3回目の診察です。

今回はもうさすがに入院中のメンバーはほとんど居なくなってて、
唯一連絡取ってる子も外泊中らしく、知ってる人はもう居なくなってしまった小郡診察

せっかく行くのに行って帰るだけなんてもったいない。。。

暇だろうから下の子も連れて行ってきました(チビは新幹線代タダなので~~


なんだか今回はとってもスムーズに済みました。

医院長先生。。。相変わらずなにしゃべってるか聞き取れない
けど今回は気さくだった気がする。

私が手術してもらった先生はもう居ない(東京から来てた医師なのでもう帰った)けど、
今回は外国人の先生が医院長に付いてた。

今が初診ならこの先生が手術するんだろうな。(もちろん医院長も一緒に)


さてさて、筋電図。

前回は診察で写真とるからと後ろ向いてブラいちにさせられたからと思って、下にチューブトップやら着て行ってたのが失敗。

脇腹に筋電図。めくり上げるの一苦労(笑)

今回、初めて三角筋に刺したのが痛かった!!

今まで肩だけは痛くなかったからちょっとうれしい。


でも、1回目の手術の [横隔神経→三角筋] は前回と同様ビミョー・・・

動いてないとは言い切れないけど、動いてるとも言い切れない。。。

2回目の手術の部分は今回でしっかり収縮が確認されたから、それを考えるとやっぱりこの段階で動きが悪いのはおかしいよな~。

やっぱり・・・私の横隔神経は働いてない(働きがわるい)みたい。
なら、レントゲンでしっかり動いてる私の横隔膜は何が動かしてるんだ!?

あの時、手術して帰ってきたとたん予定に無い2回目の手術を宣告されてそりゃあもう嫌だったけど・・・しといて良かったなぁ~。

してなかったら肩が上がる見込みは無かったろうな。

今更、筋移植込みの年単位入院は考えられないし。


医院長も、まぁ2回目のやつがあるからある程度までは上がるやろうって見解。


2回目の手術の部分は、きをつけ!した状態で腕を前や後ろに振り子みたいに動かす筋肉や、肩甲骨を支える背中の大きな筋肉だったりに作用する。

三角筋は脇を真横に広げるのに使うけど、駄目でも腕を前(後)から回す形であがるのかな?

もちろん両方効いてくれるにこしたこと無い。

今回筋電図が痛かったのに期待


肘はいっそう上がるようになりましたよ!

OTの人も早くてびっくりって言ってくれた


小郡ではイッチニイッチニっで筋トレ的なリハビリではなく、
機械に繋げます。

シールみたいなのをその場所に貼って、正しい筋肉を動かすとバロメーターがピッピと上がる。

7秒間は一定の線越えるまでグ~っと力入れて、次の7秒は休む~~~を100回します。

これが何セットか。

けっこう疲れる。

この機械は地元では県内のどこかの病院に1個あるだけらしい。

この機械があるためにみんなここで何年も入院すると言っても過言ではない(?)

私みたいな通院患者は、何ヶ月に一回かのこのリハビリでこの機械に繋いで、正しい筋肉も動かし方を覚えて帰らなきゃいけない。

この機械もっといろんな所に増えたらいいのに~~


実際、水中では水しぶきを立てられるくらい勢いよく腕を前に出せてたから(空手の突き!って感じ)自分ではもっと動いてると思ってたのに
、わき腹の筋肉は今回やっと筋電図で収縮が確認できたくらい。

ただ腕の力で前に出してただけだったのね~。

神経が入りかけの筋肉はなんせすぐ疲れる。。。

途中で見に来たOTの先生に「あぁ、もう違う筋肉で動かしてる、波形がおかしい」って言われて終わりになった~。

なにはともあれ、今回で術後の筋肉収縮が確認されたので、
後は筋トレ筋トレ~~~

次回はもっと動いてるな~~

そうゆう意味では楽しみな小郡診察。

今更ながらもっと近くならいいのに。

あと、知り合いがいないから一人で売店昼食はさみし~~~

次回もチビ連れて行くかな・・・。

上がってきはじめました~~~!

