(続き)守門大岳の休憩はほんの少しで切り上げ、守門岳本体へとむかう。

一旦100mほど下って登り返しとなる。

 

歩きはじめて山頂を囲む灌木をぬけるとすぐに目の前に守門岳北面の険しい斜面が見えてきた。

手前のピークが青雲岳。2番目のピークがめざす守門岳だ。

 

下っていく鞍部の紅葉。

 

 

守門岳北東面の山襞。

朝の斜光が飛騨の陰影を浮かび上がらせている。

 

 

鞍部に下りて青雲岳を見上げると笹の緑のまじえた紅葉が美しい。

 

振り返ると大岳斜面の向こうに目立つピークがみえる。

記憶をたどってみるが名前を思い出せない。

帰ってから地図を確認して五泉市の粟ヶ岳らしいとわかった。

 

11時16分に青雲岳の山頂に到着。

草紅葉がきらきらするカヤの原に木道が敷かれている。

すぐ向こうには守門岳。

 

 

ここは休まずに守門岳へとむかう。

 

 

途中で南東の方向に目立つ双耳峰がみえた。

尾瀬の燧ケ岳に違いない。

 

守門岳の斜面はやや地味目の紅葉。

 

11時30分、目的の守門岳に到着。

360度の展望台だ。

 

すぐ東隣には浅草岳。

実はこの日、こちらにしようかとも迷っていた。

紅葉がすばらしいらしい。

 

西の遠くには頚城山塊。

もちろん越後駒ケ岳なども見える。

新潟平野の向こうには弥彦山。

でも写真は途中のものを投稿しているので省略しておく。

 

すぐ目の下には紅葉と緑の山襞。

山頂で30分すごして下山開始。

もときた道をたどって帰る。

 

守門岳出発直後にみおろした青雲岳の平らな山頂部。

 

この守門大岳の登り返しがつらかった。

 

そしてようやく登り終えて大岳山頂でほっと一息入れたら、

出発の時に道を間違えてしまった。

ここで南西へと曲がらなければならないのに

つい目の前に見えている道に踏み込み、尾根を直進してしまった。

ちょっと雰囲気が違うなと感じながら10分をほど歩くと

行き先にもう一つのピークが見えてきた。

ここで間違えたことに気が付き引き返した。

 

そんなロスもあって駐車場に戻ったのは15時15分になってしまった。

その分帰りが遅くなり、関越道の渋滞にはまってしまったが、

まあ、30分弱の差だから、どちらにしてもある程度の渋滞は避けられなかっただろう。

でも晴天のもとでの雪国の紅葉の山、とても気分のよい山旅だった。