2/10 Wリーグ準決勝 | 加賀男児(かがおのこ)の江戸滞在記

加賀男児(かがおのこ)の江戸滞在記

金沢生まれ。この冬から久しぶりに東京に住むことに。①石川県人から見た東京、②石川に関係のある人を綴っていきます。

<今回の江戸:代々木第二体育館


WJBL (女子バスケットボールリーグ)の1部リーグであるWリーグ

のプレイオフ準決勝を見てきました。


Wリーグ

場所は代々木第二体育館です。


「代々木」という名前がついていますが、代々木駅の隣の

JR山手線・原宿駅のすぐ近くにあります。

東京オリンピックの際に作られて、第一体育館 は競泳、

第二体育館はバスケットボールの会場として使用されました。


世界的な建築家・丹下健三 さんが設計したそうです。

柱が使われていないそうです。

代々木第二体育館

原宿駅と代々木体育館の間には「五輪橋」という橋も

ありました。


五輪橋


五輪橋

Wリーグプレイオフはレギュラーシーズンの上位4チームが

進むことができます。1位と4位、2位と3位のチームが

準決勝を行い、先に2勝した方が決勝進出です。


組み合わせは

富士通レッドウェーブ (2位)vs.トヨタ自動車アンテロープス (3位)

JOMOサンフラワーズ (1位)vs.シャンソン化粧品シャンソンVマジック (4位)

です。


既に前日に行われたゲームでJOMOと富士通が1勝を挙げており、

決勝進出に王手をかけています。

トヨタとシャンソンは負ければ今シーズンが終了してしまい、どうしても

負けられません。


試合は両方とも白熱しました。常に得点差は1桁台!

第1試合の富士通vs.トヨタは新興勢力同士の対戦。


富士通はWリーグに昇格したのは2001年と比較的最近出てきたチーム。

しかし以後、順調に力をつけ、昨シーズンは準優勝。

今年の皇后杯(全日本選手権) には優勝し、皇后杯3連覇中。

今ではすっかり強豪の仲間入りです。


トヨタはつい最近まで良くてWリーグ中位。時によっては

Wリーグと下部リーグであるW1リーグを行ったり来たりする

チームでした。しかし、ここ2、3年力をつけてきたチームです。


そして富士通にはアメフトの富士通フロンティアーズ

トヨタにも男子バスケのトヨタ自動車アルバルク

古田敦也さん等を輩出した野球部 なども有名なためか

チアリーダーも華やか。

企業チームでまとまりがあるからか、プロリーグである

bjリーグ よりも応援は盛り上がっています。


トヨタのチアリーダー の方々はおへそ丸出しの露出の

多いコスチュームで踊ってました。

男性客は、ゲームを見ながら、チアの方をチラホラ。

後ろの方に座っていた僕からはよく分かりました。


富士通のチア はハーフタイムのパフォーマンス時には

大技を連発。観客から「お~」という声が度々起こりました。

すごく練習するんでしょうね。

隣のオリンプックプラザでやってる「ドラリオン 」も

顔負けって感じでした。


ゲームも白熱。第1クオーターはトヨタのリードで終了。

しかし、第2クオーターは富士通がリード。

第3クオーターが終わった時点でも富士通がリード。

しかし得点差はたった5点。勝負の行方が全然わかりません。


そして迎えた第4クオーター。追い付きたいトヨタでしたが

逆に、じりじりと点差を広げていきます。

ベテラン主体で体力的は劣るはずの富士通が

全く選手交代を行わず、気力の勝負を展開します。

結局、79-68で富士通が勝利し、決勝進出を果たしました。


石川出身でトヨタの角井絵美選手 (津幡高ー大阪体育大)

もセンターで先発出場。9得点を挙げました。

準決勝で敗退してしまいましたが、惜しいゲームでした。

来年も頑張って下さい。


第1試合が新興勢力同士なら第2試合は名門対決。

JOMOvs.シャンソン。

この一戦は野球で例えるなら巨人vs.阪神。

サッカーで例えるならレアルvs.バルサ。

正に伝統の一戦。エル・クラシコ。


1981年に共同石油(JOMOの前身)が優勝して以来、

26年間、この2チーム以外のチームが優勝したのはたった1回。

ここ10年でもJOMOが5回、シャンソンが5回と

最近の優勝回数も拮抗しています。

常に日本の女子バスケを引っ張ってきた2チームです。


JOMOはディフェンディングチャンピオン。

今年のレギュラーリーグも1位で通過しました。

日本代表12名のうち5名がJOMOの選手。

リーグ優勝11回。皇后杯(全日本選手権)優勝13回

の強豪チームです。


シャンソンは今年のレギュラーリーグは4位に終わりましたが、

リーグ優勝16回と最多を誇ります。

90年代は敵なしで1990年から1999年までリーグ10連覇。

そのうち無敗で優勝したのが6回。正に無敵の女王でした。

一つのディケイドのすべての年で優勝しました。


試合の方は前半戦はまったく互角の戦い。

第1クオーター終了時は19-18の1点差でJOMOがリード。

第2クオーター終了時も41-39でJOMOリード。

しかしたったの2点差。さすが名門対決。熱戦です。


しかし第3クオーター、徐々にJOMOがスリーポイント

等で点差を広げていきます。

シャンソンはJOMOのディフェンスに攻めあぐね、

なかなか点差を詰めることができません。

第3クオーター終了時点で65-52.13点差でJOMOがリード。


第4クオーターも流れがつかめないシャンソン。

しかし残り数分で最後の反撃に出ます。

第4クオーターだけ見れば得点はシャンソンの方が多かったです。

が、時すでに遅く、結局、81-72でJOMOが勝利し、決勝に進出しました。


JOMOの応援もチアリーダー がいて華やかでした。

相手のフリースローの時はタオルをグルグル回す、

テリブルタオルのスタイルで幻惑したり、チームの黄色いマフラー

を掲げるサッカースタイルの応援が特徴出来でした。


シャンソンの応援は富士通やトヨタ、JOMOのような

チアリーダーなどはいませんでしたが

相手がフリースローの時にはみんなで渦マーク

の入った傘を開いて選手に向かってぐるぐる

回して、目をくらます戦法に出ていました。


あれには笑わせてもらいました。

写真が撮れなかったのが残念!

サッカーのPKの時にも使えそう。

PKを蹴ろうと思ったらスタンド一面の傘

の渦巻き模様がグルグル。


とんぼが落ちてきそうですね。


かくして決勝は昨年のファイナル、そして

今年の皇后杯と同じ顔合わせになりました。


JOMOサンフラワーズvs.富士通レッドウェーブ!


昨年のリーグ決勝はJOMOが。

今年の皇后杯決勝は富士通が制しています。

勝つのはどちらでしょうか。名門か?ニューパワーか?


面白くなりそうですね。