まだスッとは上がらないけど、小指の方から手首を巻きぎみにしてなら下から上がってくるようになった。
そこから今度は手首をくるっと反転して、親指を上に向けると胸の所まで曲がります。
わかならいけど・・・120度くらい??

でもグーした状態で・・・です。

指を開くとポトンと落ちる。

親指だけなら耐えられるけど、人指し指ひらくとポトン・・・

これは上位型だからこの段階で上がるんだと思います。

手を握る力で上げてる。指握らないではとても無理。

徐々に指を開いても使えるようになったら実用性も上がるな。


ガリガリに細くなった二の腕はめきめき筋肉を付けて、だいぶん太さを取り戻しました。
力をいれるとモコっと筋肉が盛り上がる。

でも、効いてる筋肉と効いてない筋肉が分かれてるようで、
二の腕の外側にはあまり動きがないから、力コブがなんだか楕円に細く盛り上がる。

首から肩にかけての感覚はほぼ戻ってきました。
肩の端っこ(三角筋)だけ触っても分からないけど、首や腕はほぼ戻ってます。(温度も分かる!)

もちろん元どおりでは無く、間隔薄かったり異常に敏感だったりするけど
右を下にして横向きに寝るのも楽にできるようになった。

脇はお風呂の中ではすこ~し開くようになってきたかな?
息を吸うとフワ~っと浮きます。


とってもメキメキ回復中!

毎日違う感じ。

たまに人に「見て見て~!こんなに曲がるねん~」って見せといて、あまりの成長ぶりに自分でびっくりすることもある。

いつかはこの成長も打ち止めがきて、成長を感じなくなる日がくるんだろうけど、
なんだか今は面白い。


本当に少しずつなんだけど頑張ってる神経&筋肉君。

暇を見つけてトレーニング。

すっごい動かしてる感じするのに全然力入ってない

かと思えば あら?いつのまに・・な感じで出来ること増えてたりする。


成長が楽しみだな~~




今日で片手生活ちょうど10ヶ月

10ヶ月~~?
そんなにたった?
まだそんだけ?

長かったのか短かったのか分からない。

だってもう普通に生活してる。

この10ヶ月の間には入院したり退院したり、
希望を持ったり打ち砕かれたり、
山口行って手術して、
自分の生活も周りの環境も目まぐるしく変わった。

なのにもうこの生活が普通。
なんの不満もない。
ってか怪我してから良いことだらけ!

まず自分の気持ちの持っていき方がすごい。

まぁ、みんなよく言う 一度死んだと思って・・・ってやつ。


仕事で問題が起こった時、
今までなら・・・言いにくい相手だし、世話になった相手だし、我慢できない事もないし、、、で不満ブツブツ言いながらもそのままにしてた事も

乗り込む!腹割って話す!ズバッと解決!!スッキリ!!


遊びに行っても、何てことない普通の日にも、ただ子供たちがバカ言いながら笑ってるだけでも、

もしあの時死んでたら・・・ってやつ。

この光景が見られなかった。

そう思うともったいなくてしょうがない。



怪我する前と比べてなら、そりゃ不便なことや嫌なことはいっぱいある。

夏だってのにタンクトップ着れないし(傷はまぁ、いいとしてもガリガリの腕が許せない)

たまに不憫な目で見られるし


でも、前と比べる事に何の意味もない事が分かったから今は今。



そして何より素晴らしい出会いがいくつかあった。

「どうせなら楽しくなくちゃ」の彼とはずっと連絡取ってる。

さすがにこれだけの障害を10年やってきた人。

特に何かを語る人ではないんだけど、いろいろ学ばせてくれる。


この間、彼が退院する時に帰りついでに私の地元に寄ってくれてご飯食べた。

なんと彼、車椅子で両手腕神経なのにひとりで車運転して山口~東京まで帰るの!

一人で移動できるように改造してある車を見せてもらって・・・
本当にたくましい人です。

地元の腕神経美女も連れて行ったからご満悦

3人で楽しいお酒を飲みました


そしてもう一人がこの腕神経美女!

