スッチーだった頃 6 | 「真面目にふざけて、ふざけて真面目に』 真面目なゆうき先生の妄想シリーズ紹介

「真面目にふざけて、ふざけて真面目に』 真面目なゆうき先生の妄想シリーズ紹介

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6.メイクで大変身

そろそろ訓練中のお話も終わりにしようかと思いますが、最後にスチュワーデスとして
大変身を遂げるメイクのお話です。

今は学生でもメイクばっちり、おしゃれですよね。 
子ども用のメイクセットがあるくらいですから。
でも、マザーユウキが学生の頃は、口紅をつけるのさえ、
ちょっとためらわれたくらいでした。 
ですから、訓練生はほとんどみんな素顔でした。

当時の日本航空では、スチュワーデスの髪型やメイクの仕方も幾通りかの
パターンがあって、その中から自分の好みのものを選ぶようになっていました。
髪型は、ロングはダメでショートがメインでしたし、メイクも派手すぎず上品にと、
たしか資生堂の美容部員が来て指導してくれました。

訓練生の中には、高卒で田舎から上京してきた子もいました。 
彼女達は、お化粧どころか口紅もつけたことがないと言っていましたねえ。 
そんな彼女たちの変身振りったらもう・・・ 

皆さんは、顔のどこを変えると垢ぬけると思いますか?
変えるといっても整形するわけではありませんよ。 
あくまでもメイクでできる範囲です。

マザーユウキ達が 「うわ~」 と驚いたのは、実は眉毛でした。
眉の手入れをしたことがないという同期の一人が、眉をカットしてもらった途端、
それはそれは見事に大人の女性に大変身しました。

化粧水や乳液やファンデーションやと、やっぱり女の子ですからね、
「あなた変わったわね」 「あなたもよ」
なんてワーワーキャーキャー言いながら、楽しんでいました。  

とにもかくにも、制服の似合う大人の女に大変身して、
さあ、あとは大空へ飛び立つばかりです。


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真ん中が教官。女子パワーに圧倒されてるみたい?