今、巷では「毒親」と言う言葉をよく聞きませんか?
子どもをダメにしてしまう過保護や過干渉の親、もちろん虐待をする親は典型的な毒親ですね。
自分の親を毒親と呼ぶなんて悲しいことだと思います。
でも、実際「これはひどい」と思うような暴力や言葉を、親から投げかけられて育ってきた人も大勢います。
そういう人達は、自分が子どもを持った時に、自分の親と同じように子どもに接してしまうことも多いのです。
虐待されて育った人は、自分の子どもも虐待してしまうと言われます。いわゆる負の連鎖になってしまうのですね。
「毒」がダメなら「薬」がいいの?
では、親としてどういう親がいいのでしょうか?
毒がダメなのは当然として、ではよく効く薬ならいいのでしょうか?
実はここにも落とし穴があります。
毒と薬は紙一重なのです。
毒もごく少量なら薬になることもあります。
薬も過剰に摂取すれば毒になってしまいます。
またよく効く薬は重大な副作用を引き起すこともあるのです。
その時は「よく効いた!」と喜んでいてもあとで副作用に苦しむことになります。
そこで、お勧めしたいのが「毒親」や「薬親」ではなく「サプリ親」なのです。
「サプリ親」って?
サプリは、今では多くの方が取っているのではないでしょうか?
足りないものや不足しがちなものを補うのが主な目的ですね。
サプリには、薬と違って即効性はありませんし、サプリを取る方も即効性は期待しません。
劇的に効果が出たりすると、よほど強い何かが入っているのかと逆に不安になります。
長く取り続けることによって、ジワーと効果が表れてくるのがサプリなのです。
そうなのです、サプリ親は、子どものしつけに即効性を期待しません。
無理やり親の言いなりにさせることは、副作用の強い薬を与えるようなもの。
幼少時は親の前でいい子を演じていても、成長するにつれて子どもの強い反発や、非行や犯罪に走るなどという大きな副作用をもたらすこともある、とわかるからです。
しつけはサプリ的効果を目指し、日々繰り返し同じことを根気よく言い続けることで、子どもが理解していけばいい。
ジワーと効果が表れるのを待つのです。
気がつけば、子どもがいつの間にかしっかり自立していた、というのが理想なのです。
そうすれば、子どもは親の愛情を感じながら成長し、親子の信頼関係が保たれ、いい親子関係が続くでしょう。
サプリ親になる具体的な方法は、これから順次書いていきますね。
『Cheer up English 超簡単! 英語育児を通して学ぶ日米流
子育てのコツClean up|前編』 本日公開。
http://english.cheerup.jp/article/1438