まぁ、本人も見るからね~~
あんまり褒めると変な感じだけど、とにかく知り合えて良かった。

とにかく性格がさっぱり!
私、ニガテなの~、女の子っぽい女の子。子供の時から今でも周りは男ばっかり。
こんなにドロドロしてない女子に会ったのは生まれて初めてかもしれない


こんなに性格の合う女子が!
出会いはこの怪我で!
歳も近くて!
しかも私が子供の頃育った地元に住んでるっていう!

こりゃ運命だね~~~(笑)

互いバイクに乗ってるときに知り合いたかったよ~。走りに行きたかった。まぁ乗れなくなったから知り合ったんだけど

ホント一緒に居て楽 私的にまれに見る絶賛女子


・・・と褒めるのはこのくらいにして


もともと落ち込めない性格ではあるんだけど
この人達と出会えたから、こんなに早い段階でいろんな事吹っ切れてるんだと思う。

いくら障害が重度じゃないって言っても、やっぱり普通の人には分かってもらえない事もたくさんある。

逆に自分が健常者だとして、障害がある人を目の前にしたらやっぱり分からない。
どこまで手伝っていいのか、やりすぎると嫌なのか。

でも相手が同じだとすごく楽。
普通に頼めるし、普通に手伝える。

例えば彼女がカバンのチャックしめようとしてて
片手でチャック閉めるからどこかでカバンの反対側を抑えないといけない。
大抵、踏むか口でくわえる。

自分が手の届く範囲に居れば片方押さえてあげられる。
だけどわざわざ駆け寄ってまでは持たない。
普段一人でやってるのに手伝う必要も無いから。

この距離感がすごく楽。


扉とかを開ける時だって、特に普段一緒にいない人なんかだとすっごく
「開けときましたよ!ハイ、ど~ぞ!」って意気込んで手伝ってくれてるのが分かる時がある。
逆に片手使えないのをスッカリ忘れられてたら、目の前で扉閉まっちゃうと
片手に荷物なんか持ってたら閉まる扉をガードできないからってちょっと斜めぎみに肩から入る。

この間、彼女が前歩いてて扉くぐる時、な~んにも考えてない自分に気がついて面白かった。

開けてくれてるの分かってるから。


なんか・・・特別なシーンじゃないんだけど普通の事を普通にできるって怪我した後では逆に新鮮。



大なり小なり、こんな怪我を負ってそれを乗り越えた人はやっぱり人間的にすごいもの持ってる。

この2人と出会えただけでも、私の人生にとっては価値ある出来事。

それを与えてくれたこの怪我も、人生の糧としては価値のある出来事。


こんな経験、しないに越したことはないかもしれないけど、
やっとくに越したこともないね。


さてさて、腕も順調に回復してますよ~~

経過は次回。。。


今は1回目の手術から約5ヶ月、2回目から4ヶ月です。
今日、診察に行ってきました。

結果は順調

肘の方は、まだ下からは上がってはこないけど、
立ってて90度の位置を少しの間キープできます。

すこぶる順調

肩はやっと筋電図にたしかな反応が出ました。

肘の方はもっと筋肉が付いて力がでたら上がりそう。あと少しって所。

問題は肩がどこまで上がるかです。

医院長も、これがどこまで上がるかだなぁ~と。
まぁ1年とか経過して状態見て、経過が悪かったらどうするか(つまりイマイチ上がらなくてもそのままで過ごすか、また別の手術するか)を考えようか。  と。

別の手術って!!次は筋移植やん。。。

もちろん言わなかったけどそれはもう答えは出てる。
これ以上はしません。

筋移植となったらそれこそ1年以上山口で入院生活。
主婦の私にそれは不可能。

だから頑張ります。

今の所、順調に筋肉は動き出してる。

動かない時の事なんてどうでもいい。

焦る必要はなし!
良いイメージだけ持っていこう~~~!

実際、ここの所の回復ぶりはすごい!!

今はすごく筋肉が成長する時期なんだろうな。


次の受診は3ヵ月後。

どれだけ動いてるか楽しみ


かなり放置しておりました・・・・

やっぱり生活が始まったら始まったでバタバタ忙しく
仕事と日常に追われまくってる毎日です。


今、1回目の手術から4ヶ月。
2回目の手術からは3ヶ月経過しました。

徐々に動き始めてます!


