10月29日、この日も天気はいいとの予報。

北に行くほどいいというのだが、埼玉でもそこそこだろうと

近場の奥武蔵、大高取山に出かけた。

半日で歩けるコースだ。

 

越生駅から登り始めるとまず高取山という小さなピークへ。

視界をふさいでいた樹木が伐採されていて早くも越生の町が見渡せる。

 

次のピークが西山高取。

尾根を直登するルートが新しく切り開かれていた。

今日はトレーニングなので2リットルの水を背負っているので息が切れる。

 

 

西山高取のピークは以前から見晴らしがいいところだ。

 

 

関東平野の奥にぼんやりと筑波山が見えていた。

 

駅から1時間5分で大高取山山頂に到着。

でも2kgとはいえ、かなりこたえた。

 

反対側の奥武蔵の山々。

正面の低いところが傘杉峠。

右の高いところが関八州展望台だ。

大福をひとつ食べてすぐに桂木観音へとむかう。

 

いつきても日当たりがよくて気持ちがいい桂木観音。

 

このあたりはユズの山地だが、まだ季節には早い。

そのかわりみかんがたくさんなっていたし、

道端では袋にはいったみかんが売られていた。

 

桂木観音から虚空蔵尊に下る峠から尾根を歩いてオーパークおごせへ。

その途中の尾根にも、あらたに展望地が切り開かれていた。

 

いつものように武州長瀬駅へと歩き、さいたま市の自宅には11時半に到着。

予定通りの半日トレーニング。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(続き)守門大岳の休憩はほんの少しで切り上げ、守門岳本体へとむかう。

一旦100mほど下って登り返しとなる。

 

歩きはじめて山頂を囲む灌木をぬけるとすぐに目の前に守門岳北面の険しい斜面が見えてきた。

手前のピークが青雲岳。2番目のピークがめざす守門岳だ。

 

下っていく鞍部の紅葉。

 

 

守門岳北東面の山襞。

朝の斜光が飛騨の陰影を浮かび上がらせている。

 

 

鞍部に下りて青雲岳を見上げると笹の緑のまじえた紅葉が美しい。

 

振り返ると大岳斜面の向こうに目立つピークがみえる。

記憶をたどってみるが名前を思い出せない。

帰ってから地図を確認して五泉市の粟ヶ岳らしいとわかった。

 

11時16分に青雲岳の山頂に到着。

草紅葉がきらきらするカヤの原に木道が敷かれている。

すぐ向こうには守門岳。

 

 

ここは休まずに守門岳へとむかう。

 

 

途中で南東の方向に目立つ双耳峰がみえた。

尾瀬の燧ケ岳に違いない。

 

守門岳の斜面はやや地味目の紅葉。

 

11時30分、目的の守門岳に到着。

360度の展望台だ。

 

すぐ東隣には浅草岳。

実はこの日、こちらにしようかとも迷っていた。

紅葉がすばらしいらしい。

 

西の遠くには頚城山塊。

もちろん越後駒ケ岳なども見える。

新潟平野の向こうには弥彦山。

でも写真は途中のものを投稿しているので省略しておく。

 

すぐ目の下には紅葉と緑の山襞。

山頂で30分すごして下山開始。

もときた道をたどって帰る。

 

守門岳出発直後にみおろした青雲岳の平らな山頂部。

 

この守門大岳の登り返しがつらかった。

 

そしてようやく登り終えて大岳山頂でほっと一息入れたら、

出発の時に道を間違えてしまった。

ここで南西へと曲がらなければならないのに

つい目の前に見えている道に踏み込み、尾根を直進してしまった。

ちょっと雰囲気が違うなと感じながら10分をほど歩くと

行き先にもう一つのピークが見えてきた。

ここで間違えたことに気が付き引き返した。

 

そんなロスもあって駐車場に戻ったのは15時15分になってしまった。

その分帰りが遅くなり、関越道の渋滞にはまってしまったが、

まあ、30分弱の差だから、どちらにしてもある程度の渋滞は避けられなかっただろう。

でも晴天のもとでの雪国の紅葉の山、とても気分のよい山旅だった。

 

 

 

 

 

 

 

10月24日は、日本海側も含めて好天が予報されていた。

そこで、雪国の紅葉を楽しもうと新潟の守門岳に出かけた。

守門岳には、30年ほど前に、残雪の頃に二口登山口から往復したことがる。

JR只見線の北側にあり、魚沼市と三条市の境に位置する。

ブナの森が美しかった記憶がある。

今回は、保久礼登山口から大岳経由で登る計画だ。

 

保久礼登山口は上の地図の左上にある。

標高780mくらいありそうだ。

歩く時間は二口コースと同じくらいらしいが、

大岳を越えていったん下ってから登り返しがある。

帰りが少しつらそうだ。

 

埼玉を4時半ころに出て、登山口には8時少し前についた。

雪にも耐えられる立派なトイレの建物があった。

 

そこから大岳を見上げると山の斜面が暖色に染まっている。

これはよさそうだ。

8時4分に出発。

 

しばらくはコンクリート製の擬木をならべた階段道が続く。

コンクリートの擬木は結構すべる。ダブルストックで歩るいた。

 

 

途中見晴らしのある所から少しかすんだ新潟平野が見えた。

 

オオカメノキの葉がおもしろい具合に色づいていた。

ちょっとしたアートか人がおしゃれに色づけしたように見える。

 

 

出発して40分くらいの所にキビタキ清水の看板があった。

道を左に少し下ると筒先から水が流れ出していた。

飲んでみるとなかなかおいしい水だった。

 

 

そのすぐ上で道はキビタキ避難小屋経由と直登の道とに分かれていた。

避難小屋経由の道の方には、「倒木危険」との表示が。

そこで直登の道を歩いた。

このあたりからブナの森全体が秋の色合いに染まりだした。

 

1時間半ほど歩いたところに北側の見晴らしのいいところがあった。

平野の向こうに弥彦山らしい山が見える。

 

望遠で写してみると弥彦山の向こうに佐渡島の山々らしい影が映っていた。

その間には日本海があるのだが、空の色と溶け合ってよくわからない。

 

目を西側にやると姿の良い三角形の山が見える。

位置から考えると雷様で有名な米山らしい。

 

そのあたりから灌木地帯となって、守門大岳の山頂へとなだらかな登りとなった。

灌木の色づきもなかなかいいではないか。

しかし、そのだらだら登りが長かった。

 

山頂に近づいたころ今度は西の遠くに頚城山塊らしい山々が見えた。

妙高山や火打山などの山々だ。

だとすると、中央に写っている妙高山の左側は長野の黒姫山に違いない。

 

今度は南側が見えた。

こちらは近くに越後駒ケ岳とすぐ左に中の岳が重なって見えていた。

越後駒ケ岳にも行ってみたいのだが、日帰りにはちょっときつい。

避難小屋泊まりで2日かけるとなると、なかなかチャンスがない。

 

こちらは、そのすぐ右側に見えている八海山。

 

歩き始めてちょうど2時間で守門大岳1432mの山頂に到着。

灌木に囲まれ岩がゴロゴロしているが、かなり広い山頂だ。

 

 

 

いくつかの意思の社とともに「巣守神社」の大きな石碑が立っていた。

守門という地名と巣守神社、おそらく関係があるのだろう。

 

以下その2に続く