10月24日は、日本海側も含めて好天が予報されていた。
そこで、雪国の紅葉を楽しもうと新潟の守門岳に出かけた。
守門岳には、30年ほど前に、残雪の頃に二口登山口から往復したことがる。
JR只見線の北側にあり、魚沼市と三条市の境に位置する。
ブナの森が美しかった記憶がある。
今回は、保久礼登山口から大岳経由で登る計画だ。

保久礼登山口は上の地図の左上にある。
標高780mくらいありそうだ。
歩く時間は二口コースと同じくらいらしいが、
大岳を越えていったん下ってから登り返しがある。
帰りが少しつらそうだ。

埼玉を4時半ころに出て、登山口には8時少し前についた。
雪にも耐えられる立派なトイレの建物があった。

そこから大岳を見上げると山の斜面が暖色に染まっている。
これはよさそうだ。
8時4分に出発。
しばらくはコンクリート製の擬木をならべた階段道が続く。
コンクリートの擬木は結構すべる。ダブルストックで歩るいた。

途中見晴らしのある所から少しかすんだ新潟平野が見えた。

オオカメノキの葉がおもしろい具合に色づいていた。
ちょっとしたアートか人がおしゃれに色づけしたように見える。

出発して40分くらいの所にキビタキ清水の看板があった。
道を左に少し下ると筒先から水が流れ出していた。
飲んでみるとなかなかおいしい水だった。

そのすぐ上で道はキビタキ避難小屋経由と直登の道とに分かれていた。
避難小屋経由の道の方には、「倒木危険」との表示が。
そこで直登の道を歩いた。
このあたりからブナの森全体が秋の色合いに染まりだした。

1時間半ほど歩いたところに北側の見晴らしのいいところがあった。
平野の向こうに弥彦山らしい山が見える。

望遠で写してみると弥彦山の向こうに佐渡島の山々らしい影が映っていた。
その間には日本海があるのだが、空の色と溶け合ってよくわからない。

目を西側にやると姿の良い三角形の山が見える。
位置から考えると雷様で有名な米山らしい。

そのあたりから灌木地帯となって、守門大岳の山頂へとなだらかな登りとなった。
灌木の色づきもなかなかいいではないか。
しかし、そのだらだら登りが長かった。

山頂に近づいたころ今度は西の遠くに頚城山塊らしい山々が見えた。
妙高山や火打山などの山々だ。
だとすると、中央に写っている妙高山の左側は長野の黒姫山に違いない。

今度は南側が見えた。
こちらは近くに越後駒ケ岳とすぐ左に中の岳が重なって見えていた。
越後駒ケ岳にも行ってみたいのだが、日帰りにはちょっときつい。
避難小屋泊まりで2日かけるとなると、なかなかチャンスがない。

こちらは、そのすぐ右側に見えている八海山。

歩き始めてちょうど2時間で守門大岳1432mの山頂に到着。
灌木に囲まれ岩がゴロゴロしているが、かなり広い山頂だ。

いくつかの意思の社とともに「巣守神社」の大きな石碑が立っていた。
守門という地名と巣守神社、おそらく関係があるのだろう。
以下その2に続く