山口から帰ってきて地元の病院で週2回リハビリしつつ、2ヶ月に1回の小郡への通院です。

手術から2ヶ月目くらいまではそこまで劇的な変化はありません。

そのうち、他人には分からなくても自分には変化が分かってきます。

今まで力の入れ方すら想像できなかった部位に、力を入れられてる気がします!

実際には全然動いてないんだけど、リハビリ中も自分の意思で動かせてる気になります。
支えてる手離してもいけるんじゃない!?って思うけど実際離すとパタンっと倒れちゃいます

そうしてるとリハビリの先生には分かってもらえる動きが出てきます。
でも家族などの素人に「動いてるやろ!?」って触らせても

「・・・???・・・わからん。」と言われます。

私は元から肘は少しキープできるんだけど

 【寝転んだ図】→頭側 o_/_  足側
               ↑山口に行く前から100°くらいならキープできる


その角度が本当に少しずつだけど角度つけても踏ん張っていられようになる。

お風呂の中なら結構らくらく上がってきます。

気のせいなのか!?いや気のせいじゃないと思うんだけど、ふにゃふにゃだった二の腕にハリが出てきた気がします。


手術から3ヶ月目くらいに始めての小郡検診に行ってきました。

筋電図もオバーラン(肘)の方は完全に反応してました!

三角筋(肩)は・・・微妙。

肘の時は針刺して肘に力入れろって言われるのに、肩は息吸えって言われるんです。
(1回目)横隔神経も(2回目)肋間神経も呼吸の神経なので、息を吸うと筋肉が動くらしい。

息を吸うとわずかに波形が動く。

止めると平ら・・・

三角筋・・・気になるのは私の横隔神経は生きてるのかどうか!

この波形は横隔神経が動かしてるのか!


医院長に聞いたけど、わからん!・・らしい。


まぁ、個人差もあるしねぇ。そんなん分からんわな。

でも2回目の手術の神経が動かしてるにはまだ早いらしい。
2回目からはまだ2ヶ月。

って事はたぶん横隔神経は生きてる??

カルテには【横隔神経再支配の可能性】と書かれてました。

朝11時の予約。
診察、検査、X線、リハビリ・・・
入院仲間に会ってウダウダしたりして時間をつぶしながら、終わったのは4時ごろ?結局一日仕事です。


そしてその診察から現在約1ヶ月。

変化のスピード上がってます!

まず、一番の劇的変化は二の腕。

今までは力入れても のっぺりとして動きも無く、細くなる一方だった二の腕が!
ほんの数日前、動きだした~~!

力こぶってやつ。
力を入れると、目で見て分かるくらい筋肉が少し浮き出る。

だからといって硬くはない。全然やわらかいんだけど、8ヶ月ぶりに自分の力コブが動くのを見てテンション上がる

肩の方は、まだまだです。
でもこっちも力は入れられてる気がしてる。

お風呂で息吸うと、ほんの少しだけ脇が開く。
真横に開くのは一番苦手だけど、前と後ろはもうちょっと動く。

お風呂での肘はバスタブの底に手を付けてても上がってくる。
つまりお尻の位置くらいに手があっても上がってこれる。
(持久力はない。せいぜい2回上げたら疲れて上がらなくなる)

早く浮力を借りなくても重力に勝って上がってこれるようになったらいいけど・・・まだまだ先は長そう。

あ!あと、首の付け根。
温度分からなかった所が、ちょっと戻ってます!

氷をのせても分からなかった処に、この間乗せてみたら冷たい気がする!
もちろん氷を乗せておけるくらいだから元通りとは程遠いけど、感覚って戻るんだぁ。

肩は相変わらず触ってもちっともわかりません。

素人判断だけど、2本抜けてるって言われた1本は抜けきってはいないんじゃないかなぁ?

