デートじゃねーし。 | 転職★就活サポティスタが贈る 『なぜ会社は社長の器以上にはなれないのか?』

転職★就活サポティスタが贈る 『なぜ会社は社長の器以上にはなれないのか?』

都内某社人事部長が転職・就活サポティスタとして、主に転職希望者とシュウカツ中の学生に向けて発信する、転職・シュウカツにちょっとだけ役立つことがあるかもしれないブログ。


お盆明けだと言うのに、中途採用が佳境すぎな毎日です。


日々、応募者管理。

日々、面接。

日々、合否判定。

日々、フィードバック。


仕事ですから。


で、こんなにも面接が多くなってくると、

面接を連続で行わなければならず、

スケジュール管理が大変なわけです。

(実際はアシスタントにやってもらっていますけれど)


時には、13時~、14時~、15時~、と

1時間おきに面接がセットされることもあります。


いいんです。仕事ですから。



中途採用の面接のために来社される候補者は、

基本的に、どこかの企業で就業経験がある方が殆どです。

(就業経験がない方からの応募もありますが、

 基本的には書類選考の段階ではじかれてしまいます。)



ところが。


最近多いのは、無断で面接をブッチする人・・・もそうなのですが、

時間よりも20~30分も早く来社される方。

例えば、面接開始時刻として14時を案内した方が、

13時30分にはもう受付に来訪して、来社の意を伝えられるという具合。



・・・あ。この人、NGだわ。



まあ、ハッキリ言って、指定時間の20分も30分も前に来られると、

迷惑以外の何者でもないわけです。


「社会人1年目のときに、5分前行動と言われたから、

 早目のほうがいいんじゃないか」

「待っていればいいんだから、どこか待合いできる場所で、

 待たせてくれればいいのに」


こんな声が聞こえてきそうです。


実際に早く来られたときは、

当然、追い返し、 お待ちいただいています。


でも、待たせているという心理が心苦しいものなのです。


30分前に来られたときに、ちょうど手すきであれば、

ま、少し早いけど、面接するか!

となることもあります。


しかし、ある程度スケジュールに成約がある中で動いているわけで、

そうそう毎回、都合よく時間が空いているわけとは限りません。


そんなこちら側の都合も考えず、30分も前に来る人を、

仮に入社させたとしても、同じように、相手の都合を考えずに、

仕事をしてしまうんだろうなーという印象を感じてしまいます。



じゃ、5分前行動なら良いか?

と問われれば、ノーではないが、negativeです。


「社会人なら」、分かるはずです。

5分前に準備が完了していることなんて、ほぼありません。


せいぜい、5分になってから、次のスケジュールの準備をするのが

一般的な行動パターンです。



ここで「社会人なら」と書いたのがミソでして、

学生は、この流れを分かっていないので、5分前でも、10分までもOKなのです。


(筆者の経験では、必ずといっていいほど、説明会スタートの1時間前に

 来訪する学生が居ますが、学生といっても、それはさすがに早すぎです。

 過去の筆者の記録では、説明会開始の1時間40分前に来社した

 (それで本人も早く来てしまったことは十分理解してたりします)

 というのがレコードです。)


そう、学生と社会人とでは、こちらの見る目も全く違うのです。



では、いつ到着するのがベストか?


それは、指定時刻のジャストから1分遅れまでの間がベスト。

次に、指定時刻から5分前までの間。

それ以前でも、以降でも印象は悪くなるだけです。


早めに相手オフィス付近に到着し、一旦、受付の位置を外から確認し、

付近の喫茶店等で待機し(夏の暑い盛りであれば、汗を抑える意味でも)、

そして、ジャストに受付に到着するように段どる。

これが大人のスマートな来訪。



デートじゃないんだし、早く行って待っていたとしても、

相手は喜んでくれたりしません。


はー。

なんでこんなこと、分からないんだろう。

好んでNG確率を上げているとしか思えません。


不っ思議ーな毎日がこうして進んでいきます。