前回の続きです。
Sさんの鑑定を受け、最初の一枚引き「女帝の逆位置」がふに落ちないままでしたがアドバイスである「家で自分の感情をノートに書き出す」をしばらく続けてみました。しばらく続けてみると、出るわ出るわ、色んな感情が出てきました。それは今まで感じたくなくて無意識に重い蓋をしていた怒りや悲しみ、怖さの感情でした。週末ひとり涙でぐちゃぐちゃになりながら溢れてくる感情をノートに書きなぐる日々でした。
ノートの書き出しを続けてみて、そして鑑定を受けてから半年位たった頃、ハタと気づいたのです。もしかして私は今までずっと無意識にひとりで我慢し、頑張っていたのでは?と。ああ、このことだったのか、と半年たってやっとその「女帝の逆位置」がズドーンとふに落ちたのです。ああ私は無意識に「ひとりで頑張らなくては愛されない」と思っていたのだと。
さらにそこから数年たち、心理についても学んだ今、当時の私は思いきり「ひとりで頑張らなければ愛されない、価値がない」をやっていたことがわかります。仕事でも人間関係でも誰かに頼ったり甘えたりするのが本当に苦手でした。そして誰かが手を差しのべてくれようとしても、口グセは「大丈夫です」でした。全然大丈夫な状況ではなかったとしても。
もちろんウン十年、無意識にやってきたことなので当時の自分は「ひとりで頑張っている」ことさえ気づいていませんでした。それ以外の世界を知らなかったのです。でもカードは「女帝の逆位置」という形でそのことを教えてくれていたのでした。
私がタロットを学んだ守田矩子先生は「タロットは本人も気付かない潜在意識の情報を教えてくれるもの。当たっていると言われているうちはまだまだ未熟。それは本人も気づいている顕在意識の情報を教えているに過ぎないから。」とおっしゃっていました。
まさにその通りなんだなとこの出来事から学びました。そしてSさんの鑑定はやはり素晴らしかったなと思うのです。私が自分では気付けなかった無意識の思い込み「ひとりで頑張らなければ愛されない」に気付かせてくれたのですから。
そして現在の私は「何ができても、できなくても、そのままの私で愛される」を体験しながら練習中です
「○○でなければ愛されない」
あなたは○○に何があてはまりますか?
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