肩の方は完全に抜けてると思うけど、肘の方はかろうじて少し残ってたのかな。
肘と肩の回復加減に差がありすぎるから。。。

たぶん時間が経てば肘はそこそこ上がるようにはなると思う。
あとは肩がどのくらい上がってくれるか。。。

プールに行ってリハビリしてみたり、いろんなグッズ買って時間が空けば自己リハビリやってみたりするけど・・・


日々の生活はそんな事情おかまいなしにどんどん追い立ててくるので
そんなそんな明けても暮れてもイッチニー、イッチニー、リハビリばっかりはしてられない。

今がとっても大事な時期なのは分かってるんだけど。

がんばらなきゃな~~~












最近変な現象がおきてます。

右と左が分からない

今まで利き手が右だった。

子供の時から言われてた
お箸持つ方が右で、お茶碗持つ方が左。

でも今は、とっさに出るのは左。
何するのも左。

右のモノ取ってって言われると、左のモノに手が伸びちゃうんです。
一瞬止まって正解の右に

パソコンも、他の誰かが使った時にマウスを右に置いてると
「も~誰が反対に置いたんよ~」って思って「私が反対か 」って気付く

時間経ったら慣れるんでしょうけど、変な現象


こうなって初めて思うけど、世の中左利きに不便に出来てるよね~~~!

マウス!右利き用の形に作られてる!左右対称のはあるけど、進む戻るボタンは右の親指用に作られてるやん!
左だと薬指で押すとか変な感じに・・・

いろいろ探してやっと左の親指でボタンを押せるマウス(左右両方にボタンが付いてる物)を見つけた時にはすっかり左の薬指で押す癖が付いててあんまり使わないよ・・・

筆!
私よく筆ペンで文字書くんです。
習字じゃなくて、居酒屋のメニューによくあるような文字を崩した筆字が得意で。
左で筆って難しいよね!
学校の習字の時とか気にしてなかったけど、左利きの人達よく書けてたな

外食とかで座ったら隣の右利きの人とやたら手が当たるし(これは世間のせいじゃないか、笑)
その他いっぱい・・・まぁ時間で慣れていくんだろうけど、色々不便



利き手を怪我した方にぜひ聞きたいんですが、
字を書くの、どれくらいで慣れましたか?


私は右手が使えるとはいえ、親指人差し指の痺れがひどいので、
痺れ方によってペンを持つ感覚がその時その時違うんです。

元の字に近いくらい書ける時もあれば、全然まともに書けない時も。

この際、コンスタントに左で書けるようになりたくて練習中です。

やっぱり慣れてないから書くのに時間がかかってしまうので、仕事中はスピード優先でついつい右で書いてしまう事も多くてなかなか上手にならない



そうそう
私、お箸も鉛筆も持ち方変なんです。右の時。
でも左で持つと自然に正しく持ってる。
やっぱり良いとされてる持ち方が一番効率的に力が入る持ち方なんだな~と実感。


ちなみにお箸はとっても上手になりましたよ!左!

私が左でご飯食べてると皆マネして左で食べてみる。
「けっこうイケるやん!出来ん事ないやん!」って皆言うけど違うのよ!

1,2回口に運ぶくらいそりゃ誰でも出来るの!
それを食事中ず~~っと続けるのがしんどい。
特に大きい食材を箸で切るとか、滑りやすい箸で滑る食材を食べるとか。

「ためしにこの食事終わるまでずっと左で食べてみ?食べた気しないから」って言うと知らない間にみんな右で食べてやがる(笑)



字もそうなんだろうな~。
ずっと書いてたら慣れるんだろうな。

どのくらいでストレス無く右と同じように書けるようになるんだろう?
右で書いてた時の字と、左で書けるようになった字って字の感じとか綺麗さって違うのかな??


よかったら教えて下さい




たまに、私はここまで来る事もなかったんじゃないかって思う事もあった。


筋肉移植ならまだしも、神経移行くらいそこそこ有名所ならどこの病院でも良かったんじゃないかって。


このブログもそう。
書く暇は山ほどあったのに、更新できなかった。


所詮、上位型。


完全に元通りにはならないにしろ、手術したらそこそこ使えるようにはなるし、指が動くのはデカイ。


そんな私がウダウダ泣き言いったって所詮・・・だし、
前向きに明るく頑張ろうって言ったって所詮・・・。


腕神の世界では所詮軽症。


でも日常の世界では葛藤もある。

地元では、腕が動かないなんてだいぶん大怪我。

痛みが一生続くなんて、あちこち切って傷まみれなんて、けっこう可愛そう。



入院の間にはけっこう考える事もあった。


世間から離れて家族から離れて・・・

気分も落ちたり上がったり。

卑屈になったり明るく振舞ったり。


でも、なんか意味はあるはずだって、




怪我した意味?


