花風水講座 のテーブルに、季節の花、フレッシュな花の一例として飾っていた時は蕾でしたが、満開となりました。
かすかに香ります。
スイセンのスッキリとした姿、たたずまいが好きです。
今は本来の花時以外の時期に流通しているお花も多いですが、春の一時期にしか目にできないというのも、かえってとっても価値を感じます。
上の写真の外側の白い花びら部分が白で中のフリフリ部分が黄色の他に、外白中白、外白中オレンジ、外黄色中黄色、外黄色中オレンジ、・・・と種類もたくさん。
八重咲きと一重咲きがあります。ラッパ咲き、カップ咲き、小カップ咲きなどに分類され、大きなお花と小さめなお花などさまざまな品種が1万種以上あって数えきれないと言われています。
小さめのスイセンの球根付なんかも出回りますが、土に植えると翌年からじゃんじゃん増えるのですよね。
有名な話ですが、水仙の学名ナルキッソスはギリシャ神話にでてくる美少年の名前からきています。
美少年は、美少年だけにたくさん言い寄られたけれど高飛車に断って、彼を逆恨みする女子の呪いを受けた女神ネメシスより、水面に映った自分の姿に恋してしまい、報われず憔悴して死亡。
そういうわけで、水仙は水辺で自分の姿が見えるようにうつむきかげんに咲く。という話。
ナルシストという言葉もここからでています。
花どき: 日本水仙=早春 西洋水仙=4月ごろ
花言葉: うぬぼれ、自己愛(全般)
あなたを待つ、報われない恋(ラッパスイセン=ウエールズ の国章)
気高さ・感じやすい心・もう一度愛してほしい(黄色)
自己愛(白)
水仙のHP: 水仙花図鑑
また、花を読んだ俳句・短歌 から以下を引用させていただきます。
*「其(そ)のにほひ 桃より白し 水仙花」 松尾芭蕉
*漢名の「水仙」を音読みして「すいせん」に なった。漢名は「仙人は、天にあるを天仙、 地にあるを地仙、水にあるを水仙」という 中国の古典から。
きれいな花の姿と芳香がまるで「仙人」のようなところから命名された。