貧富の差 | キャリアシグマイズな日々

キャリアシグマイズな日々

長年勤めた会社を離れて冒険中!
新しい世界や大事な人たちとの出会い、そして辞めなければ
気づかなかったであろう感情などを経験しています。
ちょっとハラハラドキドキ、ちょっと反省、でも楽しんで暮らしてま~す。
「足跡の和」がキャリアシグマイズです。

同じダンスの先生でも貧富の差がある。
私が大好きな先生はホストかってくらい気配り目配りが効いて、同僚や近所の人、もちろんお客さんなど大勢の男女からも好かれてる。
1対1のレッスン受けてるんだからよそ見しないでってほんのちょっと思った直後に私に関心が戻ってくる。これだけ同時にたくさんの特に女子に気を持たせ続けるってスゴイ。マメなんてものじゃない。

ピアノバーで2人でいる時間があったので、キューバ人を、彼をもっと知ってみたくて質問してみたけどなかなかコミュニケーションが難しい。

でも、話を聞くと両親はもういなくて、おじさんと兄と弟と暮らしているそう。バーからの帰り道も靴をビーサンに履き替えて大切そうにカバンにしまってた。確かに音楽を流す時も、パソコン持ってる人、タブレット持ってる人、色々いるけど彼はMP3のようなプレーヤー。

この国から出たことないっていうから、行けることになったら行きたい国は?って聞いてみたけど、彼の頭の中には“If”って英単語がないのか思考がないのか「知らないし分からない」って返答。

夢や希望に頼らず今を生きる。
テレビをつければBBCが「美容シャンプーたったの20ユーロ」なんてCMを流している。彼らにしてみたら、1か月分の収入でも買えない価格。
周囲を見れば理不尽なことだらけなのに、絶望せずに仕事をして生きている。

モヒートが出されたら、ミントの葉を潰して最適な状態にして手渡してくれる
スマホをポケットに入れて踊ってたら、自分のポケットにしまって踊ってくれる
飲み物頼んで釣銭が返ってくると、金額があってるか確認してくれる
タクシーを捕まえて乗せてくれる
突然の雨、傘がなく雨が止むまでスタジオで待ってたら「止んだよ」って教えてくれる

ま~、おもてなし精神の高い人で、嬉しいやら悲しいやら複雑な気持ちになりました。

救われたのはキューバの人たちの人懐っこさ。
ダンボールの切れ端一枚で、お腹を抱えて笑いあってる様子を見て、こっちまで子供のように笑える。

あとは、女性のダンスの先生が見せてくれた入れ墨。「なんて書いてあると思う?」って言われて、だけど読めない~。

なんと答えは芸者でした。
「ほぇ~、中国語の漢字かなぁ」なんて言いながら、でも何故に芸者?と心の中で突っ込みつつ笑いあったりして。

悲しみに近い複雑な感情を癒してくれるのも、また彼ら。

ダンスのレッスンを通して、通りいっぺんの観光ではなく、もう一歩踏み込んだコミュニケーションができた気がします。
あとは言葉、スペイン語勉強しようと思います。

        

帰国後の気づき

観光地の要塞の入り口でふと値段表が目に入った。
現地の人6cup、観光客6cucと書かれている。
外国人が使用する通貨1cuc=現地の人の通貨25cup
ということは、25倍の格差があるということ。
かつて日本も1ドル360円の時代があった。でも差の大きさが全然違う。
国民性も違う。

大好きになったこの国の人たちの幸せってどこにあるんだろう。
私にとっては幸せを感じる国だけど、もしここで生まれていたらそうは思えなかったはず。
旧市街にあった願い事がかなう木の周りを3回まわって願ったことは「またここに来る」、それをガイドさんに話したら目を丸くして言葉を失っていた。

キューバに行く前までは、こちらから物を持っていかないと不便な国との印象。
帰ってきて思うのは、キューバにあるものが他のどの国にもないという現実。
キューバ旅行が終わりに近づくにつれ、湧き上がってくる気持ちは「キューバに帰りたい」という不思議な感覚。なんだろう「帰りたい」って。
必ずまたキューバの人たちに会いに行きたい、行ってそのときそこにあるものを体験して感じたい。