手術が2回になった意味?


山口まで来た意味?




人間、失ったものより得たモノの数のが多いってのが世の筋っでもんでしょ。

こんな想いしたんだから、人として何か大きくなりたいし、得たものがあると信じたい。


こうなって、得たものを探してた。


意地でも帰るまでになにか見つけなきゃいけない。




見つからなかったら見つからなかったで、何か答えみたいなものをこじつけてでも持って帰らなきゃいけない。


実際、退院が近づくにつれて見つけた気になってたかも。






退院まであと1週間って所で一人の人ととっても仲良くなった。


彼が事故したのはもう10年以上前で、車椅子で、両手が腕神経叢損傷。
つまり両手両足。
左手は全型、右手の指も少し動くくらい。


正直、最初は「うわ~」って思った。


大変だろうな、なんて言葉じゃ軽すぎる。

この人は今までどんな壮絶な苦しみを味わってきたんだろうって。

この人に比べたら私の苦痛なんてあって無いようなもの。

そう思った。



この人はとにかく明るい。
社交性がハンパない。

誰とでも仲良くしゃべってるし、だれかれ構わず部屋を訪ねてくる。

用事で部屋に来た看護師さんがいつもケラケラ笑ってる声が聞こえる。



「その社交性すごいよね」って言うと

「だってどうせなら楽しくなきゃ」って言う。



昼間は彼とお笑いのDVD見たりして過ごすようになった。


もちろん、出来ない事はたくさんある。

でも、自然に頼んでくれる。


私も片手になって、出来ない事が増えたけど、
出来る事でも周りが過剰に手伝ってくれたり、逆に気にしてもらえなくてイラだったり。

こんな事もできないのか・・・と落ちたりもした。




10年の月日が流れてるとはいえ、彼は私とは比べ物にならない葛藤を経験してきただろう。



卑屈になろうと思えばいくらでも卑屈になれる。



彼の明るさが、キツイ状況をどう過ごしてきたか、

色んな経験が産み出した明るさだって見えるから

彼の人としてのすさまじい努力にただひたすら頭が下がる。




人間、生きなきゃならない。

どんな状況でも生きていかなきゃならない。

過酷な状況、つらい気持ち、自分をなかなか保てない時も。


それをどう生きるかは自分だけが決められる。




卑屈になって、できない事数える方が楽。
つらいのは、悲しくって蜜の味。
かわいそうな自分に酔える。


その状況をいかに良く過ごせるかを実践するのはものすごく難しい。




希望がまだあるから救いなんじゃない。

希望を持てる自分である事が大事。



私も含めて皆絶対言うけど、


足でなくて良かったね とか

顔が傷つかなくてよかったね とか

寝たきりにならなくてよかったね とか


言い方悪いけど下を見て慰める事に意味はない。


下はいくらでもあるし、上もいくらでもある。


そもそも怪我なんてしないのが一番良かったって話だし。




自分が立ってるのはここ。

今のその足元をしっかり見て進まないと、

踏み外してしまう。



私は私。

怪我したからってかわいそうでもない。

女なのに傷が残ったからってかわいそうでもない。

傷は勲章でもないけど、恥でもない。

私の一部。

右手が動かないのも、傷いっぱいなのも。



この右手とも、痛みとも逃げても仕方ない。

元にもどす!!無かった事にする!!じゃなくて、

受け入れて一緒に生きていかなければけない。

もちろんリハビリ頑張るけど。

この状況から逃げるためじゃなく、良くなる為に頑張ろう。

同じ事なんだけど、気持ちの持ち様って事。



やっと強がりじゃなく、気持ちが落ち着いた。


答えが見えた。


ココに来た意味。

追加手術までした意味。


気持ちがココまで来るまでは、まだ帰っちゃいけなかったんだ。


帰ったら、手が動かないかわいそうな子ぶるのは辞めよう。


人が手を差し伸べてくれるのを待ったり、分かってくれないからと嘆くのは辞めよう。


かっこつけるのも。

怪我が大した事ないフリするのも


大した怪我のフリするのも。



これ。


コレが私。




この病院。

そりゃ技術はものすごいんでしょう。
でも患者にはすごさは分からない。お任せするだけ。

何がすごいって患者がすごい。

エアバック抱えた人がゾロゾロいます。

ふと、見渡すとリハビリ室にいる患者が全員、腕神経だったこともあります。。

自分では「遠方からきてるので・・」的な意識で話始めたらえらいことに。

東京から来て、1年入院した後こっちでレオパレス借りて住んでる・・・とか。そんなのばっかり。



子持ち。女。バイクで事故。腕が動かなくなったなんて結構ちまたじゃ大騒ぎ。

でもここに来たらみんなに言われる
「良かったね~!この程度で済んで」

すごい所です。

ほぼ全型の患者さんです。

ほぼバイクの事故です。

私みたいな神経移行だけの患者の方がいないです。
みんな筋肉移植手術。
私の倍くらいの手術時間で、
私がたった一日でギャ~ギャ~言ってたICUを5日も過ごした人達。

