アスリートなら何言ってるのか当たり前のことをと怒られそうなことだが。
運動音痴のぼくにとっては新発見だった。
それはこんなことだ。
・最近はプールの水が冷たい(多分24度ほど)
・そこでまず体を温めようと上半身を水の上に出してウォーキングをしている
・上腕を鍛えるため両腕で水をかきながら進む
・はじめのうちは腕が重く水をかくと少し疲れを感じる
・ところがしばらくすると体が温まってくる
・そして腕の疲れが消えていく ← ここがポイント
つまり、体が温まると体の動きを軽く感じるようになる。
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つまり、気温がある程度高い方が体には楽なのだ。
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つまり、常夏タイは体にとっては楽な環境なのだ。
そういえばタイより20度ほど気温の低い日本に帰った昨月当初は、体のあちこちに少しだが痛みを感じていた。たとえば昔怪我をしたところや、内臓の弱っている部分などである。それでやはりあったかいタイがいいななどと漠然と考えていた次第だ。
タイは夏入り宣言したようで、今日は昨日よりもグッと水が暖かくなっていて、おもしろいことにのっけからウオーキングで水をかく腕が軽く感じられるのだ。それぐらいちょっとした気温差や水温さが人間の感覚に大きな違いとなって響いているのである。
そう考えると、こんなあったかいというか暑い国に住むタイ人と、年間で夏と冬の温暖さの激しい日本人が同じように物事を感じるのは無理だろうと想像を飛躍させたくなってくる。文明や文化の差異は気候の違いに大きく負うだろう。
ぼくの住むアパートは、半分はホテル経営をしていて外人観光客もたくさんやって来る。欧州から避暑ならぬ避寒にやってくる老人がとても多いのに驚いた。まだ水が冷たく感じるここのプールのまわりには浜辺のトドの如く日光浴だけしにやってくる老人だらけである。





















