メンヘラ女のクズ恋愛から幸せな結婚までの話 -4ページ目

メンヘラ女のクズ恋愛から幸せな結婚までの話

現在アラフォー女の過去の恋愛を初恋からダラダラ綴ってみようと思います。
長くなりますが皆様お付き合い頂けたら嬉しいです。

前回のお話ダウンダウンダウン





次の日の朝、コウキと電話する事になった。

 

夜はお互い家族を起こしてしまうと大変なので控えていたが

朝なら、と私は両親が起きて寝室から居なくなったのを確認し

すぐに電話をかけた。

 

「大丈夫!?」

第一声から心配する気持ちが溢れてしまった。

 

 

コウキの最初の言葉は・・・

 

「いやいや、まずは挨拶でしょ。初めまして。」

 

 

あれ、意外と普通。

声も安定してるし。

 

 

「あ、初めまして」

 

なんだか拍子抜け。

そのあとはサヤカの話にもなったが

ほとんどはいつも通りの他愛もない話や

私の今までの恋愛の話にもなった。

 

 

あまりまともな恋愛をまだした事がなかったので

恥ずかしさもあったけど

コウキは、今までの相手の男に対して

ひどく嫌悪感を持ったようだった。

 

 

「そんな男、早く忘れた方がいい。」

「俺みたいな男だったら、カヤをもっと幸せにできるのに。」

 

 

そんな事言われたのは初めてだったので

嬉しくてはしゃぎたくなる体を

電話で伝わってしなまわないように抑えた。

 

 

コウキは歯の浮くようなセリフもキザな言葉も

何の抵抗もなく言える人だった。

 

それからほとんど毎日、コウキと電話で話した。

 

サヤカとの別れを心配する私に

「カヤは本当に優しいね。

 好きになってしまいそうだよ。

 別れたばっかなのに変だよね。」

 

 

私の中でコウキへの気持ちが

どんどん膨らんでいくのが分かった。

慎重になろうと思っていたはずなのに

暴走は今回も止められなかった。

 

それから程なくして、コウキと付き合う事になった。

 

 

 

 

夏休み中に、いくつか東京の専門学校に

体験入学に行く機会があったので

その時にコウキと会う事になった。

 

もう一人でも東京に行ける。

 

 

コウキと待ち合わせたのは

体験入学の後、学校の最寄り駅の改札前。

私は学校を出て、すぐに走って駅まで向かった。

 

 

やっとコウキに会える。

ドキドキしすぎて落ち着かない。

早く会いたい。

 

 

駅が見えてきた。

各停しか止まらないその駅は

東京のど真ん中であっても人混みは少ない。

待っている人をすぐに見つけられた。

 

その人も私に気付いている。

 

 

「コウキ?」

「カヤ?やっと会えたね」

 

 

思ってた通り、爽やかな雰囲気。

身長は170cm台前半くらい。

進学校だからなのか、髪は黒髪で落ち着いていて

白シャツのインナーにプリントのTシャツ。

7分丈のパンツにスニーカー。

シンプルだけど、遊んでない雰囲気で安心した。

 

 

「抱きしめてもいい?」

 

「…うん。」

 

電話で話す通り、感情をストレートに出す人だった。

思えば、こんなに楽しい気持ちになれる恋愛は初めてだった。

外で堂々と楽しくデートするのも初めてだった。

こういうのを幸せっていうのかな…なんて

少女漫画の主人公にでもなった気分だった。

 

 

渋谷で買い物をしたり、プリクラを撮ったり

女子高生らしいデート。初めてできた。

 

コウキとなら、純粋に恋愛を楽しむことができる。

今は遠距離だけど、来年には上京して

コウキとこんな風に週末にデートしたり

同じ時間を沢山一緒に過ごせるようになる。

早くそんな日が来ればいいのに。

 

 

もっともっとコウキを近くに感じたい。

もっともっと結ばれたい。

会ったばかりだけど、コウキとなら…。

 

コウキに誘われ、ホテルに入った。

 

コウキは何もかもが優しかった。

今までの人で感じていた恐怖心や痛みも

コウキとは感じなかった。

こんなに満たされる気持ちになるのは初めてだった。

 

 

今まで電話やメッセだけだったから

実感があまり持てなかったけど

間接的に空いていた距離感も無くなり

完全にコウキに心を持っていかれてしまった。

 

もう、私にはコウキしかいない。

私はこんな恋愛がしたいってずっと夢見ていた。

欲しくて欲しくてたまらなかったもの。

やっと手に入った気がした。

 

 

夢なら、覚めないでほしい。

 

 

 

 

 

 

つづきます。