10代の子のお見舞いにICU覗いた時は結構平気そうにしてたけど・・・
若いから?
する手術によってもつらさがちがうみたい。
前より全然楽って言ってた。



1回目の3週間は個室なのもあり、ほとんど引きこもって過ごしてた。
唯一の腕神女子なのであまり打ち解けられなかったけど、

2回目の3週間は顔見知りも増えて色んな人と話すようになって楽しくなってきた。


皆、さまざまな過程がある。

つらい経験。置かれた状況。

同乗者が亡くなったり、加害者側だったり・・・。

長い入院で世間からは離される。
みんな一人でこんな遠くまで来て、
動かない腕と、終わらない痛みに耐えてる。


同じ上位型でも、握れるけど指を伸ばせない人も。
筋肉移植で握れるようになるそう。

事故から10年以上経過してる患者さんもいます。

みんな、いっぱい切って痛い思いして・・・
なのにバイクの話ばっかりしてたり

それでも希望は捨ててない。
少しでも良くなるように。

これだけ同じ状況の人がいるのに、あまり暗い話にはならない。

まぁ、仕事どうしよっかなぁ~ってくらいはあるけど、
基本なんでもない会話。



リハビリ室で電気あててる時とかにたまたま同じ時に座った患者同士
「バイクですか?」
の一言で会話が始まる。

私はいつも、痛みのことを聞いてしまう。

この痺れと痛みは皆同じなんだね~。
10年経ってる人でもたまに顔を歪めて痛がってる。
やっぱりずっと付き合っていかなきゃいけないんだ。

何かに熱中してたら良いとか言うけど、そんな四六時中何かに熱中なんてしてられないよね~~って話になったり。

皆で部屋で話してると、誰かが突然黙り込む。
顔を歪めて痛みに耐えてる。
痛みの波が過ぎるとまたフツーにしゃべりだす。


地元で一人で痛みに耐えてる時は、このまま一生痛いのか・・・って考えてしまうトコだけど、

ここは不思議。

同じ痛みを持ってる人だらけだと、なんか軽い。

慣れるしかない、しょうがないよね~~~ってなんか軽い。


もちろん皆、その裏にはとてつもない不安を抱えてるんだろうけどそんなの見せない。

ここじゃ私は腕が動かなくなったかわいそうな子なんかじゃない。

それがすごい。


家族と離れて寂しくて、早く帰りたくてつらいけど、

ここはある意味ぬるま湯。

現実から逃げさせてくれる。

めんどくさい事やしんどい事、全部地元に置いてきてる感じ。

帰ったらまた色々バタバタだな。。。

色々やる事いっぱい。


入院生活ももうすぐ終わり。

これからは、事故以前の生活に戻れるように環境も整えなきゃ。

9月に事故をした。

タンスの中はまだ夏服が入ってる。

下の子はもう別の子になったみたいに達者にしゃべってる。

いつのまにか冬も終わりに近づいてる。


この半年、長い人生の中の半年。

貴重な半年。

失ったものも、得たものも、たくさんあった半年。


とりあえず・・・帰ったら頑張ろう。


暇もしばらく味わえないだろうから、
今は残されたわずかな入院生活。

たっぷり楽しもう。



2回目の手術は1月31日にしました。

横隔神経が健康で無かった時の為の補助手術です。

今回は肋間神経を腋窩神経と長胸神経に移行しました。

肋間神経は肋骨に沿って走る神経でそこから何本かもらいます。
