あるクライアントが、静かに話し始めた。
「人を独り占めしたくなる気持ちがあるんです。
でも、それが苦しくて、相手も自分も縛ってしまう気がして……。」
私はうなずきながら聞いた。
その“苦しさ”の正体は、
外側の誰かに愛を求めることで、
自分の中にある愛の源を見失っていること。
依存とは、「愛=交換」になってしまう状態。
「あなたが私を満たしてくれるから、私はあなたを愛する」――
そんな揺らぎは、誰もが一度は経験する自然な通過点。
それを責める必要も、恥じる必要もありません。
けれど彼女は、気づき始めていた。
愛は誰かからもらうものではなく、
すでに自分の内に流れているということに。
「どんな関係も、どんな別れも、
どんな出会いも、全部大切なんですね……。」
そう言って涙をこぼしたその瞬間、
彼女の中で長い間閉じ込めていた“痛み”が、やわらかくほどけた。
その痛みは、誰の中にもある。
拒絶された記憶、愛されたかった思い、
「わかってもらえない」と感じた心の奥の痛点。
けれど、それに気づいたとき──
私たちは永遠に消えない“気づいている意識”を思い出す。
それは、魂がこの地球に来た理由のひとつ。
痛みを超えて、愛の音を奏でるため。
彼女は言った。
「なるようになる、って本当にそうなんですね。
あの人ともう一度つながりたいという執着も、
自然に溶けていく感じがします。」
私は静かにうなずいた。
特別な人だけが特別なのではない。
誰との出会いも、どんな日常も、
実はすべてが貴重な体験であり、
魂のリズムであり、宇宙のハーモニーなのだ。
痛みも喜びも、うまくいかないことさえも、
全部がこの交響曲の一部。
それに気づくたび、
「人生は自分を癒すための音楽だった」と思える。
セッションを終えたあと、
私の中にも静かな気づきが生まれた。
誰といても、どこにいても、
一人のときでさえも、安心していられる。
その瞬間に必要な言葉も、
ふとしたしぐさも、
すべては自然に湧き上がってくる。
それを信頼して任せていれば、
気づきも癒しも、いつのまにか起きている。
そこにあるのは、努力ではなく、
共感と受容がやわらかく響きあう場。
その静けさの中で、
人生そのものがやさしく癒されていく。
🌸
そして、もう一つ大切なこと。
よく「ありのままでいい」と言われますが、
それは“何も隠さず裸になる”という意味ではありません。
弱さを見せることや、格好をつけないこと、
仮面を脱ぐこと、重荷を下ろすこと――
それらも確かにひとつの表現ですが、
どこかに「そうしよう」とする意図が残っています。
本当の「ありのまま」とは、
安心した自己受容のこと。
飾ることも、格好よく振る舞うことも、
計算して惹きつけようとすることさえも、
否定しないでそのまま許せる状態です。
「こうあるべき」「これが本当の素顔」
という枠を超えて、
ただ“今この瞬間の自分”を受け入れている。
たとえ少し演じていても、
それが気分がいいなら、それでいいのです。
それが今のあなたにとって最適な流れ。
無理に“素のまま”を出そうとするのではなく、
どんな形であれ、自分が心地よくいられること。
そこにこそ、本当の自然体があります。
🌿
でも、もし今、
「そうは言われてもできない」と感じている人がいたら――
それでも、何も間違っていません。
たとえ今は、自分の音がかすれて聴こえなくても、大丈夫。
その沈黙の中でも、ちゃんと響いている。
無理に明るくしようとしなくていい。
癒そうとしなくてもいい。
ただ、少しだけ耳を澄ませてみる。
その静けさの奥に、かすかに聴こえる音がある。
それが、あなた自身の“愛の音”。
いま聴こえないと思っても、
それはもう、ずっとそこで鳴り続けているのです。
🌕
だから、焦らなくていい。
傷ついた音も、優しい音も、ぜんぶがあなた。
それぞれの人に、気づきのタイミングがあり、
その人だけの方法と流れがある。
出会う人も、起きる出来事も、
どれもその瞬間に必要だから訪れている。
だからこそ、信じてゆだねてみてほしい。
いまはまだ霧の中でも、
あなたの魂はちゃんと知っている。
必要なときに、必要な出会いが起こる。
必要な言葉が届く。
そしてそのすべてが、
あなたを“思い出す”ための完璧なタイミング。
だからそれを信じて、焦らないで。
宇宙の流れにゆだねてください。
🌌
そして今、世界全体で、
“思い出している”人たちが増えています。
チャネリングもテレパシーも、
もともとは誰にでも備わっていた感覚。
縄文の時代には、それが自然に行われていた。
その記憶はDNAの中にも残っており、
ただ思い出すだけで再び目覚める。
長い間それを覆っていた
抑圧や洗脳のエネルギーが少しずつほどけはじめている今、
再び“聴こえはじめている”人たちが確実に増えている。
私たちは、忘れていた音を取り戻しているのです。
ただ――
その“思い出すタイミング”もまた、
それぞれの魂が描いたシナリオの中にあります。
誰かが早めることも、合わせることもできない。
その人が必要な経験を通って、
ようやくその瞬間に至るよう設計されているのです。
それを理解できないまま、
万人に共通したメソッドを押しつけてしまう
スピリチュアル指導者やカウンセラーも少なくありません。
けれど、真の気づきとは、
他人の経験をなぞることではなく、
自分の魂が描いたリズムで思い出すこと。
それは誰にも代わることができない、
唯一無二のタイミングなのです。
🌠
すべてのホールが響きあい、
すべての魂が同じ交響曲の中で再会する――
その大きな流れの中に、
あなたも今、確かにいるのです。
🕊️
そして、必要なときには必ず導かれます。
気づきのタイミングが訪れたら、
あなたにとって最適なセッションや出会いが自然に用意されます。
どうぞ、安心して。
それもまた、宇宙の流れの中で起こること。
必要なときに、必要なセッションが自然に訪れます。
その流れを感じたときは、どうぞお気軽にお声かけくださいね。
