山梨の櫛形山にアヤメを見に出かけた。
かつては一面に咲き誇っていたアヤメだが、今は鹿の食害で激減。
懸命な保護活動で裸山付近でなんとかみられるようだ。
遠出するには少し遅めの出発で、圏央道の渋滞につかまってしまった。
長い林道走りの末、櫛形山の池の茶屋林道終点には10時近くの到着。
途中では、車のナビと一致しないルートに入ったりして少しはらはらさせられた。
すでに7台ほどがとまっていた。
支度をして出発。
のっけから鹿よけ柵の扉を開けてはいる。
まずバイケイソウの大きな葉が目に入る。
原生林の斜面を登り、尾根に出ると視界が開ける。
足元にはシロバナヘビイチゴが一面に咲いている。
尾根に沿って防火帯のように切り開かれており、そこをジグザグに登っていく。
ここは鹿よけ柵で保護されているので下草が豊かだ。
そこを上り詰めたところが展望台になっていて、天気が良ければ白根三山がドーンと見えるはず。
でも今日は雲の中。
この付近にも少しアヤメがあるが、残念ながら花は終わっていた。
そこからは、ゆったりとした尾根歩き。
ダケカンバなどの巨木が点在する広い尾根をのんびりと歩く。
枯れ木の倒木がころがり、原始の森を思わせる。
駐車場を出て45分で最高地点奥仙重に到着。
少しあっけないのだが、これから先、裸山までがいいのだから。
これはコメツガなのかな、針葉樹の枯れた古木があった。
途中にある櫛形山の山頂。
ここも富士山が展望できるようだ。
奥仙重から15分だ。
囲いで保護されているところ以外は、下草が鹿によってきれいに食べつくされている。
そんな中、鹿が食べないバイケイソウだけが目立つ。
花の咲く樹木は少ない中、ズミが一株だけ花を咲かせていた。
裸山へむかう途中のバラボタン平。
バラとボタン? 名前が気になるところだ。
ここから少し左に折れながらゆるやかに下っていく。
コケが美しい。
枯れた巨木も点在する。
鞍部からゆっくりと登り返して裸山に近づくと前方が明るく開けてきた。
鹿よけ柵に囲まれた草地がひろがり、奥の方に紫の花が見えた。
よく見えないが望遠で写真に撮っておいた。
帰って調べてみたらアツモリソウみたいだ。
裸山の山頂近くの囲われた草地に、ようやくお目当てのアヤメを見つけた。
一面に、というわけにはいかないが、まとまって咲いているところを選んで写真におさめた。
でもこんな風に固まって咲いているのはほんの数か所だけ。
あとは広い草地の斜面に点々と咲いているだけ。
でもこうして保護を続けていればそのうちかなり復活するのではないだろうか。
山頂についてみると、なんと雲のあいだから富士山の山頂が見えていた。
ラッキー!
裸山2003m、山頂だ。
こちらからは、雲がなければ北岳が見えるらしい。
裸山をでて、なだらかな斜面をアヤメ平へと下る。
カラマツの古木があった。
アヤメ平の一角に建つ小屋。
かつては一面にアヤメが咲いていたというところ。
でもいまはほとんど見られない。
しかしよく見ると細いアヤメの葉があるのでここもそのうち復活してくれるのではないだろうか。
木道の両側に草地が広がる。
7月になれば夏の花が咲いてくれるのだろうか。
よく見ると数輪だけタカネグンナイフウロが咲いていた。
あとで調べてわかったのだが、ここにはキバナノアルモリソウが咲いていたらしい。
でも知らないと気が付きにくい色合いだ。
この木道を歩いて櫛形山の西斜面を縫って歩くトレッキングルートにはいる。
しばらく平らな原生林の中を歩き、次第に右下がりのトラバース道になる。
裸山の南西にあたるコル。
この先からモミジ沢へと200m近くくだる。
モミジ沢にはベンチがたくさん用意されている。
これからまた200m近くの登り返しになる。
われわれもここで小休止。
地図を見て想像していたより急できつい登り返しだった。
ようやくなだらかな道になったが、まだ少しづつ登っている。
休憩所の標識のあたりからようやく下りになってきた。
その広い下り斜面の先に東屋が見えてきた。
あれが北岳展望台だ。
左の頭が雲に隠れているのが北岳だ。
右奥は千頭星。真ん中右が鳳凰三山を夜叉神峠を手前に縦てにみている。
真ん中左奥はアサヨ峰。
そして頭を隠した北岳。
展望台から駐車場まではよく整備された遊歩道が続く。
道はいいのだが、大きく迂回しているので、一部ショートカットして駐車場に戻った。
午後3時を少しまわってしまった。
雲が多くて少し涼しかったが、それでも帽子は汗でぐっしょり。
さあ、温泉にいって汗を流そう。

























