どちらも肩を上げる為に使います。

5時間の予定の手術は6時間になった。

「終りましたよ」と言われ
第一声「何もなかったですか?」と言った

なにも・・・トラブル。


前回はこうやって運ばれてる時に聞いた。

もう一回手術するって。


「大丈夫ですよ」と


終わった・・・もう手術はない。

これで終われる。

あとは3週間、ボケッと過ぎるのを待つだけ。



初めは脇の下から胸の下を沿って切る予定だったけど、終わってみたら背中の方を切ったらしい。

なのでまだ傷は見てません。

肋間神経いじると痛いです!

前回は首切って、感覚もあまり無い所だからか全然痛くなかったけど、
今回はしばらく身体を起こすのも痛かった

ついでにベットが足りなくなって電動ベット没収されたので(今時ベットが全部電動じゃない!)朝イチは起き上がり方に悩むとこから。

10日もしたら大丈夫になります。


今回、エアバックが取れてる間に新事実!
肩をすくめるのが結構出来るようになってます。

最初の手術で、僧帽筋を動かす神経を使うのが一般的に多いらしいけど、
私の損傷具合が効いてない訳じゃないけど(回復過程なのか?)あまり肩をすくめられなかったから、移行する神経が横隔神経になったんです。

その僧帽筋が結構効いてる!

左の3分の1くらいしか上がってなかったのに、半分以上まで上がるようになってました。

これは手術関係無く、もとの神経が回復したんでしょうけど。

それと、手術で無くなってた首の感覚は戻ってます。
ゾワゾワとこそばかったり、ビリビリと痛かったりしながら。



・・・と言う訳で報告が遅くなりましたが、無事手術は終わっております。

あとは3ヶ月経って肩の筋電図が動いたら、横隔神経はビックリしてただけって事に~!
楽しみだな。











術後3週間。
ホントなら明日で退院のはずでした。

これで終われるならラクショー!!
思い切って家族を置いて地元から離れる決意をしたのは何だったんだ~~!

あと半分、まだ半分。

あと3週間と手術。


終わってしまえば早かったと思うんだろうけどね・・・


寂しいのが耐えられん~~

子供ギレ~~

一人でご飯食べてもちっともおいしくない。

個室だから人との会話もあんまりない~~~



まぁ・・騒いだ所であと3週間。

エアバックと肩こりと寂しさとの闘い。


とりあえず明日。一旦戻って子供を充電してきます




事故後、少し戻ってきてた手の筋肉もまた落ちてるだろうなぁ・・・


そうそう、首の感覚がまたなくなりました・・・

事故後から徐々に戻ってきてたのに


初めは触ってもまったく触ってる感じしないんだけど、
なんか奥の方が、かゆいとゆうか・・こそばゆいとゆうか・・
で、だんだん強く搔いたら分かるようになってきてたんです。

術後、また切った所あたり一帯が触っても感覚がない。。。
また時間かけたら戻るんだろうか。

そりゃ、無くても困らないっちゃ~困らないけど
あるにこしたことないよね。


さてさて、とりあえずですが明日の朝イチ、エアバックから束の間の開放

風呂にゆっくり入るぞ~~!!

寿司を食うぞ!
ラーメン食うぞ!
ジャンクフード食いまくるぞ!
食品添加物バンザイ!

身体に悪いことしたい~~~!!