長浜市にある下坂氏城館跡見学メモの続きです。屋内を見学した後、敷地内に残る遺構を案内いただきました。主郭に東西約89m、南北87m。そこを高さ1~2m、幅約2~5mの二重土塁で曲輪を囲む構造になってます。

 

 

最初に案内してもらったのがここ。虎口です。城内軍勢の出入り口であり、城攻めの時は攻防の要所となり、厳重に防御される場所です。一般公開される前の写真と比べてみると、現在は土の盛り上がりなどもわかりやすいですが、以前は両側に竹が生い茂っていてそこに細い道が通ってるような感じでした。

 

この辺は一段高い土塁。

 

虎口と副廓の間にある水堀。川から水を引いているので今でもこんな感じで残ってます。いままでこういうの空堀が普通だったのでこういうのだけでもすごいなと。

 

 

橋の向こうが副廓。発掘調査はこれからだそう。

 

 

見上げると大きな木々に見下ろされて迫力ありました。

 

 

祠。

 

 

 

庭園のほうに戻ってきました。新緑が眩しい。

 

江戸時代の整然とした雰囲気とは違うこの感じ。

 

 

ガイドさんに紅葉の頃の写真を見せていただきましたがお庭が一様に赤く染まっていまとは全く違う趣。とてもきれいでした。

 

 

黄色って珍しいかな。

 

 

玄関のところまで戻ってきました。

 

この番号プレート、NTTの電話番号プレートなんだそうです。まだ各戸に電話が設置されてなかった時代くらいの。電話の回線数自体がまだとても少なかったから二桁なんですね。

 

 

このNHKプレートも。受信契約しているという意味でしょうか。

 

敷地内に下坂家の菩提寺があります。こちらも茅葺のお寺なんですが、檀家は下坂家一軒だけとのこと。下坂家のお寺みたいな感じでしょうか。こちらも大変見ごたえありました。続きます。