自分の声に自信がない
長く話し続けていると、喉が痛くなり、声がガラガラになってしまう
リモートワークが増え、オンライン会議での自分の発言が多い
自分の声を、相手の心にも届けたい など
このブログを読んでもらうと、
・あなたが人の話を聞くということについて、より深く考えることができる
・あなたの周辺で、コミュニケーションが良くなる
ということが起こるかもしれません。
「あなたは聞いていない」の言葉にドキリとさせられる
ご紹介するのは、伊藤守さんの「こころの対話」という本です。
1995年に出版された、古めの本ですね。
ロングセラー本で、文庫本にもなっています。
いまは、こちらの方が手に入りやすいかも。
手のひらサイズですし読みやすいかな。
文庫本は、「こころの対話 25のルール」というタイトルに変わっています。
伊藤守さんは、長年、コミュニケーションに関する講演活動をされたり
セミナーや、企業での研修をされてきている方です。
それで、日本人で初めて、国際コーチング連盟から、マスター認定を受けた
という、日本のコーチ草分け的存在。すごい方なんですよね!
でも私がこの本を知ったのは、コーチングを学んでるからではなく、
誰かが・・・ワーママはるさんだったかな?が、紹介していたからなのですが。
衝撃的だったのは、一番最初の章です。
第一章の見出しが「あなたは聞いていない」。
一章では、伊藤さんが喫茶店でみかけた、よくある二人連れの会話の
様子を書いています。
二人連れを、Aさん、Bさんとしましょう。
Aさんは、話していて、Bさんがうんうんとうなずいて聞いています。
このBさん、実は、話をあまり聞いていません。
聞いているのは、Bさんの心の声「次は私、何を話そうかな」というもの。
Aさんの話が終わったら、どう返事しておこうかな、
そしてその次は、何を話そうかなという考えでいっぱいだと。
Bさんが話し始めると、
今度は、Aさんが、聞いているような顔をしながら、次に話すことを考えていると。。。。
二人で行われているのは、コミュニケーションではなくて、
「ことばが途切れない」ゲームをしていると、伊藤さんは表現されています。
これは、私自身に当てはまりすぎていて、衝撃的でした。
先日、夫と私の間の会話に、あまりにも当てはまっていたからです。
私は、夫の話を聞いていなかった
どんな会話だったかといいますと・・・
先日、中秋の名月がありましたよね?その翌朝の会話です。
夫『昨日の月、綺麗だったよなぁ~。昨日の朝の天気予報だと、「今夜は雲が出て月を見るのは難しいかも」って
話だったんだぜぇ。おれ、それ知ってたから、余計に月が綺麗に見えてさぁ~』
私『あ~、天気予報、私もテレビで見てたから、その情報知ってたよ』
ただ、これだけの会話なんですけどね。
どこか、おかしいところあると思いますか?
ごく普通のやり取りに見えますよね。
でも、私の頭のなかで考えていたことを取り出して書いてみると、夫の話を、ちゃんと受け止めていないのが
丸わかりです。
夫の話を聞いて、私は
「その天気情報、私も知ってたし~。だから、私にだって、月が見えたありがたみ分かってたし~」
と、いうものでした。
夫が、月の美しさに感銘を受けていた「感情」「気持ち」は、まったく受け止めていないの、わかります?
むしろ、夫が「おれ、その情報知ってたから、より月を楽しめたんだぜ」というところに反応してしまって
おります。
恥ずかしい。私の頭のなかの、暴露でした笑
本を読みながら感じたのは、
私は、夫が私に伝えてくれた「月、綺麗だったよね~!」「感動した~!」という気持ちを受け止めれば
良かったなぁ、ちゃんと、そこをキャッチすれば、もっと会話が楽しくなったよなぁということ。
夫は、何も気づかなかったと思いますが、まさに受け止められていない会話をしてしまった私自身に
気付いた会話の例でした。
相手の話をキャッチして返すということ
これを読んでくださっているあなたは、こういう会話してるなぁって、思い当たることありますか?
あまりにも当たり前に私たちがやりがちなことなので、当たり前すぎて気付かないかもしれません。
が、この本を読むと、そこを気付かせてくれます。
本では、あなたのコミュニケーション環境がどうなっているか?を
確認するチェック項目が書かれている。
当てはまる数が多いほど、あなたはずっと聞かれていない生活をしてきて
それがあなたに影響を与えているといいます。
いくつかご紹介しますね。
(以下、本より抜粋)
□一方的に言われてしまう。
□自分の言うことが、まともにとりあげてもらえない。
どうせ子供の言うことだから、どうせ新人の言うことだから
どうせ女の言うことだから、といった理由で。
□何か言うと、すぐ言い返されてしまう。
□途中で、口をはさまれる。
□話し終わる前に、「そう」とか「わかった」とか「それはだめ」とか
返事をされてしまう。
□「それなら、誰それさんも同じこと言ってたよ」
「そんなこと、みんな知ってるわよ」
「今ごろ、そんなこと言ってるの」などと言われてしまう。
(ここまで抜粋)
本では、あと14項目のチェックリストがあります。
ここまで、どうでしょうか?
「これ、日常的に、相手から言われてしまう」なんて思った箇所ありましたか?
もう少しだけ、内容のご紹介させてもらいますね。
二章は「コミュニケーションはキャッチボール」という見出しです。
キャッチボールってよく言うし、目新しいことはないかも?なんて思ったのですが、
全然!そんなことはなくて、私が読んだあとに感じたのは
「知っているようで、実は本来の意味をよく分かっていなかったかも」
というものでした。
これも、会話の事例で説明されていた箇所があったので、少し抜粋させていただきますと・・・
(以下、部分的に抜粋)
<会話が、キャッチボールになっている例>
A「気分はどうですか?」
B「あまり良くないですね」
A「そうですか、気分が良くないんですね」
A「どこが調子悪いんですか?」
B「胃が痛いんですよ」
A「胃が痛いんですね」
<会話が、キャッチボールになっていない例>
A「気分はどうですか?」
B「いやあ、良くないです」
A「なんで?」
A「気分はどうですか?」
B「いやあ、良くないです」
A「みんなは、楽しそうですよ」
・・・読んでみて、どうでしょうか?
ちゃんと相手の話を受け取っているパターンと、受け取っていないパターン。
違いを読み取って頂けたでしょうか?
これ、私もよくやっているような気がしまして、これまたドキ!っとしました。
仕事で、クライアントさんのお話を傾聴しているときは意識して
キャッチしようとしていますが、
身近な、特に家族との会話だと、出来ていないかもしれません、
前に挙げた、夫との会話のように(;'∀')
相手の言葉をキャッチ出来ていない、相手にキャッチしてもらえないことで、
あなたのなかに「未完了」な感情が生まれて、結果的に、
「人の話を聴けない」ようになってしまっている、と、本では分かりやすく
紐解いてくれています。
私は思い当たるふしがありすぎて、これは何度も読み返したい本になりました。
まずは、自分から聞く側になること。それが、相手も聞くことができることに
繋がる。そして、コミュニケーションの好循環が生まれるのかな。
「まずは、あなたから聞きなさい」の言葉に従って、
私から「聞く」一週間にしたいなと思います。
あなたも、一緒に、「聞く」人になってみませんか?



