!(今更)



モリースがベルママとの出会いで、「変わりもの」と周囲から揶揄され孤独を感じていたモリースの「変わった」エピソードをなぞるように、

やがてベルもビーストとの出会いにより、孤独から抜け出し「変わる」、という流れ。


しかもこの話をするのが家の前の井戸での親子の会話シチュ。最初も最後も。よくできてる!



そんな感じで今になりようやく軽く衝撃を受けた「変わった」話。伏線回収の後半はまた後で。



お城での出来事について🏰


召使い役の面々がベテラン勢揃いなので、

新演出版なのにどこかクラシカルな美女と野獣

なシーンでした。


岩崎さんルミエール🕯️

陽な若者大木さんに比べると陰の兄貴ルミ。

節々のキザ台詞が低いトーンで表情含めて渋め。

名バイプレイヤーですな!


村さんコッグスワース🕰️

ファントム、フロロー、フィルマン、ペテロと数々の重厚なオジ役で拝見し魅了され続けた村さん。

この新ジャンルのオジは、どっからどう観ても村さんで、重厚かつ軽妙なオジ役を好演されていました👏


他コッグスと比べるともちろん年配で落ち着いた印象ですが、アニメ映画のイメージには一番近い雰囲気。

ちょこちょこコミカルな振りが入りながら袖へはけていく姿がプリティ・ダディでついつい目で追ってしまいました🤣


背中にネジが生えてしまってから初めてベルと対面した時、五所さんベルが村さんコッグスの大事なネジをつんつんしている様子、悶絶コラボ案件でした🙏



早水さんポット🫖

早水さんからしか味わえないあの優しく素朴でありながら深〜〜〜い味わいの紅茶のアッサムのようなポット。

台詞も一言一言に重みがあります。


それから秋山さんブーシュ!ひばり以来かも?

歌うような話し方で台詞なのに音程を明瞭に感じるところがすっごいなあと思いながら観ていました。

「あ〜らあらあら!」とか、言葉にならない奇声wとか、抑揚があってめちゃくちゃ面白い🤣


杉野さんバベットもお久しぶり!

朴さんが多かったので違いを楽しむ。

朴さんの方が大人の色気多め。杉野さんの方が愛嬌強め。そして手先までの美しく細かい身のこなし、とにかく脚が細い!!



何度観ても飽きないビーアワゲストのゴージャスなショータイムに魅力された後は、お待ちかねの達郎さんビーストの山場。


食事を持って健気にベルの部屋に来たところを、通りがかったベルの「これで彼さえいなければ!」の一言に傷心するシーン。


「紳士的に...か...」


今回はここでやられました😭なんて健気でかわいそうな猫ちゃんぎゅーてしてあげたい気持ちw←


その後もベルの袖を引きちぎってしまう事故シーンのやってしまった💦感もすごく人間味に溢れており、愛せぬならばへの流れが自然でよかったです。


愛せぬならば

滅ぼせよ この身をーーーー!!!

で滑らかなこぶしを効かせた箇所があり、デビュー日とはまた違った良さがありました👏👏👏






2幕。


相変わらず舌舐めずり音が水分多め音量大きめな達郎さんビースト。

ベルとの言い合いも微笑ましい☺️


1幕はビーストが一方的に怒鳴り散らかすことが多いのに対して、ここは2人が同じくらいの力関係で対峙していて人間同士の喧嘩感がある印象。


ビーストは人間に戻りつつあり、

ベルもビーストを拒絶せず1人の人間として接している状況。



変わった」感が2人に見えはじめ、

何かが変わった」。


図書館📚

僕をどこかへ連れ去ってくれる!〜からのビーストベルのやりとり、今回もぐっときました。。🥹くぅ〜!他のディズニー四季作品で、こんなにもほっこりあったかい気持ちになれるカップルのシーンあるかなあ、、



それを見守っている召使いたちが失っていた希望を改めて取り戻し始め

人間に戻りたい」をここぞというこのタイミングで歌い始める!😭



からの、リベンジ夕食🍽️(言い方


正装して魔法の鏡を見た時の達郎さんビースト、自信無さ気だったのに姿勢が良くなりちょっとでも自信が沸いた様子。



早水さんによる極上のメインディッシュ、

美女と野獣」で心の隅々まで温もりが行き渡る感じ☺️



いつの世も 変わらぬは 恋心



ベルやビーストのように、人の心変わるものだけれど

どんな時でも恋心変わらぬものである



そんなふうに思いました。





その後のもじもじからの、僕と一緒にいて、幸せかい?に胸がいっぱいです。。もうビーストのもじもじの過程も含めて幸せっす。。



愛することを知ってからのビーストの絶望、

「愛せぬならば(リプライズ)」

ここではもうビーストは姿形だけが野獣のままで、ひとりの人間に戻っています。



わが家に戻ってからのベルの希望、

「チェンジ・イン・ミー」

町で変わりものと揶揄され生き方に悩み

城に閉じ込められ人生に絶望したものの、

闇の中でビーストの内に秘めた優しい心に触れ

互いに好きなものや時間を共有する喜びを感じたことで、

他者から見たら変わりもの同士、幸せに過ごしていくことができると確信したんだろうと思いました。



容姿以外人間に戻ったビーストと対比するように、

容姿以外人ならぬものに変わってしまったガストンとの戦い。


最後は魔法が解け、つるりんきらりんとした達郎さんビーストのが登場!

デビュー日は顎の角度が高めの位置にありドヤ顔ロイヤルな印象でしたが、今回はややマイルドロイヤルに。本日も無事にハッピーエンドでした🌹✨



変わるもの変わらぬものが何なのかを深く考えさせられる公演となりました😌



さて、終演後はお待ちかねオフステ。

しばらくの間ロビー待機を命じられます。

(チケパトで1週間前程にチケット入手したため、事前申し込みできず当日入口左横の受付で申し込みました。)




こういったイベントは本当に久しぶり。

(平日休みだった7,8年前くらいに参加した札幌ウィキッドと大阪キャッツと京都オペラ座のイベント以来かも...)



登壇者はこちら↓

岩崎さん、中田さん(パン屋の嫁)、太田さん、服部さん(胸の大きな女)、肥田さん、岩井さん(ガストン好きな赤い女)、飯田さん

※服部さんはそういう役名の指定だそうです。


舞台から登場されるのかと思いきや、お客さんが入場する上手側の扉から!🫨

めちゃくちゃ近くで素顔を拝見できて貴重でした!



色々面白かったけど、特に印象に残ったエピソードを。


その場にいなかった村さん早水さん秋山さんベテラン勢について、皆さん歌唱力がすごくて、

岩崎さんはそんな方々の前でビーアワゲストを自分が歌うのが畏れ多いとか、

達郎さんはオペラ座で村さんファントムや早水さんマダムと共演したことごあって、とか、

岩崎さん達郎さんがはしゃいでいたのが印象的でした😁


いつもファントムやフロローなど真面目な役が多い村さんは、実際はコッグスみたいにお茶目なんだそうです🕰️☺️



5〜9月に月替わりでもらえるスマホ壁紙も無事ゲット!入口入って右側にすぐあります。

五所さんが出る週は毎月行っちゃおうかな🌹







そういえばシーのファンタジースプリングスもオープン。行ってみたい❄️


こちらとマチソワできるのか!🌹🎭